金沢1泊2日モデルプラン|総額4万円台で回る定番ルート
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目次7項目
金沢を1泊2日で回る定番ルートです。車は使いません。1日目は兼六園から茶屋街まで市街地を大きく一周し、2日目は市場と忍者寺で午前に切り上げます。東京からの新幹線と宿と食事を足すと、1人あたり4万円台に収まる構成です。
旅程表
DAY 1北西から南へ下り、最後に北東の茶屋街へ折り返す
動線の意図: 兼六園と金沢城と美術館は歩いて隣り合っている。ここを一続きで片づけてから、浅野川沿いの茶屋街へ日暮れに合わせて移る。
金沢の中心部は、兼六園・金沢城公園・金沢21世紀美術館の3つが石川橋と道路1本で繋がっています。この3か所を別々の日に振ると、そのたびにバスで駅から往復することになる。1日目の午前から午後にかけて一続きで回すのが、乗車回数を最も減らす形です。
午前: 320円の券を2枚買うと140円損をする
北陸新幹線で金沢駅へ。東口を出て周遊バスに乗り換えれば、兼六園までは10分から15分です。駅に着いたら先に「金沢市内1日フリー乗車券」を買っておきます。大人800円・小児400円で、城下まち金沢周遊バスと市内指定エリアの路線バス、金沢ふらっとバスが乗り放題。バスの車内では売っていないので、北陸鉄道のチケットセンター(金沢駅西口)か東口案内所で買う必要があります。
1回の乗車が220円なので、3回乗れば元が取れる計算です。1日目は駅から兼六園、香林坊からひがし茶屋街、茶屋街から宿と少なくとも3回乗るので、買っておいて損はありません。

見どころ: 入園料は大人(18歳以上)320円、小人(6〜18歳未満)100円。開園は3月1日から10月15日が7時から18時(最終入園17時30分)、10月16日から2月末が8時から17時(最終入園16時30分)です。霞ヶ池のほとりの徽軫灯籠と、その手前の虹橋を一緒に収める構図が定番。水面が穏やかな午前のほうが反射がきれいに写ります。
実用tip: 65歳以上は公的身分証を窓口で提示すると入園料が免除されます。障がい者手帳を持つ人と介護者1名も同じ。毎週土日は石川県民が無料で、年に5回ある無料開園日(観桜期・百万石まつり・旧盆・文化の日・年末年始)も誰でも無料です。日程がそこに当たるなら、共通券を買う前に窓口で確かめてください。
- 入園
- 大人 320 円・小人 100 円
- 開園
- 3/1〜10/15 7:00〜18:00/10/16〜2月末 8:00〜17:00
- 免除
- 65歳以上・障がい者手帳と介護者1名
- 公式
- 公式サイト ↗
もうひとつ、日程を前後にずらせる人だけが使える手があります。有料の開園時間より前の早朝開園です。4月1日から8月31日が4時から6時45分、9月1日から10月15日と3月が5時から6時45分、10月16日から10月31日が5時から7時45分、11月1日から2月末が6時から7時45分。この時間は無料で入れますが、入園口は蓮池門口と随身坂口の2か所だけで、有料開園の15分前までに出る決まりです。
午後: 城は無料で見える部分のほうが広い
兼六園の桂坂口を出て石川橋を渡ると、そのまま金沢城公園です。園内を歩くだけなら無料で、有料なのは菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部だけ。ここに入るつもりなら、兼六園の券を買う時点で選び方が変わります。

見どころ: 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部は大人320円、小人100円、未就学児無料。開館は9時から16時30分(最終入館16時)で年中無休です。外周を歩くだけなら20分から30分、内部まで入ると1時間ほど。石垣は場所ごとに積み方が違うので、見比べながら歩くと外周の30分が短く感じます。
実用tip: 無料で入れる建物のほうが実は多い。河北門と鼠多門は入館無料で、どちらも9時から16時30分。休憩に使える鶴の丸休憩館も無料で、3月1日から10月15日が9時から18時、10月16日から2月末が9時から17時です。有料区画を飛ばしても、見ごたえのある木造建築には入れます。
- 入園
- 0 円(菱櫓ほかの内部は大人320円)
- 開館
- 9:00〜16:30(最終入館16:00)・年中無休
- 無料の建物
- 河北門・鼠多門・鶴の丸休憩館
- 公式
- 公式サイト ↗

見どころ: 館内は「交流ゾーン」と「展覧会ゾーン」に分かれています。交流ゾーンは無料で9時から22時まで開いていて、ここだけでも芝生と屋外作品を見て回れます。展覧会ゾーンは10時から18時(金・土は20時まで)で、観覧料は開催中の展覧会によって変わります。
実用tip: 休館日は月曜(休日の場合は直後の平日)です。1日目が月曜に当たると展覧会ゾーンが閉まりますが、交流ゾーンは9時から開いているので行程は崩れません。観覧料は展覧会ごとに違うので、予算に積むなら会期と額を公式で確かめてから。金沢市内1日フリー乗車券の提示で団体料金になる展覧会もあります。
- 交流ゾーン
- 0 円・9:00〜22:00
- 展覧会ゾーン
- 10:00〜18:00(金・土は20:00まで)・料金は展覧会による
- 休館
- 月曜日(休日の場合は直後の平日)・年末年始
- 公式
- 公式サイト ↗
この美術館でいちばん詰まるのは、レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》の地下部です。上から覗くだけなら交流ゾーンから無料で見られますが、水の底から水面を見上げる側へ入るには手続きが要ります。予約の受付は入場日の当日9時から。WEBか、本多通り口の総合案内に置かれた発券機で取ります。電話での予約は受け付けていません。地下部の滞在は5分以内で、呼び出しから20分を過ぎると自動でキャンセルされます。
つまり、この作品の地下部だけは前日までに押さえられません。当日9時に予約を取って、呼ばれたら20分以内に展示室の前へ行く。兼六園を先に回してから美術館へ来る行程だと、9時の予約操作をどこでやるかが問題になります。兼六園の入口で並びながらスマートフォンで取る、というのが現実的な解になります。
美術館から歩いてすぐの香林坊・片町は金沢随一の繁華街です。遅めの昼食か休憩に向いていて、コインロッカーもこのあたりで探せます。荷物を預けておくと、このあとの茶屋街が身軽になります。
夜: 茶屋街は日が落ちてからのほうが人が減る

見どころ: 香林坊から周遊バスで15分ほど、あるいは浅野川沿いを歩いて向かいます。国の重要伝統的建造物群保存地区で、散策そのものは無料。木虫籠と呼ばれる細い格子が並ぶ通りは、日中の直射より、軒先に灯りがともる夕方のほうが陰影が出ます。
実用tip: 建物の内部を見るなら「志摩」(国指定重要文化財)と「懐華樓」が有料で公開されています。金沢市内1日フリー乗車券を提示すると志摩が50円引き、懐華樓が100円引き。懐華樓は10時から17時で不定休なので、内部見学を予定に組むなら営業日を先に確かめてください。石畳は雨で滑ります。
- 最寄り
- 周遊バス「橋場町」
- 散策
- 0 円
- 割引
- 1日フリー乗車券の提示で 志摩50円引き・懐華樓100円引き
夕食は近江町市場周辺か片町の居酒屋・寿司店が選びやすい。昼を海鮮で済ませた日は、鴨と麩を使う郷土料理の治部煮か、濃いソースとキャベツの金沢カレーに振ると、同じ味が続きません。宿にかかる税は自治体ごとに違い、金沢市は1人1泊5,000円未満が非課税、5,000円以上20,000円未満で200円、20,000円以上で500円。素泊まりのビジネスホテルなら非課税の帯に入ることもあります。全国の額は宿泊税の導入自治体と税額にまとめてあります。
DAY 2忍者寺は電話でしか予約できない
動線の意図: 駅に近い市場から始めて、南西の妙立寺と長町を回ってから駅へ戻る。1日目と同じ道を通らない。
午前: 予約は1か月前の同じ日から、電話だけ
2日目の中心は妙立寺です。ここは行程を組む前に押さえておく必要があるので、先に予約の条件から書きます。
見どころ: 拝観料は大人(中学生以上)1,200円、小学生800円。拝観時間は9時から16時で、案内人の解説つきで回る形式です。外観は2階建てに見えて実際は複雑な構造で、隠し階段や落とし穴式の賽銭箱が仕込まれています。加賀藩の祈願所として建てられた寺で、忍者が住んでいたわけではありません。
実用tip: 予約の条件が細かい。必ず電話で、受付は1か月前の同じ日から。電話の受付時間は8時30分から17時までで、インターネットでの予約は行っていません。入場は予約時間の10分前から始まり、時間ちょうどに案内が始まります。公式は「お時間を過ぎた場合はご予約お取消しとなります」と明記しています。支払いは現金のみ。未就学児は拝観できず、小学校低学年は年齢を証明できる保険証などの持参を求められます。休みは1月1日・2日と法要日です。
- 所在
- 金沢市野町1-2-12
- 拝観
- 大人(中学生以上) 1,200 円・小学生 800 円
- 時間
- 9:00〜16:00・電話予約のみ(受付8:30〜17:00)
- 注意
- 未就学児は拝観不可・現金のみ・遅刻は予約取消
- 公式
- 公式サイト ↗
この条件のうち、旅程を壊しやすいのは「10分前入場・遅刻は取消」です。近江町市場から妙立寺までは徒歩20分ほどで、周遊バスを使っても乗り継ぎが要ります。市場で食べ始めてから移動すると、20分では収まらないことがある。予約の時刻を10時30分に置くなら、市場は9時台から歩き始める前提で組んでください。

見どころ: 藩政時代から約300年、約170店が狭い小路を挟んで並びます。金沢駅からは徒歩15分。海鮮丼の相場はおおむね2,000円から3,000円で、店によっては1,600円程度のミニ丼もあります。立ち食い寿司や海鮮串の店も多く、朝のうちほど魚が並びます。
実用tip: 通路が狭いので、大きなスーツケースは宿か駅のロッカーに預けてから歩くほうが快適です。市場のそばの北鉄バスサービスセンター武蔵エムザ店(10時から19時)でも金沢市内1日フリー乗車券を買えるので、2日目にもう1枚買い足したくなったときの窓口になります。
- 最寄り
- 金沢駅から徒歩15分
- 入場
- 0 円
- 店舗数
- 約 170 店
- 公式
- 近江町市場 ↗
午後: 土塀の小路は無料、屋敷の中は550円

見どころ: 長町の土塀の小路を歩くだけなら無料です。屋敷の中と庭園まで見るなら野村家に入ります。入館料は大人550円、高校生400円、小中学生250円。開館は4月から9月が8時30分から17時30分、10月から3月が8時30分から16時30分で、入館は閉館30分前まで。所要は30分ほどです。
実用tip: 金沢市内1日フリー乗車券を提示すると入館料が50円引きになります。2日目も券を買っている人だけの割引です。城下まち金沢周遊バス「香林坊」から徒歩5分、金沢ふらっとバス長町ルートの「長町武家屋敷跡」からなら徒歩1分。荷物を持ったまま歩くと石畳で疲れるので、駅のロッカーを先に使ってください。
- 最寄り
- 周遊バス「香林坊」から徒歩5分
- 入館
- 大人 550 円・高校生 400 円・小中学生 250 円
- 開館
- 4〜9月 8:30〜17:30/10〜3月 8:30〜16:30(入館は閉館30分前まで)
金沢の町割りが江戸期のまま残っているのは、加賀藩前田家の城下町が大きな戦火と災害を免れたからです。兼六園も金沢城も長町もひがし茶屋街も、当時の区画の上に立っています。道が直角に交わらず、地図アプリだけでは方向感覚がつかみにくいのはそのためで、周遊バスの停留所名を目印にしながら歩くと迷いにくくなります。長町の土塀の内側にいまも人が住んでいることも、観光地として整備された街とは違う点です。
最後は金沢駅に戻って、駅ビルの「金沢百番街 あんと」で土産を選びます。金沢の土産は金箔製品・加賀友禅の小物・和菓子の3系統に大きく分かれ、森八や柴舟小出といった老舗が駅構内にも出店しています。個包装で日持ちのするものを選べば、配りものとして扱いやすい。荷物を増やしたくないなら、宅配便で自宅へ送れる店もあります。
旅程の変更案
雨の日の組み替え
金沢は雨の日数が多い土地です。気象庁の平年値(1991〜2020年)によると、金沢地方気象台が観測する年間降水日数(1mm以上)は177.3日。3日に1日以上は降る計算で、1泊2日でも当たる確率は低くありません。月別では1月が23.4日で最も多く、8月が9.3日で最も少ない。夏に屋外中心の日程を組みやすいのは、統計のうえでも裏づけがあります。
この行程で雨に弱いのは兼六園の玉砂利とひがし茶屋街の石畳です。どちらも歩けますが、靴が濡れます。屋内へ寄せるなら、金沢21世紀美術館の展覧会ゾーンを長めに取り、近江町市場のアーケード部分の滞在を伸ばす形。妙立寺はもともと屋内のガイドツアーなので、天候にほとんど左右されません。
移動をバス寄りにするのも雨の日の対処です。1日フリー乗車券を持っていれば、徒歩区間をバスに置き換えても追加の費用はかかりません。荷物を濡らしたくないなら、駅や香林坊のコインロッカーを早い段階で使ってください。
列車が1時間以上遅れたら
1日目が遅れても、この行程はあまり崩れません。兼六園は3月から10月中旬なら18時まで、金沢城公園の有料区画は16時30分まで。到着が昼過ぎになるなら、城の内部を諦めて兼六園と美術館の2つに絞れば夕方までに収まります。兼六園共通券を買わず、兼六園単体の320円にすれば1人180円浮きます。
崩れるのは2日目です。妙立寺は予約の時刻ちょうどに案内が始まり、遅刻は取消になります。列車や宿の都合で朝が遅れそうなら、前日のうちに電話して時間を動かしてください。ただし公式は「混雑時には予約の変更は受けておりません」とも書いているので、繁忙期は動かせない前提で考えるほうが安全です。
予約そのものが取れなかった場合は、2日目の午前を長町武家屋敷跡の散策と野村家に振り替え、美術館で見きれなかった展示に戻る形でも密度は保てます。妙立寺は魅力的ですが必須ではなく、予約状況に応じて組み替えられる位置づけのスポットです。
疲れた時の妥協案
削る順番は、金沢城の有料区画、長町武家屋敷跡、ひがし茶屋街です。城の内部を諦めれば共通券が要らなくなり、1人180円と30分が浮きます。長町を落とすと2日目の午後が丸ごと空き、早い新幹線に乗れます。
歩く距離を減らしたいなら、宿を近江町市場・武蔵ヶ辻のあたりに固定して、兼六園・金沢城・21世紀美術館という徒歩でつながる中心部だけに絞り、ひがし茶屋街は次回に回す判断も成立します。1日あたりの歩行は5キロから7キロほどになる行程なので、履き慣れた靴かどうかで2日目の午後の残り方が変わります。
子ども連れの場合は、妙立寺の拝観に長めの正座が伴うことがあります。未就学児は拝観できないので、年齢によっては近江町市場の食べ歩きと長町の散策に時間を配分し、忍者寺は次の機会に取っておくのが現実的です。
車椅子で回る場合は、兼六園が桂坂・蓮池門・小立野・随身坂の各料金所で手動と電動の車椅子を貸し出しています。園路は玉砂利敷きが多く、金沢城公園側は石段と坂が混じります。歩く距離を減らす目的でバスを増やすなら、1日フリー乗車券の元が取れるかどうかも同時に決まります。
定番のレンタカーと兼六園の有料ガイドを外した理由
金沢の1泊2日でレンタカーを使っていないのは、中心部の見どころが徒歩とバスでつながっているからです。兼六園・金沢城・21世紀美術館は隣り合っていて、ひがし茶屋街と長町と妙立寺は周遊バスの停留所から歩けます。駐車場を探して停めて出す時間を足すと、バスより速くなる区間がほとんどありません。市外の加賀温泉郷まで足を延ばすなら話は別で、その場合は金沢・加賀温泉の2泊3日のほうが行程ごと噛み合います。
兼六園の有料の観光ガイドも外しました。兼六園観光協会案内所で申し込める制度ですが、この行程では兼六園の滞在が1時間半で、ガイドの説明を聞くと金沢城か美術館のどちらかを削ることになります。庭園の由来まで掘りたい人向けで、定番を一通り見る1泊2日とは相性が良くありません。
空路で入る選び方もあります。小松空港から金沢駅までは空港連絡バスで約40分。西日本方面から向かう場合は、新幹線より総額が下がることもあります。セール運賃の探し方や座席指定・手荷物料金の考え方はLCCの予約テクニックにまとめてあるので、出発地によっては新幹線と並べて比べてから決めてください。
宿泊エリアの選び方
金沢は宿のエリアが3つに分かれていて、選び方で2日目の朝の動きが変わります。
金沢駅周辺は新幹線利用者にとって最も動きやすく、大型ホテルからビジネスホテルまで選択肢が多い。香林坊・片町は繁華街に近く夜の外食に便利ですが、駅まではバスかタクシーが要ります。武蔵ヶ辻は近江町市場の目の前で、2日目の朝に市場へ直行したい人向けです。この行程のように1日目に香林坊と茶屋街、2日目に市場と忍者寺を回るなら、駅と繁華街のどちらからも極端に遠くない駅周辺から武蔵ヶ辻のあたりが動きやすくなります。
価格は同じ日程でも動くので上の表には入れていません。空室と当日の価格はじゃらんで金沢駅・香林坊周辺の宿を見ると、駅からの距離と一緒に比べられます。
予約の順番は、妙立寺・新幹線・宿の3つです。妙立寺は1か月前の同じ日から電話受付で、人気の時間帯から埋まります。ここを押さえてから列車の時刻を決め、最後に宿を取る。宿泊費が上がりやすい時期を避けたいなら、夏の旅行の価格傾向で予約のタイミングを確かめておくと、同じ行程でも総額が変わります。
この旅行でかかる費用
前提: 大人2人・車なし・金沢市内の1泊2日。新幹線と宿と食事は席種・曜日・季節で幅が大きすぎるため総額から外し、公式が額を出している地上の実費だけを支払い単位で並べます。
上表の料金はすべて 確認日 2026-09-20 時点の公式表示。
題名の「総額4万円台」がどこから来ているかを書いておきます。東京から金沢までの北陸新幹線「かがやき」は普通車指定席の通常期で片道14,000円台が目安なので、往復で28,000円台。素泊まりのビジネスホテルが1泊5,000円前後、食事が2日で6,000円前後。これに上の表の1人3,490円を足すと、1人あたり42,000円から43,000円あたりに着きます。動くのは新幹線と宿と食事の3つだけで、地上の実費は行程を変えないかぎり動きません。
削れるのは、動く3つのほうです。新幹線の指定席料金は時期で変わるうえ、eチケット割引や早期購入割引が使えます。日程が決まった時点でJR東日本・JR西日本の公式予約サイトを見るのが、いちばん効く節約になります。現地に着いてから削ろうとしても、地上の実費は6,980円しかないので、削りしろがありません。
もうひとつ、バス代の検算をしておきます。1日フリー乗車券は800円で、1回の乗車が220円。3回で660円、4回で880円なので、4回目で元が取れます。1日目は駅から兼六園、香林坊からひがし茶屋街、茶屋街から宿の3回で660円。ここに1回足せば逆転しますが、足さないなら都度払いのほうが140円安い。2日目を2回で見積もって都度払いにしているのはこのためです。乗車回数を数えてから買うかどうかを決めてください。
季節で重心も変わります。春は兼六園の桜、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は積雪から庭木を守る雪吊りが名物の風景になります。同じコースでも、訪れる月で写真の中身がまったく違う。冬は路面が凍ることがあるので、歩きやすい靴の重要度が上がります。夏に組むなら、午前に庭園と城、日中は美術館や市場のような屋根のある場所、夕方以降にひがし茶屋街という時間帯の割り振りが、そのまま暑さ対策になります。
予算に余裕があるなら、足せる先は3つあります。金沢城公園内の茶室「玉泉庵」の呈茶が抹茶と上生菓子で1,000円、呈茶時間は9時から12時と13時から16時30分(年末年始は休み)。ひがし茶屋街の「志摩」と「懐華樓」の内部見学。そして21世紀美術館の展覧会ゾーンです。どれも1人1,000円前後で、外から眺めるだけでは見えない部分に入れます。
この行程が向かないのは、1日目が月曜に当たる人と、2日目の妙立寺を予約せずに来る人です。前者は21世紀美術館の展覧会ゾーンが閉まり、後者は当日枠が空いていなければ40分がそのまま空きます。支払いも、近江町市場とひがし茶屋街の個人商店、そして妙立寺は現金が要ります。キャッシュレスに寄せすぎず、小銭を含めた現金を持っておいてください。写真を撮り歩くと電池が減るので、容量の決め方はモバイルバッテリーの選び方にまとめてあります。
出典: 石川県金沢城・兼六園管理事務所/金沢21世紀美術館/北陸鉄道/近江町市場/妙立寺/ほっと石川旅ねっと/金沢市/気象庁の各公式サイト / 確認日 2026-09-20 / 写真: そらみみ(CC BY-SA 4.0)・Raita Futo(CC BY 2.0)ほか各キャプションに記載








