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リフトから見下ろす中富良野のラベンダー畑と、奥に広がる町並みと十勝岳連峰
モデルプラン公開 更新日

富良野美瑛2泊3日モデルプラン⁠|車なしで絶景を巡るバスツアー活用術

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目次8項目
  1. 旅程表
  2. DAY 1 白金エリアはバスに預け、丘は自分の足で回る
  3. DAY 2 150円を足して、バスを中富良野で降りる
  4. DAY 3 旭川へ戻り、動物園に半日を使う
  5. 旅程の変更案
  6. ノロッコ号とラベンダー畑駅を外した理由
  7. 宿泊エリアの選び方
  8. この旅行でかかる費用
2人分の総額(航空券・宿・食事を除く)21,840円内訳と確認日は最後の表

旭川を出入口にした富良野・美瑛の2泊3日。運転はしません。美瑛の白金エリアは観光協会のバスツアーに任せ、丘は電動アシスト自転車、富良野への南下と旭川への帰りは路線バスでつなぎます。ラベンダーの盛りを外した時期でも、行程そのものは変わりません。

旅程表

午前午後夜
DAY 1旭川 → 美瑛 → 美遊バスAコース(青い池・白ひげの滝・四季彩の丘)電動アシスト自転車でパッチワークの路美瑛泊
DAY 2美瑛 → 中富良野 → ファーム富田中富良野 → 富良野の街富良野泊
DAY 3富良野 → 旭川 → 旭山動物園旭川駅へ戻る—

DAY 1白金エリアはバスに預け、丘は自分の足で回る

動線の意図: 時刻の決まっているバスツアーを午前に置き、自由に伸び縮みする自転車を午後に回す。初日に美瑛を使い切って、翌日から南へ下る形にする。

富良野と美瑛は、車がないと回れない土地として語られることが多い場所です。実際には美瑛町観光協会が主催するバスツアーが夏のあいだ毎日出ていて、車がないと届かない白金エリアの3か所はこれ一本で片づきます。残りの丘は電動アシスト自転車で足ります。この行程が旭川を出入口にしているのは、その両方の受付が美瑛駅の目の前にあり、旭川からなら鉄道でもバスでも一本で入れるからです。

午前: 9時25分までに四季の情報館へ着く

旭川駅からJR富良野線で美瑛駅へ。運賃は片道680円です。この日いちばん守らなければならない時刻は、列車の時刻ではなく受付の締切のほうです。

美遊バスは「四季の情報館」発着で、美瑛駅のロータリー内、駅から徒歩1分の建物です。受付は1階のバスツアーカウンターで、出発の15分前まで。Aコースの出発は9時40分なので、9時25分が事実上の集合時刻になります。旭川駅を出る列車をここから逆算してください。

白金エリアへの行き方所要2人分向く人
美遊バス Aコース9:40 → 12:45(約3時間5分)10,000 円から(7〜9月)3か所を1回で片づけたい
道北バス+美瑛・白金エリア1日フリーパス美瑛駅→白金温泉は1日10本4,000 円青い池だけを長く見たい・自分の時間で動きたい
美遊バス Bコース14:10 → 17:10(約3時間)10,000 円から(7〜9月)午前に旭川を出る便で来る

AとBは回る順番が逆で、滞在時間の配分も違います。Aは青い池に約35分、白ひげの滝に約20分、四季彩の丘に約45分。Bは四季彩の丘に約40分、青い池に約30分、白ひげの滝に約15分です。写真を撮る前提なら、青い池と四季彩の丘の両方が長いAのほうが余裕があります。

料金は7月から9月が大人5,000円から、6月と10月が4,500円から。「から」と書くのは、公式が「ツアー料金は、申込日、参加日、燃料費等に応じて変動いたします」と明記しているからです。予約は出発日の90日前から4日前の17時まで。ここで諦める人が多いのですが、公式は「×(空席なし・受付終了)と表示されている場合でも、満席でない場合は、前日または当日に四季の情報館にて販売する場合があります」とも書いています。先着順なので保証はありませんが、前日に駅前まで行って聞いてみる価値はあります。

キャンセル料は10〜8日前で20%、7〜2日前で30%、前日40%、当日50%、無連絡100%。天気で決めたい人には向きません。私は、この行程で天候を理由に動かすならバスではなく午後の自転車のほうだと考えています。

立ち枯れた木が水面から立ち上がる白金青い池
白金青い池。立ち枯れのカラマツと白樺が水面から突き出している。
白金青い池9:40発のツアーで約35分

見どころ: 池そのものに入場料はありません。水面の色は光の角度で変わるので、同じ日でも午前と午後で別の池に見えます。遊歩道は一方通行に近い作りで、35分あれば往復して戻ってこられます。

実用tip: 車で来る人は2026年7月1日に駐車料金が変わっている点に注意してください。普通車・小型車・軽が1回1,000円(以前は500円)、二輪300円、大型6,000円です。バスツアーならこの負担は発生しません。冬は「積雪によって青い水面を見ることができません」と観光協会が明記しています。

入場
0 円
開放
5月〜10月22日 7:00〜19:00 / 10月23日〜4月 8:00〜21:30
ライトアップ
10月22日〜翌4月21日(10〜11月は17:00点灯〜21:00)
駐車
普通車 1,000 円(2026年7月改定)
岩の割れ目から幾筋も落ちる白ひげの滝と青く濁る美瑛川
白ひげの滝。岩の裂け目から地下水が直接流れ落ちる「潜流瀑」。出典: Wikimedia Commons(OKJaguar / CC BY-SA 4.0)
白ひげの滝約20分

見どころ: 落差は約30メートル。川の上流から水が落ちてくる普通の滝ではなく、崖の岩の隙間から地下水が直接染み出して落ちています。観光協会はこれを「日本でも珍しい潜流瀑」と呼んでいます。滝の水が青い美瑛川に吸い込まれていく境目が、この場所のいちばん面白い部分です。

実用tip: 見下ろす位置は通称ブルーリバー橋。滞在20分のうち半分は橋の上にいることになります。ライトアップは青い池と違って通年で、日没から21時まで。冬に来る人にはこちらのほうが確実です。

見学
0 円
落差
約 30 メートル
ライトアップ
通年・日没〜21:00
四季彩の丘の丘陵に帯状に植えられたサルビアとマリーゴールドの花畑
四季彩の丘。花は帯ごとに品種が変わり、時期によって色の並びも変わる。出典: Wikimedia Commons(663highland / CC BY 2.5)
展望花畑 四季彩の丘約45分

見どころ: 約15ヘクタールの丘に花が帯状に植えられています。入場料は7月から9月だけ有料で、券売機なら高校生以上800円・小中学生500円。美遊バスの料金にはこの有料期間の入場料が含まれているので、ツアーで行く人が別に払うことはありません。10月から6月は入場そのものが無料です。

実用tip: 45分では丘の奥まで歩いて戻るのは厳しく、園内のトラクターバス(高校生以上500円・15分で一周)を使うと奥の斜面まで見られます。支払いは現金のみです。花畑に入っての撮影は公式に禁止されていて、ドローンは営業時間外に問い合わせたときだけ。9月下旬に咲いているのはコスモス・コキア・サルビア・マリーゴールドなどで、ラベンダーは花カレンダーに入っていません。

入場
7〜9月のみ 高校生以上 800 円・小中学生 500 円(券売機)
開園
6〜9月 8:40〜17:30(7〜9月の最終入園17:15)/5月・10月 8:40〜17:00
休み
12月31日・1月1日を除き通年営業
公式
公式サイト ↗

十勝岳については、行く前に一度だけ確かめておく項目があります。札幌管区気象台は2026年9月12日午前9時30分に、十勝岳の噴火警戒レベルを2から3(入山規制)へ引き上げました。美瑛町は「今回の規制は火口周辺のみの規制で、白金地区及び居住地区への規制ではありません」としており、観光協会も9月15日の案内で、美遊バスは通常どおり運行しているとしています。青い池・白ひげの滝・四季彩の丘はいずれも規制区域の手前です。ただし観光協会は、規制区域になった場合は「コースの変更や短縮による運行は行わず、運休とします」とも書いています。中止のときは全額返金ですが、その日の午後が丸ごと空くことになります。

午後: 丘は電動でないと登り切れない

12時45分に四季の情報館へ戻ってきたら、そのまま自転車に乗り換えます。美瑛駅の周りには貸自転車の店が3軒あり、どこも電動アシスト車を1時間600円で貸しています。

パッチワークの路(電動アシスト自転車)13:30 から2時間

見どころ: 美瑛駅の北西に広がる農地帯です。作物ごとに色が違うので、丘全体が継ぎはぎの布のように見えます。起伏はかなり急で、普通の自転車だと坂の途中で降りて押すことになります。電動を選ぶかどうかで、同じ2時間で回れる範囲が倍ほど変わります。

実用tip: 松浦商店は美瑛駅から徒歩1分で、営業は4月下旬から11月上旬まで、9時から18時、無休。雨天は貸し出しません。駐車場は無い店なので、車で来ている人はそもそも借りに寄れません。寺島商会(駅から徒歩5分・8時〜17時)とレンタサイクルステーション美瑛ヒルズ(駅から徒歩2分・通年・全車電動)も同じ1時間600円からです。

最寄り
JR美瑛駅から徒歩1分(松浦商店)
料金
電動アシスト自転車 1時間 600 円
営業
4月下旬〜11月上旬・9:00〜18:00・無休(雨天貸出不可)

ここで、行く前に読んでおいたほうがいいものがあります。美瑛町観光協会は「その美しい丘の景観はすべて生産農家さんの畑です」と書き、農地に立ち入らないこと、砂利道や農道に入らないこと、舗装道路を走ることを求めています。町の撮影ルールはさらに具体的で、「看板表示のない農地でも立ち入らないこと」「不法侵入でもあり、踏み込んだ靴の裏の菌・病害虫が作物感染被害を起こします」「駐車する場合、畑の出入口等を避け農業者の迷惑にならないよう気をつけること」と並びます。町内でのドローン飛行と空撮は原則禁止で、国土交通省の許可に加えて地権者の同意まで要ります。

2026年8月28日には、観光協会が「約束 ― BIEI Rules」という呼びかけを出しました。「美瑛の美しい風景は、誰かの暮らしの風景でもあります」「ここは暮らしの場所。遠くからそっと見つめてほしい」という文面です。この土地で自転車を借りるなら、走り出す前に一度読んでおく価値があります。

もうひとつ。「マイルドセブンの丘」を目的地に組むのは、いまは勧めません。美瑛町の景観審議会の記録には「「哲学の木」の伐採直後に…抜本的見直しを徹底的に行って必要予算も追加し、所有者との円満な協定を不断に取り組む必要があったものと悔やまれます。マイルドセブンの木などもその例でした」とあり、審議会は別の並木についても「伐採については合意。やむを得ない」とまとめています。名前で知られた木が、行ってみるともう無い。美瑛の丘ではそれが普通に起きます。

夜: 美瑛に泊まると翌朝が楽になる

この行程は美瑛に泊まる前提で組んでいます。旭川まで戻って翌朝また出直す形にすると、2日目の午前が移動だけで終わります。美瑛駅の周りは宿の数が多くないので、日程が決まったらすぐ押さえるのが現実的です。

DAY 2150円を足して、バスを中富良野で降りる

動線の意図: 美瑛から富良野まで一気に下らず、途中の中富良野で降りてファーム富田に寄る。同じ路線バスを2本に割るだけで済む。

午前: 通しで650円、分けて800円

美瑛から富良野へは、ふらのバスの旭川線(ラベンダー号)が使えます。富良野駅前から新富良野プリンスホテルまでを、中富良野・上富良野・美瑛駅・旭川空港を経由して旭川駅前まで結ぶ路線バスで、1日7便。予約はできず、乗車は整理券方式の後払いです。

ファーム富田の最寄りは、このバスの「中富良野」停留所です。公式サイトが案内しているのは「中富良野から徒歩(約25分)またはタクシー」。JR中富良野駅からも徒歩約25分で、距離はほぼ同じです。

乗り方運賃(1人)2人分結果
美瑛駅 → 富良野駅前を通しで650 円1,300 円ファーム富田には寄れない
美瑛駅 → 中富良野540 円1,080 円降りて徒歩25分でファーム富田
中富良野 → 富良野駅前260 円520 円合計800円・通しとの差は150円

ファーム富田に寄るための追加負担は、1人150円です。徒歩の往復50分のほうが重いと感じるなら、タクシーに置き換えてもこの区間の運賃差は変わりません。問題になるのは金額ではなく便数のほうで、旭川行きも富良野行きも1日7便しかありません。中富良野で降りて次に乗るまでの空きが、そのまま滞在時間の上限になります。

ファーム富田の木製看板が立つラベンダー畑と奥の十勝岳連峰
ファーム富田。ラベンダーの盛りは7月上旬から中旬で、8月中旬までに刈り取りが終わる。
ファーム富田10:00 から2時間

見どころ: 入園料も駐車料も無料です。公式のよくある質問に「入園料・駐車料ともに無料です」と一行で書かれています。ラベンダーの見頃は公式の説明で「例年6月下旬ごろより早咲の品種が色づき始め、7月上旬〜中旬ごろに見頃のピークを迎えます」。そのあと順に刈り取り、「8月上旬〜中旬ごろにすべての刈取りが終了します」。7月後半に行けば間に合うという書き方をよく見ますが、公式が言っているピークはもう少し早い時期です。

実用tip: 刈り取りが済んだあとも畑は空になりません。9月19日のファーム日誌には「刈り取り後のラベンダーが二番花を咲かせていました」「ラベンダー畑を抜けるとサルビア等が咲く秋の彩りの畑がお出迎え」「マリーゴールドやアンゲロニアがまだまだ元気です」とあります。名物のラベンダーソフトクリームは通年販売で、コーン450円・カップ400円です。

最寄り
ふらのバス「中富良野」から徒歩約25分/JR中富良野駅から徒歩約25分
入園
0 円(駐車も無料)
営業
8月下旬〜9月 9:00〜17:00 / 10〜11月 9:30〜16:30 / 12月〜4月上旬 10:00〜16:00
公式
公式サイト ↗

園内の決まりは細かく、しかも守らないと畑が傷みます。「畑の中には決して立ち入らないでください」「ドローン等の飛行および撮影は禁止」「飲食物の持込禁止」「ペット同伴はお断り」「三脚類の使用は禁止」「園内全面禁煙」。加えて公式は「隣接している『とみたメロンハウス』は当園とは無関係の施設です」とわざわざ書いています。地図を見て同じ敷地だと思って歩くと、そこで迷います。

午後: 富良野の街に降りて、夕食の店を先に決める

中富良野から富良野駅前まで260円、バスで15分ほどの距離です。富良野の街は駅から歩ける範囲にまとまっているので、午後は宿に荷物を置いてから動けます。

唯我独尊17:00 から1時間半

見どころ: 富良野のオムカレーで知られる店です。観光協会の紹介では「じっくり炒めた野菜に29種類のスパイスを加えたカレー」。丸太造りの建物で、昼も夜も混みます。

実用tip: 定休日が月曜(祝日の場合は翌日)なので、2日目が月曜に当たる行程ではここが丸ごと消えます。営業は火〜金が11:00〜15:30と17:00〜21:00の二部制、土日祝とゴールデンウィーク・7月・8月は11:00〜21:00の通し。価格は電話(0167-23-4784)で確かめてから行くほうが確実です。

所在
北海道富良野市日の出町11-8
営業
火〜金 11:00〜15:30 / 17:00〜21:00 / 土日祝・GW・7月・8月 11:00〜21:00
定休
月曜日(祝日の場合は翌日)
価格
電話で確認(0167-23-4784)

富良野で夜まで動くつもりなら、翌朝の出発時刻を先に決めておくほうが安全です。3日目の最初のバスは富良野駅前を朝に出る便で、これを落とすと旭山動物園の滞在時間がそのまま削れます。

DAY 3旭川へ戻り、動物園に半日を使う

動線の意図: 富良野から旭川駅まで乗り換えなしで戻り、同じ駅前から動物園行きのバスに乗る。荷物はコインロッカーに置いて身軽にする。

午前: 旭川駅のりば⑥から41番か47番

富良野駅前からJR旭川駅前までは、ふらのバスの旭川線で900円。美瑛駅と旭川空港を経由します。旭川駅に着いたら、同じ駅前ののりば⑥から旭川電気軌道の旭山動物園行きに乗り継ぎます。

ここで運賃が変わっています。旭川駅から旭山動物園までは2026年9月1日に改定され、片道が大人670円・小人340円になりました。往復で1人1,340円です。系統は41番(4条通経由)と47番(10条通経由)で、所要は39分から47分。往路は7時40分から15時10分までに23本あり、2つの系統を合わせると15分から30分の間隔で出ています。

意外に引っかかるのが支払いです。旭川電気軌道の案内には「IC乗車カードはAsaca・DoCARDのみ使用できます」とあります。SuicaやKitacaは使えません。現金を用意しておくか、バス総合案内所の券売機でバス乗車券と旭山動物園の入園券をまとめて買っておく方法があります。この券売機はクレジットカードに対応しているものもあります。

旭川市旭山動物園10:30 から3時間

見どころ: 入園料は大人1,000円、中学生以下は無料です。旭川市民なら700円の特別料金があります。開園時間は季節で3段階に分かれていて、5月1日から10月15日が9:30〜17:15(最終入園16:00)、10月16日から11月3日が9:30〜16:30、11月11日から12月29日と1月2日から4月7日が10:30〜15:30です。

実用tip: 10月16日から11月3日の短縮開園と、その直後の11月4日から11月10日の休園が行程の穴になります。秋に組むなら、この1週間だけは動物園が開いていないことを先に確かめてください。なお2027年4月29日の夏期開園から大人1,400円に改定されることが公式に予告されています。

入園
大人 1,000 円・中学生以下 無料
開園
5/1〜10/15 9:30〜17:15(最終入園16:00)/10/16〜11/3 9:30〜16:30
休園
11月4日〜11月10日・12月30日〜1月1日・4月8日〜4月30日
公式
公式サイト ↗

午後: ラーメンの店が去年と同じ場所にない

動物園から旭川駅前へ戻ったら、遅い昼食にします。ここで住所を確かめずに向かうと空振りします。

らぅめん青葉 本店14:30 から45分

見どころ: 昭和22年創業、旭川ラーメンの原型をつくった店のひとつです。豚骨と鶏ガラに利尻昆布・鰹節・煮干し・野菜を加え、沸騰させずに弱火で煮出したスープを使っています。正油らぅめんは950円から。

実用tip: 2026年8月6日に新店舗へ移転しました。現在の住所は旭川市4条通8丁目1705-6で、以前の2条8丁目ではありません。店の自社サイトはCopyright 2001のまま旧住所と750円の価格を掲げているので、そこを見て向かうと着きません。営業は9:30〜14:00と15:00〜17:00で、麺とスープが無くなり次第終了。席は20席、支払いは現金のみ、駐車場はありません。

所在
旭川市4条通8丁目1705-6(2026年8月6日移転)
価格
正油らぅめん 950 円から
営業
9:30〜14:00 / 15:00〜17:00(早期終了あり)・水曜休み
支払
現金のみ

旭川空港から帰る人は、駅前から空港まで路線バスがあります。ふらのバスの旭川線ならJR旭川駅前から旭川空港が750円。土日祝であれば、旭山動物園から旭川空港へ直行する78番(約35分・大人840円)もあり、動物園から駅へ戻らずにそのまま空港へ抜けられます。この便も2026年9月1日に運賃が改定されています。

旅程の変更案

雨の日の組み替え

この行程で雨に弱いのは、1日目の午後の自転車だけです。貸自転車の店は雨天だと貸し出しません。松浦商店は公式の案内にはっきり「雨天貸出不可」と書かれています。降っている日は借りに行っても断られるので、最初から別の使い方を決めておくほうが早い。

振り替え先になるのは、美遊バスをAからBへ回して午前を美瑛の街と四季の情報館の展示に使う形か、午後をそのまま富良野へ前倒しして2日目の午前を軽くする形です。どちらも入場料は動きません。この行程は有料の施設が旭山動物園と四季彩の丘の2つしかないので、雨で屋外が消えても費用が増えないのが利点です。

青い池と白ひげの滝は、雨でも中止になりません。青い池は水の色が濁って鮮やかさが落ちますが、白ひげの滝は水量が増えるぶん見応えが上がります。バスツアーは天候で運休する仕組みではないので、雨だからといってキャンセルすると、前日で40%・当日50%のキャンセル料がかかります。

便が1時間以上遅れたら

崩れるのは1日目だけです。美遊バスAの受付は9時25分で締まり、遅刻に対する救済はありません。旭川への到着が1時間遅れると分かったら、その日のうちに午後のBコース(14:10発)へ振り替えられるか問い合わせるのが最初の手です。

振り替えが取れない場合、白金エリアへの代替経路は道北バスです。美瑛駅から白金温泉へ1日10本あり、2026年に新設された「美瑛・白金エリア1日フリーパス」は大人2,000円・小人1,000円。青い池と白ひげの滝はこれで行けますが、四季彩の丘は路線が違うので同じ日には収まりません。3か所のうち1か所を落とす判断になります。

帰りの便が遅れる側は、この行程では影響が小さくなっています。3日目の旭山動物園から旭川駅まではバスで40分前後、旭川空港へは駅前から750円。動物園を16時に出ても夕方の便に間に合う距離感です。ただしふらのバスは「航空便・JRなどとの接続はございません」と明記しており、乗り継ぎの保証はありません。逆算するのは自分の側です。

疲れた時の妥協案

削る順番は決まっています。先に落とすのが1日目午後の自転車、次がファーム富田への徒歩往復。自転車を落とせば2,400円が浮き、午後はそのまま美瑛の街で休めます。ファーム富田を落とすと、2日目は美瑛駅から富良野駅前までバスに乗っているだけになり、1人150円と徒歩50分が消えます。

子ども連れの場合、費用の重心が変わります。旭山動物園は中学生以下が無料、四季彩の丘は小中学生500円・小学生未満無料。有料なのは大人の分がほとんどです。一方で美遊バスは子ども(6〜11歳)2,500円から、(4〜5歳)2,250円から、3歳未満が0円と、人数分がそのまま積み上がります。家族4人なら、ここが最大の支出項目になります。

3日目を短くしたい人は、旭山動物園の滞在を2時間に切り詰めてもかまいません。どこで区切るかは自分で決めることになります。ほっきょくぐま館とあざらし館とぺんぎん館の3つだけなら、2時間で回れる範囲です。

ノロッコ号とラベンダー畑駅を外した理由

富良野・美瑛の車なし旅といえば「富良野・美瑛ノロッコ号」でした。窓の開く客車をディーゼル機関車が引く観光列車で、夏だけ設置される臨時駅「ラベンダー畑駅」に停まります。この駅からファーム富田までは徒歩約7分。バスで25分歩くより、ずっと楽な経路でした。

この行程がそれを使っていないのは、2026年9月23日で終わるからです。JR北海道の発表は「1998年より運転している同列車は、2026年9月23日(水・祝)をもって最後の運転となります」。ラベンダー畑駅の設置期間も6月6日から9月23日までで、列車と一緒に消えます。9月24日以降に旅程を組む人にとって、ラベンダー畑駅から徒歩7分という経路はもう存在しません。

同じ理由で、札幌から直通する臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」も外しました。2026年の運転日は7月1日から31日、8月の一部、9月5日・6日・12日・13日、そして9月19日から23日まで。10月の運転日は設定されていません。これも夏の列車です。

周遊きっぷのほうも、以前とは別物になっています。定番だった「ふらの・びえいフリーきっぷ」は2026年春で発売を終了しました。同じリリースで「旭山動物園きっぷ」「Sきっぷ」「Rきっぷ」「富良野・札幌往復きっぷ」なども並んで終了しています。代わりに出た「北海道まんなか のんびり列車パス」は、1日間用3,300円・2日間用5,600円・3日間用6,900円で、スマートフォン専用の電子チケットです。

ただしこのパスには、値段より先に確かめるべき条件があります。使えるのは「フリーエリア内の普通列車普通車自由席」だけで、特急と急行は対象外です。フリーエリアは富良野線と根室線(滝川〜富良野)を含む道北で、札幌は入っていません。札幌から特急でこのエリアに入り、パスで動いて、また特急で札幌へ帰る、という使い方はできません。利用期間も4月18日から11月8日までです。

札幌を起点にしたい人は、パスではなく個別に買うことになります。JR北海道が公表している無割引の額は、札幌〜富良野が乗車券と指定席特急券で片道5,440円、札幌〜旭川も同じく5,440円。えきねっとの「特急トクだ値1」なら札幌〜富良野が2,720円から4,890円、札幌〜旭川が2,440円から4,340円です。なお2026年3月14日のダイヤ改正で道内の特急はすべて全車指定席になり、自由席はありません。「指定席の追加券」という買い方も、その土台ごと無くなっています。札幌・小樽の2泊3日と組み合わせるなら、この往復ぶんを別に積んでください。

宿泊エリアの選び方

この行程で宿に求める条件はひとつだけです。駅から歩けること。車がないので、送迎の有無で翌朝の出発時刻が変わってしまいます。

1泊目を美瑛、2泊目を富良野に置いているのは、どちらの日も朝いちの用事がその町にあるからです。1日目の朝は美瑛駅前の四季の情報館で9時25分までに受付、3日目の朝は富良野駅前からバス。美瑛を飛ばして両泊とも富良野にすると、初日の朝に富良野から美瑛まで移動することになり、受付の締切に対する余裕が消えます。

美瑛駅周辺(1泊目)翌朝9:25の受付に間に合わせたい。自転車を借りる店も駅前にある。徒歩5分圏
富良野駅周辺(2泊目)3日目の朝いちのバスに乗る。夕食の店も駅から歩ける。徒歩5分圏
旭川駅周辺到着が遅い便で、初日は移動だけにする。動物園行きのバスも駅前から。徒歩5分圏

価格は同じ日程でも動くので上の表には入れていません。空室と当日の価格はじゃらんで美瑛・富良野・旭川の宿を見ると、駅からの距離と一緒に比べられます。

美瑛と富良野は宿の絶対数が少なく、7月のラベンダー期は早い段階で埋まります。旭川駅周辺はビジネスホテルが多いぶん取りやすいので、美瑛が取れなかった日は旭川に泊まって朝いちの列車で入る形に切り替えられます。その場合は680円の片道運賃が1日ぶん増えます。宿にかかる税は自治体ごとに違うので、総額を組むときは宿泊税の導入自治体と税額も見ておくと、現地精算で驚きません。

予約の順番は、美遊バス・宿・交通の3つです。美遊バスが4日前17時で締まるうえ、日によっては先に満席になります。ここを押さえてから宿を取り、最後に列車とバスの時刻を合わせる。逆にすると、宿を取ったあとでバスが取れず、行程の核が抜けます。

この旅行でかかる費用

前提: 大人2人・車なし・旭川発着・2泊3日。航空券と宿と食事は各自の条件で幅が大きすぎるため総額から外し、地上の実費だけを支払い単位で並べます。美遊バスは変動制なので、公式が示す7月〜9月の下限(大人5,000円)で積んでいます。

支払い単位支払先2人分備考
旭川→美瑛 片道 ×2人JR北海道(富良野線)1,360 円1人 680円
美遊バス Aコース ×2人美瑛町観光協会10,000 円から7〜9月・四季彩の丘の入場料込み
電動アシスト自転車 2時間 ×2台美瑛の貸自転車店2,400 円1時間600円
美瑛駅→中富良野 ×2人ふらのバス(旭川線)1,080 円1人 540円
中富良野→富良野駅前 ×2人ふらのバス(旭川線)520 円1人 260円
富良野駅前→JR旭川駅前 ×2人ふらのバス(旭川線)1,800 円1人 900円
旭川駅⇔旭山動物園 往復 ×2人旭川電気軌道2,680 円片道670円(2026年9月1日改定)
入園料 ×2人旭川市旭山動物園2,000 円大人1,000円・中学生以下無料
合計(航空券・宿・食事を除く)21,840 円美遊バスは下限で計上

上表の料金はすべて 確認日 2026-09-20 時点の公式表示。

この21,840円のうち、10,000円が美遊バスです。半分近くを1本のツアーが占めている構成で、ここを外すと総額は11,840円まで落ちます。外した場合の代わりが道北バスの1日フリーパス(大人2,000円・2人で4,000円)で、四季彩の丘の入場料が別に1,600円かかるため、差し引き4,400円ほど安くなります。そのぶん四季彩の丘と青い池を同じ日に回すのが難しくなり、1日目に入る場所が1つ減ります。

ここで一度、時間の収支も見ておきます。美遊バスAは9時40分から12時45分までの3時間5分で、青い池・白ひげの滝・四季彩の丘の3か所を回ります。同じ3か所を道北バスと路線バスの乗り継ぎで回ろうとすると、美瑛駅から白金温泉への便が1日10本しかないため、待ち時間が滞在時間を上回る区間が出ます。1人5,000円の差額は、ガイド代というより待ち時間を買っている額だと考えるほうが実態に近い。

もうひとつ、二重に払いやすい項目があります。四季彩の丘の入場料は、7月から9月に美遊バスで行く場合はツアー料金に含まれています。個別に800円を予算へ積むと、その分だけ総額が膨らみます。逆に10月以降は入場そのものが無料になるので、どちらの月に行くかで計上の仕方が変わります。

この行程が向かないのは、11月4日から11月10日に旅程が重なる人と、ラベンダーの絨毯を見に行きたい人です。前者は旭山動物園が休園し、3日目が丸ごと空きます。後者は、公式が「7月上旬〜中旬ごろに見頃のピークを迎えます」「8月上旬〜中旬ごろにすべての刈取りが終了します」と書いているとおり、時期そのものを合わせないと成立しません。9月から10月に来る人が見るのは、二番花と秋の花畑です。

服装は気象庁の平年値で決められます。富良野の9月は日最高21.9℃・日最低11.1℃、10月になると日最高14.9℃・日最低4.1℃まで下がります。美瑛の10月は日最低3.0℃です。自転車で丘を走る前提なら、10月の午前は手袋が要る気温帯だと考えておいてください。荷物の中身を減らしたいときの基準はモバイルバッテリーの容量の決め方にまとめてあります。同じ「車なしで組む」型の別の街の例は福岡を地下鉄1本で回る1泊2日が近く、航空券をいつ買うかは航空券セールの開催実績で追えます。

ふらのバスは2026年10月1日にダイヤ改正を予定しています。時刻を使って組むのは、その日以降なら改正後のダイヤを見てからにしてください。運賃表の改正日は2025年10月1日で、こちらは当面動きません。

出典: JR北海道/美瑛町・美瑛町観光協会/展望花畑 四季彩の丘/ファーム富田/旭川市旭山動物園/旭川電気軌道/ふらのバス/道北バス/気象庁の各公式サイト / 確認日 2026-09-20 / 写真: Blondinrikard Fröberg(CC BY 2.0)・663highland(CC BY 2.5)・OKJaguar(CC BY-SA 4.0)ほか各キャプションに記載

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