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石垣島 川平湾の海

石垣島・川平湾 写真: 663highland/CC BY 2.5(Wikimedia Commons)

モデルプラン公開 更新日

沖縄離島めぐり3泊4日攻略ガイド⁠|石垣島・竹富島・西表島

書いた人みるとべ編集

目次9項目
  1. 旅程表
  2. DAY 1 島に着いた日は川平湾ひとつに絞る
  3. DAY 2 西表島は上原ではなく大原へ渡る
  4. DAY 3 竹富島は片道10分、荷物を置いて渡る
  5. DAY 4 最終日はアーケード街と空港だけに使う
  6. 旅程の変更案
  7. 玉取崎展望台と御神崎を外した理由
  8. 宿泊エリアの選び方
  9. この旅行でかかる費用
2人分の現地費用(航空券と宿泊費を除く)38,720円内訳と確認日は末尾の費用表

レンタカーを借りずに石垣島へ3泊し、西表島と竹富島へは日帰りで渡る4日間です。宿を石垣市街の1か所に固定するので荷物を動かさずに済み、船とバスの時刻だけ合わせれば成立します。2人分の交通費と入場料を積むと38,720円、1人あたり19,360円でした。

旅程表

午前午後夜
DAY 1石垣空港着・バスで市街へ川平湾でグラスボート市街に戻って夕食
DAY 2高速船で西表島・大原港へ仲間川クルーズ → 由布島石垣へ戻る最終便
DAY 3竹富島へ渡って水牛車コンドイ浜・カイジ浜石垣へ戻って八重山そば
DAY 4ユーグレナモールで買い物バスで空港・出発—

DAY 1島に着いた日は川平湾ひとつに絞る

動線の意図: 石垣空港から市街までバスで35分、市街から川平湾までさらに43分かかる。初日に2か所以上を詰めると、そのどちらも移動時間に食われる。到着日は川平湾だけに寄って、あとは荷物を置く時間に使う。

午前 — 空港のバス停で、まず往復券を買う

石垣空港から石垣港離島ターミナルへは東運輸(東バス)の系統4「平得・大浜・白保経由空港線」で35分、片道550円です。降り場の窓口と空港線の車内では往復乗車券が大人1,000円で売られていて、片道ずつ買うより100円安い。小人は500円です。アートホテルとANAインターコンチネンタルを経由する系統10もあり、そちらは40分かかります。市街のホテルが経由地にあるなら、荷物を先に置けるぶん系統10が速いこともある。

3日以上バスを使うなら、みちくさフリーパスという3日間の乗り放題券があります。大人2,000円・小人1,000円で全路線が対象。この行程では空港往復1,000円と川平往復の1日フリーパス1,000円で足りるので同額になりますが、島の北側や東側へ足を伸ばす日を足すなら、みちくさのほうが先に元を取ります。どちらもバスターミナル窓口と全路線の車内で買える。

先に知っておく必要があるのは支払い方法のほうです。東バスの運賃は現金か、タッチ決済に対応したクレジットカードしか使えません。SuicaもICOCAもPASMOも、Edyも WAONも対象外です。しかも運賃箱は釣り銭が出ないので、千円札しか持っていないと車内の両替機を使うことになります。到着ロビーを出る前に小銭を作っておくと、この4日間ずっと楽になる。全国で使えるはずの交通系ICが通じない地域の代表例で、どこで効いてどこで効かないかはSuica・ICOCA・PASMOの使い分けにまとめてあります。

午後 — 川平湾までの3つの行き方を比べる

川平湾は石垣島の北西にあり、市街からは島を横断する形になります。バスターミナルから系統9「川平リゾート線」で川平公園前まで43分・770円。往復すると1,540円かかるので、1日フリーパス1,000円のほうが540円安くなります。このパスは購入した時刻から24時間有効で、バスターミナル窓口だけでなく全路線の車内でも買える。

経路所要2人分向く人
1日フリーパス+系統9片道43分2,000 円この行程の既定。夕方に市街へ戻る便まで含めて乗り放題
系統11で空港から直行空港発12:15と15:00の2便のみ運賃のみ昼過ぎに着く便で、荷物を預けずに先に川平へ回りたい人
レンタカー片道約40分1日6,000〜9,000円+燃料玉取崎展望台や御神崎まで足を伸ばす人。3人以上なら逆転する

2人ならバスのほうが安く、3人以上ならレンタカーが逆転します。ただし系統9は1時間に1本前後で、乗り遅れると次まで待つことになる。川平公園前のバス停で帰りの時刻を写真に撮ってから、湾のほうへ降りていくのが安全です。

川平湾の浅瀬に浮かぶグラスボートと背後の於茂登岳
川平湾。遊泳禁止のかわりに、グラスボートが湾の内側を回る。 出典: Wikimedia Commons(663highland / CC BY 2.5)
川平湾(川平マリンサービスのグラスボート)乗船30分・滞在1〜2時間

見どころ: 川平湾は潮の流れが速く遊泳が禁止されているので、海の中を見る手段がグラスボートに限られます。川平マリンサービスの遊覧は大人2,300円、4〜11歳の小人1,200円で、乗船時間は約30分。始発は9:00で、以降15分おきに出て最終は17:00発です。3歳以下は座席を取らなければ大人1名につき1名無料。

実用tip: 予約は必須ではなく、桟橋に行けばその場で次の便に乗れます。ただし台風や海況で運航を見合わせる日があるので、雨よりも風の予報を見ておく。湾を見下ろす展望台は無料で、船に乗らなくてもあの色は見られます。船代を惜しむなら展望台だけでも成立する場所です。

料金
大人2,300円/小人(4〜11歳)1,200円
運航
9:00始発・15分間隔・17:00最終
予約
不要(公式サイトで事前決済も可)
休み
年中無休(海況により運休)

夜 — 市街へ戻って、翌朝の船の時刻を決める

石垣市街に戻ったら、ユーグレナ石垣港離島ターミナルの窓口で翌日の高速船を確かめておきます。安栄観光と八重山観光フェリーの2社が同じターミナルから出ていて、行き先ごとに便数が違う。西表島の大原港行きは朝の便を押さえないと、仲間川クルーズの10:00発に間に合いません。

夕食は市街の食堂で八重山そばを1杯。ストレート麺に豚骨と鰹の出汁、細切りの豚肉と八重山かまぼこが乗ります。卓上のピパーチ(島こしょう)を振って味を変えるのが地元の食べ方で、最初から全部かけると戻せません。石垣牛の焼肉店は同じ市街に集まっていますが、初日に入れると翌日以降の予算が動くので、4日目の夜に回すほうが計算しやすい。

DAY 2西表島は上原ではなく大原へ渡る

動線の意図: 西表島には大原港と上原港の2つの入口がある。上原航路は外洋を通るため北風で欠航しやすく、代わりに大原港経由の連絡バスへ振り替えられる。日帰りで予定を崩したくない日は、最初から大原に降りて島の東側だけで完結させる。

午前 — 大原航路は往復で買うと400円安い

石垣港から西表島大原港までは、安栄観光の高速船で片道2,520円、往復4,880円。片道ずつ2回買うと5,040円になるので、往復で買えば160円安くなります。上原港行きは片道3,290円・往復6,370円で、大原より1,490円高い。所要はどちらの港もおよそ45分です。

運賃表には燃料油価格変動調整金が含まれていて、燃料価格の変動で改定されます。表示額がそのまま固定ではないので、旅行の直前にもう一度見ておく。未就学児は大人1名につき1名まで、膝の上に乗せれば無賃です。座席を用意してもらうと小人料金がかかります。

障がい者手帳を持っている人は各航路の片道が約50%引きになります。大原航路なら片道1,720円・往復3,440円、竹富航路なら片道670円・往復1,340円。第一種の手帳なら介護人1名まで同じ割引が使えます。燃料調整金の部分だけは割引の対象外で、会計のときに手帳かミライロIDを見せる形です。

この差額1,490円は、上原側にある浦内川やピナイサーラの滝へ行くなら払う価値があります。ただし冬場の北風が強い日は上原航路が止まり、その日は大原港に着いてから島内のバスで北上することになる。片道1時間以上を余計に使うので、日帰りの行程では回収できません。だからこの4日間では大原に固定します。

仲間川マングローブクルーズ(西表島交通)50〜60分

見どころ: 大原港から仲間川をさかのぼる遊覧船で、日本最大のマングローブ林の中を進みます。料金は大人3,000円・子供1,500円。出港は10:00、11:25、15:00の1日3便で、乗り場は大原港の「ショップじゅごん」前。上流のサキシマスオウノキまで行く80〜90分のコース(大人4,500円)もありますが、木道の破損で当面のあいだ催行を止めています。

実用tip: 2026年10月1日から大人3,500円・子供1,750円に上がります。9月中に行く人と10月以降に行く人で、2人分の総額が1,000円ずれる。チケットは予約不要で、大原港ターミナルから徒歩30秒の販売所で買えます。10:00発に乗るなら、石垣港を朝いちばんの便で出るのが条件になる。

料金
大人3,000円/子供1,500円(2026-10-01から3,500円/1,750円)
出港
10:00・11:25・15:00
乗り場
大原港 ショップじゅごん前
予約
不要

午後 — 由布島は入園料の中に水牛車が入っている

仲間川から戻ったら、島の東海岸を北へ進んで由布島へ。西表島と由布島のあいだは水深の浅い海で、そこを水牛車が渡ります。渡るのに15分ほど、車体は屋根つきで、引き手が三線を弾きながら進む。

西表島から由布島へ浅瀬を渡る水牛車の列
由布島へ渡る水牛車。潮位が高いと出発が遅れる。 出典: Wikimedia Commons(KQuhen / CC BY-SA 4.0)
由布島(亜熱帯植物楽園)往復の渡しを含めて1時間30分〜2時間

見どころ: 島そのものが植物園になっていて、入園料に水牛車の往復が含まれます。大人(中学生以上)2,000円、小学生1,000円、小学生未満は無料。営業は9:15から16:30で、入園の締切は15:45です。ブーゲンビリアとハイビスカスが年中咲いていて、蝶園と水牛の池を一周すると1時間ほど。

実用tip: チケットは西表島側の「旅人の駅」で売っていて、水牛車に乗る10分前までに買う必要があります。潮位が高い時間帯は開園そのものが遅れることがあるので、締切の15:45ぎりぎりを狙わない。往路の水牛車に乗ってしまえば復路の時刻は自分で選べます。

入園料
大人2,000円/小学生1,000円(水牛車の往復込み)
営業
9:15〜16:30(入園締切15:45)
チケット
西表島側「旅人の駅」・乗車10分前まで
注意
潮位により開園が遅れる場合あり

夜 — 最終便を1本前に前倒しする

大原港から石垣港へ戻る便は夕方に集中します。この日いちばん危ないのは、由布島の滞在を延ばして最終便に賭けることです。船が欠航すれば西表島で1泊するしかなく、宿も食事も予定外の出費になる。最終の1本前で切り上げると決めておけば、水牛車の復路が1本遅れても余裕が残ります。

石垣に戻る頃には、船とバスと水牛車で1日が終わっている。西表島は観光施設を巡る島ではなく、川と海と森のあいだを移動している時間そのものが中身です。1日で2つ回れたのは大原港の周辺に固めたからで、上原側まで欲張ると3か所目が必ず削れます。西表島の面積は289平方キロで、石垣島の222平方キロより3割ほど広い。それでいて道路は島の東側から北側へ海沿いを回る1本しかなく、南西部の船浮などは陸路で繋がっていません。地図で近く見える2点が、実際には島を半周する距離になることがあります。

DAY 3竹富島は片道10分、荷物を置いて渡る

動線の意図: 竹富島は石垣港から10〜15分で、日帰りの負担がいちばん軽い。島内は徒歩と自転車で回りきれる広さなので、午前に水牛車で集落を見てから、午後を浜で使う順にする。逆にすると、日差しの強い時間に集落の白砂道を歩くことになる。

午前 — 水牛車は繁忙期に600円上がる

石垣港から竹富港までは安栄観光で片道970円、往復1,880円。小人は片道510円・往復990円です。所要10〜15分で、1日の便数がいちばん多い航路なので、朝の時刻にそれほど神経を使わずに済みます。

竹富島の赤瓦屋根とサンゴの石垣が続く集落
竹富島の集落。白砂の道とサンゴの石垣、赤瓦の屋根が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。 出典: Wikimedia Commons(Minamie / CC BY 2.0)
竹富観光センターの水牛車観光乗車20〜30分

見どころ: 白砂の道を水牛車で進みながら、引き手が三線と民謡で集落を案内します。料金は通常期が大人(中学生以上)3,300円・小人(小学生)2,200円。年末年始とゴールデンウィーク、7月・8月・3月は繁忙期料金で大人3,900円・小人2,900円に上がります。この価格は2025年4月1日の改定後のもので、始発9:00、最終出発15:30です。

実用tip: 電話での直接予約は受け付けておらず、旅行会社やツアー会社の商品を買うか、当日窓口に並ぶかの二択です。しかも事前予約の客が優先されるため、混雑する日は当日受付で待ちが出ます。繁忙期の3月・7月・8月に行くなら、乗船券と水牛車をセットにしたツアー商品のほうが待ち時間で得をする。

通常期
大人3,300円/小人2,200円
繁忙期
年末年始・GW・3月・7月・8月は大人3,900円/小人2,900円
運行
9:00始発・15:30最終出発
予約
電話直接は不可・ツアー商品か当日受付

午後 — コンドイ浜とカイジ浜は性格が逆

集落の西にコンドイ浜、その南にカイジ浜があります。歩いて10分ほどしか離れていないのに、できることが正反対です。コンドイ浜は遠浅で波がほとんど立たず、干潮になると沖に砂の道が現れる。ここは泳げます。カイジ浜は星の形をした有孔虫の殻、いわゆる星砂が打ち上がる浜ですが、潮流が速く遊泳は禁止されています。

星砂は持ち帰りが禁止されています。浜の砂ごと持ち出す行為は竹富島の景観保全の取り決めに反するもので、集落では持ち出さないよう掲示が出ている。指先で探して、見つけたらその場に戻すところまでが一連の流れだと考えておくほうがいい。

島内の移動は徒歩かレンタサイクルです。集落から浜までは平坦で、自転車なら5分。港と集落のあいだは巡回バスも走っていますが、水牛車の受付や自転車屋の送迎で足りることが多い。静かな宿に籠もる旅と違って、この島は歩いている時間のほうが長くなります。

夜 — 現金をいくら残すかを決める

竹富島と西表島の小さな売店や食堂には、カードも電子マネーも通らない店があります。3日目の夜の時点で、翌日の買い物と昼食のぶんを現金で確保しておく。石垣市街にはコンビニもATMもありますが、島に渡ってから「使えない」と気づくと選択肢がありません。

DAY 4最終日はアーケード街と空港だけに使う

動線の意図: 空港までバスで35分かかるので、最終日にもう1島は入らない。離島ターミナルから徒歩圏のユーグレナモールで買い物を済ませ、そのまま同じバス停から空港へ向かう一本道にする。

午前 — 買うものを先に決めてから入る

ユーグレナモールは石垣市街の中心にあるアーケード商店街で、離島ターミナルから歩いて数分です。ちんすこう、泡盛、紅芋の菓子、八重山みんさー織、石垣島ラー油といった品がひととおり揃います。

泡盛を買うなら度数を見てください。国内線ではアルコール24%以下に制限がなく、24%を超えて70%以下のものは1人5リットルまで、70%を超えると持ち込みも預け入れもできません。泡盛は25〜30度が主流なので5リットル枠に入りますが、古酒には43度や60度のものがあり、43度なら5リットル枠、60度でも同じ枠に収まる。問題になるのは70度を超える一部の銘柄だけです。ラー油と一緒に瓶を何本も買うと重量のほうが先に効いてくるので、機内持ち込みの枠をどう使うかは7kg制限の詰め方のほうで整理しています。

八重山そばの乾麺とピパーチは、現地で食べて気に入ったものを買うほうが外れません。ピパーチは島こしょうの粉で、内地の胡椒とは香りが別物です。市街の公設市場と同じ通りに専門店が並んでいるので、モールを一周してから決めても時間は足ります。

午後 — 空港行きのバスは1時間前の便に乗る

離島ターミナルから空港へは、往路で買った往復乗車券の復路を使います。系統4で35分、系統10のアートホテル・ANAインターコンチネンタル経由だと40分。渋滞はほとんどありませんが、便数が1時間に1〜2本なので、出発時刻の2時間前に乗れる便を選んでおくと安全です。

旅程の変更案

雨の日の組み替え

八重山の雨は短時間で通り過ぎることが多く、1日中降り続ける日は多くありません。それでも川平湾は雨だと成立しない場所です。グラスボートの窓から見る海は光が入ってこそ色が出るので、曇天だと灰色の底が見えるだけになる。初日が雨の予報なら、川平湾を3日目の午後に後ろへずらし、その日は市街の八重山博物館と公設市場に振り替えます。仲間川クルーズと水牛車は屋根があるので、雨でも中身が変わりません。

船が欠航したら

冬場の北風と台風シーズンは、上原航路から順に止まります。大原航路と竹富航路は比較的強いものの、波高によっては全便が欠航する日もある。安栄観光と八重山観光フェリーはどちらも当日の運航状況をサイトで出しているので、朝食の前に見る習慣をつけてください。西表島が欠航なら、その日を竹富島に入れ替えて翌日に西表島を回す。竹富島まで止まる日は島を出るのをあきらめて、市街と川平湾に予定を寄せます。往復乗船券は当日限りではないので、片道ずつ使い切れないときは窓口で扱いを確認しておく。

疲れた時の妥協案

3日続けて船に乗ると、2日目の夜には潮風と日差しで動けなくなることがあります。削るなら3日目の午後です。竹富島の水牛車だけ乗って昼の便で石垣に戻り、午後を市街で過ごす。これで2人分6,600円の水牛車は残しつつ、浜までの往復と日差しの2時間を省けます。逆に、体力に余裕があるなら3日目の午後を小浜島や黒島に振ることもできますが、小浜の往復は2人で3,340円、黒島は3,590円かかるので、総額の前提が変わります。

4日を3日に縮めるなら島間航路を使う

日程が3日しか取れない場合は、西表島と竹富島を同じ日に繋げる手があります。安栄観光は大原港から竹富島へ直接渡る島間航路を持っていて、西表大原発14:00の1便、所要40〜50分、片道大人2,320円です。午前に仲間川クルーズを済ませて14:00の便に乗れば、その日の夕方を竹富島に充てられる。

ただしこの組み方では由布島が落ちます。由布島の入園締切は15:45で、大原港14:00発に間に合わせるには午前中に往復を終えていなければならない。仲間川クルーズの10:00発と由布島の両方を午前に詰めるのは無理があります。3日で回るなら、西表島は仲間川クルーズだけにして由布島を諦めるか、竹富島の水牛車を諦めて浜だけにするか、どちらかを先に決めてください。

玉取崎展望台と御神崎を外した理由

石垣島の記事でほぼ必ず出てくる玉取崎展望台と御神崎を、この4日間には入れていません。どちらも島の端にあり、路線バスの便数が少ないからです。玉取崎は島の北東、御神崎は西の突端で、川平湾からさらに30分ほど走ることになる。レンタカーがあれば1日で両方回れますが、バスだと片方で半日が消えます。

外したぶんの時間を、西表島と竹富島の滞在に寄せました。石垣島は離島へ渡る拠点として使い、島内の景勝地は川平湾の1か所だけにする。3人以上で行くならレンタカーの1日6,000〜9,000円が1人あたり2,000〜3,000円まで下がるので、そのときは展望台を足す判断になります。人数で結論が変わる部分なので、バス前提の行程としてここに書いておきます。

宿泊エリアの選び方

この行程では3泊とも石垣市街に泊まります。毎朝ユーグレナ石垣港離島ターミナルから船に乗るので、荷物を動かさずに済むことが条件になる。逆に言えば、リゾートホテルに泊まる旅とは両立しません。

離島ターミナル周辺(この行程の既定)港まで徒歩5分。朝の船に遅れない。食堂とコンビニが同じ範囲にある。徒歩5分圏
美崎町・ユーグレナモール側夜の食事と土産の買い出しを同じ日にまとめたい。港までも徒歩10分。徒歩10分圏
真栄里・フサキ側のリゾート海の見える部屋を優先する場合。港までバスかタクシーが要るので、毎朝の余裕を30分多く取る。バス15〜25分

市街の宿とリゾートで迷うなら、船に乗る日数で決めるのが早い。3泊のうち2日を離島に使うこの行程では、港からの距離がそのまま毎朝の起床時刻になります。リゾート側に泊まって離島は1日だけにする組み方もあり、その場合は西表島を落として竹富島だけにすると往復の時間が半分になる。

予約の時期も効きます。石垣島の宿は3月から8月の繁忙期に埋まりやすく、竹富島の水牛車が繁忙期料金になる月とほぼ重なる。同じ日程でも月をひと月ずらすだけで、宿と水牛車の両方で価格が動きます。

この旅行でかかる費用

2人・3泊4日で、航空券と宿泊費と食事代を除いた実費です。石垣島までの航空券は出発地で桁が変わるため総額から外しています。宿泊費も市街のビジネスホテルからリゾートまで幅が大きく、同じ行程でも比較になりません。ここに並べるのは、この行程を成立させるために必ず払う交通費と入場料だけです。

支払い単位支払先2人分備考
空港⇔離島ターミナル 往復乗車券 ×2東運輸2,000 円大人1,000円。片道550円×2より100円安い
1日フリーパス ×2(DAY 1の川平往復)東運輸2,000 円大人1,000円・購入時刻から24時間有効
川平湾グラスボート ×2川平マリンサービス4,600 円大人2,300円・乗船30分
石垣⇔西表島大原 往復乗船券 ×2安栄観光9,760 円往復4,880円。上原港なら6,370円で1,490円高い
仲間川マングローブクルーズ ×2西表島交通6,000 円大人3,000円。2026年10月1日から3,500円
由布島 入園料(水牛車込み) ×2由布島4,000 円大人2,000円・水牛車の往復が含まれる
石垣⇔竹富 往復乗船券 ×2安栄観光3,760 円往復1,880円・所要10〜15分
竹富島 水牛車観光 ×2(通常期)竹富観光センター6,600 円大人3,300円。繁忙期は3,900円で2人1,200円増
合計(航空券・宿泊費・食事を除く)—38,720 円1人あたり19,360円

上表の料金はすべて 確認日 2026-09-20 時点の各事業者の公式表示。東運輸の運賃は令和7年4月1日改定後、竹富観光センターの水牛車は2025年4月1日改定後の額。レンタカー代と食事代、宿泊費は含んでいない。

総額の6割は船代です。西表島往復9,760円と竹富島往復3,760円で13,520円、ここに仲間川クルーズと由布島と竹富島の水牛車を足すと30,120円になり、全体の78%が離島に渡るための支出になります。石垣島の中で使っているのは、バス4,000円とグラスボート4,600円だけ。つまりこの旅の費用構造は「石垣島で遊ぶ費用」ではなく「離島へ渡る費用」です。

ここから削るなら効果が大きい順に3つあります。竹富島の水牛車を外すと6,600円、仲間川クルーズを外すと6,000円、川平湾のグラスボートを展望台だけにすると4,600円。3つとも落とせば総額は21,520円まで下がり、1人10,760円になります。ただし水牛車もクルーズも、この3島で他に代わりのない体験なので、削ると4日間の中身がほぼ移動だけになる。削るなら日数のほうを3日に縮めて、西表島か竹富島のどちらかに絞るほうが満足度が残ります。

時間の収支も見ておきます。4日間のうち、船に乗っている時間は西表島の往復で90分、竹富島の往復で25分。バスは空港往復で75分、川平往復で86分。合わせて4時間36分が移動そのものです。これに港とバス停での待ち時間が加わるので、実際に動いている時間は1日あたり1時間半前後。3島を4日で回る行程としては、詰まってはいません。

逆に、この行程が向かないのは3つの場合です。1つは泳ぐことが目的の人。川平湾もカイジ浜も遊泳禁止で、泳げるのはコンドイ浜だけになります。2つめは西表島の滝やトレッキングを目的にする人で、それは上原港側の話なので日帰りでは足りません。3つめは到着時刻を確定させたい人。船は当日の海況で止まるので、予定どおりに動く保証がない。行程の自由度を保ちたいなら、島を移動しない道東の3泊4日のような、陸路で完結する組み方のほうが読みやすくなります。

臨時便と季節ダイヤは含めていません。安栄観光と八重山観光フェリーはどちらも季節で便数を変えるので、実際の出発時刻は旅行月の時刻表で取り直してください。航空券をいつ買うと安くなるかは航空券セールの開催実績にまとめてあります。

石垣へ飛ぶ運賃では、ソラシドエアが2026年9月に出したセール「ソラシドスペシャル」で、那覇発の石垣行きと福岡行きが片道5,390円からに設定されました。販売は9月30日まで、搭乗は10月13日〜2027年1月31日で、運賃とは別に諸費用がかかります。

出典: 安栄観光 時刻表・運賃表/東運輸 路線バス案内・各種乗車券のご案内/川平マリンサービス 公式サイト/西表島交通 仲間川マングローブクルーズ/由布島 公式サイト/竹富観光センター 新料金のお知らせ/写真: Wikimedia Commons / 確認日 2026-09-20

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