LCC機内持ち込み7kgの収め方|4社のサイズ規定と超過時の料金
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目次6項目
ジェットスター・ジャパン、Peach、ZIPAIR、スプリング・ジャパンの機内持込は、いずれも身の回り品を含めて合計7kgまで、個数は2個までです。大手のように「身の回り品は別枠」にはなりません。保安検査を抜けたあとの免税店で買ったものも、この7kgの内側で数えられます。搭乗口で超過が見つかると、ジェットスターの国内線で5,500円、スプリング・ジャパンの20kg枠で7,000円を払って預けることになります。

まず確認: 自分の便の枠はどれか
- 搭乗するのがジェットスター・ジャパン(GK)・Peach・ZIPAIR・スプリング・ジャパンのいずれか
- 手持ちのバッグが、その会社のサイズ規定に収まっている
- 身の回り品を含めて2個以内に収まっている
- バッグ本体の自重を量ったうえで、中身の残り枠を出してある
- 免税店での買い物ぶんを7kgの内側に織り込んである
4つ目でつまずく人が多い。7kgは中身の重さではなく合計です。本体3kgのハードキャリーを選ぶと、詰められるのは4kgです。持込を前提にするなら、バッグの自重が1kg台のものを選ぶところから逆算が始まります。
7kgに収めるまでの5工程
STEP 5 の期限が落とし穴です。ZIPAIR の持込追加料金は成田〜ソウルが片道1名2,000円、成田〜台北・バンコク・シンガポール・クアラルンプールが3,000円、成田〜ホノルルが4,000円、北米各都市が5,000円。前日に荷造りを終えてから気づいても、もう払えません。
ジェットスターの「プラス7kg」と Mini 運賃は、増えるのが重さだけで個数とサイズの制限は変わりません。14kgを2個に分けて詰め直す作業は結局必要になります。
4社の枠と、大手との違い
数字が揃っているのは重さだけで、サイズの決め方はばらばらです。ジェットスターには3辺合計の規定が無く、Peach には各辺の上限が公表されていない。スプリング・ジャパンだけが両方をかけてきます。3辺合計115cmに収まっていても、奥行が24cmある鞄はスプリング・ジャパンでは規定外です。
ZIPAIR は2個それぞれに別のサイズ枠を与えている点で異質です。1個目が55×40×25cm、2個目が35×45×25cm。2個目のほうが縦に長く横に短いので、リュックを2つ持つ構成には向きません。
引っかかりやすいポイント
免税品は7kgの内側。買ってから量っても遅い
Peach は持込の規定に「保安検査場通過後の免税店等で購入したものを含む」と書いています。スプリング・ジャパンも、搭乗手続きのあとに購入した商品が許容量に含まれるとしています。保安検査を抜けたら計量は終わり、という理解でいると、搭乗口で引っかかります。
枠の外にあるものも決まっています。ジェットスターは「補助器具は機内持込手荷物許容量には含まれず、別に計量されます」と明記。スプリング・ジャパンはノートPCとタブレットを7kgの枠外としています(数量の制限はあります)。
逆に、コートや上着を重量から除外する規定は、ジェットスター・Peach・スプリング・ジャパンのいずれの公式にも見当たりません。ソラシドエアが「コート類1着」「傘1本」を含めないと書いているのとは対照的です。着込めば軽くなるのは身につけたぶんだけで、ポケットに小物を移す方法に規定上の根拠はありません。私は、この手を前提に7kgぎりぎりで組むのは勧めません。
搭乗口で払うと、事前にウェブで買う額の2倍を超える
スプリング・ジャパンの国内線20kg枠は、公式サイトで3,000円、空港カウンターで6,000円、搭乗口で7,000円(2026年12月20日までの搭乗分)。事前の2.3倍です。ジェットスターの国内線は空港カウンター15kgまでが4,600円、搭乗ゲートが5,500円で、15kgを超えると1kgごとに1,000円が乗ります。国際線はカウンター6,500円、ゲート8,500円、超過1kgごと2,000円。
測られるかどうかは運任せではありません。Peach は「手荷物のサイズ・個数・重さを係員が実測にて確認することがある」と注意書きに書いています。ZIPAIR は各空港に荷物はかりを設置していて(一部空港を除く)、事前に量れなかった人が使えるようにしています。
一方で、こちらに非がない超過には支払いが生じません。ジェットスターの運送約款第11.2項は、航空会社側が機内持込の許容量ぶんを収納しきれず貨物室に回す場合、旅客に追加の支払いを求めないと定めています。満席の便で頭上ロッカーが埋まって預けることになったら、そこは無料です。
モバイルバッテリーは2026年4月24日から2個まで。機内では充電できない
国土交通省が令和8年4月14日に公表した新ルールが、同年4月24日から動いています。ICAO の国際基準が3月27日に緊急改訂・即日適用されたことを受けた改正です。追加されたのは3点。機内に持ち込めるのは160Wh以下を2個まで、機内でモバイルバッテリーへ充電しないこと、モバイルバッテリーから他の電子機器へ充電しないこと。
従来からのルールも残ります。預入手荷物に入れることは禁止で、必ず機内に持ち込む。ワット時定格量は160Whまで。端子に絶縁テープを貼るなどして個々に保護する。座席上の収納棚に収納せず、座席ポケットなど手元に保管する。
デジタルカメラの予備電池のような、機器から外した電池の個数も決まっています。100Wh以下なら個数制限なし。100Wh超160Wh以下の予備電池は、モバイルバッテリーを100Wh以下で2個持つなら2個まで、100Wh超を2個持つなら持込不可、1個ずつなら1個までです。
7kgを超えたまま空港に着いた場合どうなるか
4社とも、搭乗口で超過が判明したら受託手荷物として預けることになります。個数ぶんではなく1個ごとに料金がかかり、支払う場所が遅いほど高い。ここまでは各社共通です。
金額の建て方は分かれます。Peach の国内線1個目はウェブ2,000円に対して空港カウンターが3,100円。ZIPAIR は1個目から有料で、成田〜ソウル4,000円、成田〜台北6,000円、成田〜ホノルル7,500円、北米各都市11,000円。しかもコンタクトセンターか空港カウンターで払うと事務手数料1,000円が別に乗り、空港カウンターは現金が使えません。クレジット・デビット・プリペイドカードか UnionPay の QR だけです。
受託を足した総額で見ると、LCC の運賃が大手を上回る区間が出てきます。持込だけで往復するつもりが預けることになれば、比較の前提が変わる。運賃だけを並べた比較は、そこでもう使えません。
運賃タイプの選び方で持込枠が変わる会社もあるので、予約の段階で決まる部分はLCC の運賃タイプと手数料の比べ方にまとめてあります。電池まわりの細かい条件はモバイルバッテリーの容量と機内持込のほうが詳しい。
よく届く問い: お土産、着込み、ノートPC
現地で買ったお土産も7kgに入りますか
入ります。Peach は免税店等で購入したものを含むと明記し、スプリング・ジャパンも搭乗手続き後に購入した商品が許容量に含まれるとしています。重くなりそうなら、帰路だけ受託手荷物を買い足すか、宅配で送るかの二択です。受託を買うならウェブで先に買うほうが安く、スプリング・ジャパンの国内線20kgなら公式サイト3,000円に対して空港カウンター6,000円になります。
重い服を着込めば手荷物は軽くなりますか
身につけているぶんは量られないので、その意味では軽くなります。ただし、コートや上着を重量から除外するという規定は、ジェットスター・Peach・スプリング・ジャパンのいずれの公式にもありません。ソラシドエアには「コート類1着」「傘1本」を含めないという明文があるので、対応は会社によって違うということになります。ポケットに小物を移す方法も、規定上の根拠は見当たりません。
ノートPCは7kgに含まれますか
スプリング・ジャパンは、ノートPCとタブレットを7kgの枠外としています(数量の制限はあります)。ジェットスターと Peach の公式にはこれに相当する記載が見つからないので、含まれる前提で量るほうが安全です。13インチのノートPCと電源アダプタで1.5kg前後を占めるので、扱いが違うだけで残り枠が2割変わります。
7kgで完結させやすいのは、宿で洗濯できる2泊3日までの行程です。台北・九份・十分の週末2泊3日のように移動が短い旅程なら、着替えを現地で回す前提が組めます。
- ジェットスター・ジャパン 機内持込手荷物(個数・重量・サイズ)↗確認日 2026-09-14
- ジェットスター 空港での手荷物料金(カウンター・搭乗ゲート)↗確認日 2026-09-14
- Peach 機内持ち込み手荷物(免税品の扱い・実測の注意書き)↗確認日 2026-09-14
- ZIPAIR 手荷物について(2個のサイズ枠・追加8kg・受託料金)↗確認日 2026-09-14
- スプリング・ジャパン 機内持ち込み手荷物(収納場所・座席別)↗確認日 2026-09-14
- スプリング・ジャパン お預けの手荷物(公式サイト/カウンター/搭乗口の料金)↗確認日 2026-09-14
- 国土交通省 モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて(令和8年4月14日)↗確認日 2026-09-14
- ソラシドエア 機内持込手荷物(対照・10kg/コート・傘の除外)↗確認日 2026-09-14
出典: 上の原典ブロック / 確認日 2026-09-14 / 写真: Kathryn Greenhill/CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons) / アイキャッチ: Billy Hathorn/CC BY 3.0(Wikimedia Commons)








