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夕暮れのコペンハーゲン・ニューハウン運河沿いに並ぶ木造建築群
モデルプラン公開 更新日

コペンハーゲン・オスロ・ストックホルム鉄道周遊6泊7日モデルプラン

書いた人みるとべ編集

目次12項目
  1. 旅程表
  2. DAY 1 コペンハーゲン ― 歩いて回れる範囲に、ニューハウンと円塔だけを入れる
  3. DAY 2 コペンハーゲン ― ローゼンボー城は10分刻みの時間枠で入る
  4. DAY 3 コペンハーゲン → オスロ ― 6時台の列車1本で、ヨーテボリで乗り換える
  5. DAY 4 オスロ ― ムンク美術館は時間枠を取り、ヴィーゲラン公園で1日を終える
  6. DAY 5 オスロ → ストックホルム ― 午前に要塞を歩き、11時台の SJ に乗る
  7. DAY 6 ストックホルム ― ヴァーサ博物館と市庁舎を、同じ日に入れる
  8. DAY 7 ストックホルム ― 空港へ向かう日は、旧市街を朝のうちに歩く
  9. 旅程の変更案
  10. ノルウェーのフィヨルドとベルゲンを外した理由
  11. 宿泊エリアの選び方
  12. この旅行でかかる費用
2人分の入場料と市内交通(現地通貨)DKK 400・NOK 624・SEK 1,410都市間の鉄道運賃・宿・食事は含まない。内訳は末尾の費用表

コペンハーゲンからオスロを経てストックホルムへ、飛行機を使わず鉄道だけでつなぐ6泊7日です。コペンハーゲン6時台発の列車は同じ日の13時台にオスロへ着き、オスロからストックホルムへは朝か昼の SJ に乗ります。コペンハーゲンからオスロまでの乗り換えは、ヨーテボリの1回だけです。

スウェーデンは2026年10月時点でデンマークとの陸上国境を含む国内の国境管理を再導入していて、コペンハーゲンからヨーテボリへ向かう列車はその国境を通ります。3か国ともシェンゲン協定域内ですが、パスポートは手元に置いて乗ってください。スウェーデンの現在の期間は2026年11月11日までで、12日から2027年5月11日までの延長が欧州委員会の一覧に載っています。

旅程表

午前午後夜
DAY 1到着・荷物を預けるニューハウン・円塔コペンハーゲン泊
DAY 2ローゼンボー城(10時台の枠)コンゲンス・ハーヴ・旧市街コペンハーゲン泊
DAY 3列車(6:29発)オスロ着13:45・オペラハウスの屋根オスロ泊
DAY 4ムンク美術館ヴィーゲラン公園オスロ泊
DAY 5アーケシュフース要塞列車(11:46発・17:16着)ストックホルム泊
DAY 6ヴァーサ博物館市庁舎の見学ツアーストックホルム泊
DAY 7ガムラスタン空港へ帰国便

DAY 1コペンハーゲン ― 歩いて回れる範囲に、ニューハウンと円塔だけを入れる

動線の意図: 到着日は時刻に縛られる予定を入れない。運河沿いと旧市街の2か所を歩きでつなぎ、夜は早く休む。

午後: ニューハウンの運河から円塔へ

ニューハウンは17世紀に掘られた運河で、色の違う家が水際に並び、帆船が係留されています。運河の突き当たりまで歩いて、反対側の岸を戻れば、両岸の家並みを見られます。ここは入場料のかからない場所なので、到着日の疲れが残っていても、予定が崩れる心配がありません。

ニューハウン所要 40〜60分

運河に面した色とりどりの家並みと、水際に係留された木造帆船。

岸を一往復してから、旧市街側で入る店を決めると、席を探して歩き回らずに済む。

料金
歩くだけなら無料

運河から旧市街の中を歩いてつなぐと、円塔(ルンデトーン)に着きます。円塔は1642年から立つ塔で、頂上までらせん状のスロープが続きます。2026年は光速を測ったオーレ・レーマーの発見から350年にあたり、年を通して特別展と催しが組まれています。図書の間にあたる階では入れ替わりの展示があり、入場券でそのまま入れます。展示の入れ替え中や催しの日は閉まります。

コペンハーゲンの円塔を見上げた煉瓦造りの外壁と、アーチ状の窓
円塔の外壁(写真: Dietmar Rabich / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
円塔(ルンデトーン)所要 45〜60分

らせん状のスロープが、途中の図書の間と頂上の展望台を結ぶ。

券は窓口で当日に買う方式で、事前購入はできない。支払いは現金(クローネとユーロ)とカードが使える。

開館
10月から3月は月・火曜が10〜21時、水〜日曜が10〜18時。4月から9月は毎日10〜20時
料金
大人60クローネ(学生40・17歳以下は無料)
公式
Rundetaarn 公式 ↗

頂上の公開天文台は、冬は月・火曜の18〜21時に開く案内ですが、公式は2026年に天文台を改修すると断っています。星を見る予定を立てる前に、公式で開いているかを見てください。

月・火曜の夜は21時まで開いているので、DAY 1 が月曜か火曜に当たる出発日なら、円塔を夕食のあとに回して、午後をニューハウンの散歩に当てる並べ替えもできます。

DAY 2コペンハーゲン ― ローゼンボー城は10分刻みの時間枠で入る

動線の意図: 時間枠のある城を朝に置き、午後を予定なしの散歩にして、翌朝6時台の列車に備えて早く戻る。

午前: ローゼンボー城の枠を事前に取る

ローゼンボー城は1606年にクリスチャン4世が造り始めた離宮で、地下の宝物庫にデンマークの王冠と宝飾品が収まっています。小さな城なので同時に入れる人数が限られ、入場券は10分刻みの時間枠つきでしか売られません。繁忙期は枠が埋まるため、事前にオンラインで買えば、窓口で列に並ばずに入口へ進めます。オンラインは140クローネ、当日窓口は150クローネで、1人10クローネ安くなります。11月2日から12月23日までは月曜が休館なので、この期間に DAY 2 が月曜に当たる出発日は避けてください。

宝物庫に並ぶ王冠類は、エメラルド・セット、ローズカット・ダイヤモンド・セット、ブリリアントカット・ダイヤモンド・セット、真珠とルビーのセットの4組が柱です。エメラルド・セットは1840年代に作られ、当初からティアラを含む唯一のセットです。真珠とルビーのセットの真珠は17世紀後半にさかのぼり、王室の所蔵品として最も古い部類にあたります。

持ち込みには規則があります。バックパックは入れず、ハンドバッグも15×23×15センチメートルまでで、体の前に提げる決まりです。大きい荷物は入口のロッカーに無料で預けられますが、スーツケースを置く場所はなく、閉館後は取り出せません。ホテルを出る前に、城へ持って入るものを小さなバッグにまとめておいてください。城にエレベーターはなく、階段が多く戸口も狭い造りです。

コペンハーゲンの庭園の木立の奥に建つ、赤れんがと緑の尖塔を持つローゼンボー城
ローゼンボー城(写真: kallerna / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
ローゼンボー城所要 60〜90分

ルネサンス様式の離宮。クリスチャン4世の謁見の間と、亡くなった寝室、地下の宝物庫の王冠類を見る。

最寄りはノアポート駅で、城の敷地まで200メートルほど。入口はエスタ・ヴォルゲーゼ4A。

開館
毎日10〜17時。11月2日〜12月23日は月曜休館・火〜日10〜16時(入場券の販売は閉館の30分前まで)
料金
大人140クローネ(オンライン)/150クローネ(窓口)
公式
Rosenborg Castle 公式 ↗

午後: 城の庭園から旧市街を歩く

城はコンゲンス・ハーヴ(王の庭)の中にあり、出たらそのまま庭園を歩けます。ノアポート駅の方向へ戻れば旧市街で、午後は予定を入れずに歩いて、気に入った店で長く座ります。DAY 3 は列車が6時台に出るので、夕食は早めにして荷物をまとめ、翌朝の駅までの道を確かめておきます。

3つの王宮を回るなら、ローゼンボー城・アマリエンボー博物館・クリスチャンスボー城の入場を3日間で1枚にまとめたロイヤル・パレス・パスがあり、オンラインで245クローネ、窓口で255クローネです。この行程は城をローゼンボー1か所に絞ったので、単券で足ります。

DAY 3コペンハーゲン → オスロ ― 6時台の列車1本で、ヨーテボリで乗り換える

動線の意図: 都市間の移動日は移動に半日を使う前提で、着いた日の午後に、開いている時刻が長い屋外の場所だけを入れる。

午前: コペンハーゲン中央駅 6:29 発、ヨーテボリ乗り換えでオスロ着 13:45

鉄道だけでオスロへ行く経路は、コペンハーゲン中央駅からエーレスンド海峡を渡ってヨーテボリへ行き、そこで国境越えの列車に乗り継ぐ1本です。ノルウェーの公共交通の公式経路検索 Entur で2026年11月9日と10日の平日の時刻を引くと、次の組み合わせが出ます。

発乗り換え着所要
6:29 コペンハーゲン中央駅ヨーテボリ 10:05着・10:14発(9分)オスロ中央駅 13:457時間16分
8:30 コペンハーゲン中央駅ヨーテボリ 12:05着・12:15発(10分)オスロ中央駅 15:477時間17分
10:29 コペンハーゲン中央駅ヨーテボリ 14:05着・14:14発(9分)オスロ中央駅 17:447時間15分

前半はコペンハーゲンからヨーテボリまでのエーレスンド・トーグ(Öresundståg)で、後半はヨーテボリからオスロまでの Vy の RE20 です。乗り換えは同じヨーテボリ中央駅の中で、9分か10分しかありません。6時台の列車が遅れて乗り継げなかった場合の動きは、後半の変更案に書きました。運賃は日付と購入時期で変わるので、乗る日の予約画面で出る額を見て決めます。この記事の費用表には入れていません。

午後: 着いた足でオペラハウスの屋根へ

オスロ中央駅に13時45分に着いたら、荷物をホテルに預けてからオペラハウスへ歩きます。ビョルヴィカ地区のオペラハウスは、建築家のスノヘッタが屋根を誰でも上れる広場にする意図で設計していて、白いカラーラ産の大理石が海へ向かってゆるやかに下っています。ロビーは月〜土曜が11〜16時、日曜が12〜16時なので、屋内を見るなら着いてすぐ入ります。

オスロのオペラハウスの白い大理石の屋根から、港とフィヨルドの入り口を見る
オスロ・オペラハウスの屋根(写真: kallerna / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
オスロ・オペラハウス所要 45〜60分

白い大理石の屋根を歩いて、フィヨルドの入り口と港を見渡す。

ロビーは樫の波打つ壁が目印で、16時を過ぎると閉まる。

ロビー
月〜土曜 11〜16時・日曜 12〜16時(公演のある日は終演まで)
料金
屋根を歩くだけなら無料
公式
Oslo Opera House 公式 ↗

日が暮れる前に屋根から港を見て、歩いてホテルへ戻る。到着日の予定はこれだけです。

DAY 4オスロ ― ムンク美術館は時間枠を取り、ヴィーゲラン公園で1日を終える

動線の意図: 時間指定のある屋内を午前に置き、午後は終日開いている公園へ路線で移動する。移動は往復2回に収める。

午前: ムンク美術館

ムンク美術館はオペラハウスと同じビョルヴィカ地区にあり、オスロ中央駅の周辺に宿を取れば歩いて入れます。入場は時間指定で、公式は事前に時間指定の券を買うよう案内しています。開館は日〜火曜が10〜18時、水〜土曜が10〜21時で、大人は220クローネです。25歳未満は100クローネ、17歳以下は無料です。

毎月第1水曜の18〜21時は入館が無料になります。予約は要らず、当日美術館で券を受け取る方式で、7月・8月・9月は対象外です。出発日がこの条件に当たるなら、DAY 4 を水曜に合わせて夕方に回すと、2人で440クローネが浮きます。

オスロの水辺に建つ、ガラスと金属の外壁を持つムンク美術館の高い建物
ムンク美術館(写真: Helge Høifødt / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
ムンク美術館所要 90〜120分

ムンクの作品を収める美術館で、水際の高い建物の中に展示室が重なる。

午前の早い枠は人が少ない。時間指定の券は公式の販売ページで買い、電子券が出せないときは館のスタッフに頼む。

開館
日〜火曜 10〜18時・水〜土曜 10〜21時
料金
大人220クローネ(25歳未満100・17歳以下は無料)
公式
MUNCH 公式 ↗

午後: ヴィーゲラン公園へ

ヴィーゲラン公園は市の西側にあり、地下鉄・トラム・バスのどれかで行きます。ルーテル(Ruter)のゾーン1の1回券は大人46クローネで、有効は乗車を始めてから60分です。市内の移動はこの券で、トラム・バス・地下鉄・ボートに乗り継げます。この行程では往復の2回だけです。24時間券は1日に4回以上乗る日に割安になると公式が案内しているので要らず、1回券を2人で4枚買います。券はルーテルのアプリで買い、車内で買うと少し高くなります。

公園には花崗岩・ブロンズ・錬鉄の彫刻が200点以上並び、多くは1940年から1949年にかけて据えられました。噴水、橋、モノリット、人生の輪が主な見どころで、公園はいつでも開いていて入場料はかかりません。モノリットは人の体を積み重ねた1本の石柱で、基壇の階段から見上げると全体がつかめます。

噴水は、もともと国会議事堂の前のエイズヴォル広場に置く計画でした。計画は実現せず、1924年に市議会がフログネル公園へ噴水を据えることに決めます。そのころには公園の構想がモノリットと橋を含む規模へ広がっていて、完成まで40年以上の仕事になりました。

オスロのヴィーゲラン公園で、モノリットの石柱と周囲の階段状の高台に彫刻が並ぶ
モノリットの高台(写真: Yair-haklai / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
ヴィーゲラン公園所要 60〜90分

グスタヴ・ヴィーゲランの彫刻が並ぶ公園。噴水から橋、モノリットの高台へと軸線が通っている。

橋の上の彫刻から始めて、噴水・モノリット・人生の輪の順に進むと、通路の突き当たりに向かって進める。雨でも歩ける靴で行く。

開園
常時開放
料金
無料(隣のヴィーゲラン美術館は別料金)
公式
Vigeland Museum 公式 ↗

DAY 5オスロ → ストックホルム ― 午前に要塞を歩き、11時台の SJ に乗る

動線の意図: 昼の便に乗れば、午前にオスロを1か所歩く余裕ができる。朝6時前の便に乗らない代わりに、ストックホルムへは夕方に着く。

午前: アーケシュフース要塞

アーケシュフース要塞は、1290年ごろに着工し、700年にわたって王と国家の中心だった要塞です。ノルウェーで最も保存の良い中世の要塞で、ルネサンス様式の城には王家の霊廟があります。敷地にはアーケシュフース城・国防博物館・ノルウェー抵抗博物館があり、荷物をホテルに預けて歩いて回れる範囲に収まっています。

要塞が戦いで試されたのは1308年の攻撃が最初で、16〜17世紀にはクリスチャン4世のもとで稜堡式の要塞に作り替えられ、城はルネサンス様式の宮殿になりました。最後の戦闘は1716年のスウェーデン王カール12世の攻撃で、1814年以降は国の監獄や学校、倉庫として使われた時期もあります。オスロの町は1624年にこの要塞の城壁の下に造り直されました。夜は新しいLED照明が城壁と塔を照らします。

アーケシュフース要塞所要 60〜90分

城壁の上から港が見える、市の中心にある緑の高台。

列車は11時46分発なので、要塞は10時台に切り上げてホテルで荷物を受け取る。博物館に入るなら、開館時間と料金は公式で当日見る。

公式
Forsvarsbygg 公式 ↗

午後: オスロ中央駅 11:46 発、ストックホルム中央駅 17:16 着

オスロ中央駅からストックホルム中央駅へは、SJ の直通列車(路線番号70)に乗ります。Entur の2026年11月10日(火)の時刻では、5:47発11:17着(5時間30分)、7:16発13:20着(6時間4分)、11:46発17:16着(5時間30分)、14:31発20:20着(5時間49分)、16:52発22:24着(5時間32分)の5本が出ます。乗り換えはありません。11:46発を選ぶと、前日の夜を急がずに済み、午前に要塞を歩く時間が残ります。

夕方にストックホルム中央駅へ着いたら、宿へ荷物を置いて、旧市街のガムラスタンを歩きます。到着日の夕方はここまでで、ストックホルムの交通は、着いた時点から使う72時間券で通します。72時間券は SL のアプリで先に買え、使い始めるまで最大60日寝かせられます。有効になるのは、アプリで有効化を押した時か、カードを最初にタッチした時からです。

ストックホルムのガムラスタンで、石畳の細い通りの両側に店と古い建物が並ぶ
ガムラスタンの通り(写真: Jorge Láscar / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)
ガムラスタン(旧市街)所要 60〜90分

島の上に石畳の細い通りが折れ曲がって続く、ストックホルムの旧市街。

大通りより、並行する細い路地を歩くほうが店の看板と建物の古い壁が近い。夕方は照明が点いて通りの表情が変わる。

料金
歩くだけなら無料

DAY 6ストックホルム ― ヴァーサ博物館と市庁舎を、同じ日に入れる

動線の意図: 開館と同時に入る博物館を午前、日ごとに時刻が決まる見学ツアーを午後に置き、2つの間は SL の72時間券で移動する。

午前: ヴァーサ博物館

ヴァーサ号は1628年に処女航海で沈んだ軍艦で、1961年に引き揚げられました。博物館には、ほぼ当時の姿のまま船体が収まっています。開館は9月から5月が毎日10〜17時で、水曜だけ20時まで開いています。6月から8月は8時30分から18時です。

料金は季節で変わります。大人は1月〜4月と10月〜12月が195クローナ、5月〜9月が240クローナで、18歳以下は無料です。支払いはカードのみで、当日に買えます。事前に買った券は列の優先になりません。ヴラク沈没船博物館との組み合わせ券は72時間有効で、10月〜4月が315クローナ、5月〜9月が359クローナです。

ストックホルムのヴァーサ博物館で、17世紀の軍艦ヴァーサ号の船腹と大砲の窓を下から見る
ヴァーサ号の船体(写真: Jules Verne Times Two / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
ヴァーサ博物館所要 90〜120分

17世紀の軍艦ヴァーサ号が、船体の大半を当時のまま展示室に収めている。

9月〜5月は水曜の夕方が20時まで開いているので、DAY 6 が水曜なら、午前を市庁舎側に回して夕方に入る並べ替えもできる。

開館
9〜5月 毎日10〜17時(水曜は20時まで)・6〜8月 8:30〜18:00。12月24日・25日は休館
料金
大人195クローナ(1〜4月・10〜12月)/240クローナ(5〜9月)
公式
Vasa Museum 公式 ↗

午後: 市庁舎の見学ツアー

ストックホルム市庁舎は、案内人つきの見学でしか入れません。1923年に建った建物で、約800万個のれんがを積んでいます。ツアーにはブルーホール、ゴールデンホール、議会の間、プリンス・ギャラリーが含まれます。ブルーホールは、ノーベル賞の祝宴が開かれる会場です。所要は約45分で、スウェーデン語と英語で行われます。

券は1週間前に売り出されます。当日に買うなら、市庁舎ショップの窓口で、開くのは8時30分です。大人は150クローナ、年金生活者と学生は130クローナ、7〜18歳は60クローナ、6歳以下は無料です。プリンス・ギャラリーは土曜に結婚式があるため閉まります。ツアーは短い予告で内容が変わったり中止になったりすることがあるので、前日に公式の時刻表を見直しておきます。

夕暮れの湖畔に立つ、塔のある赤れんがのストックホルム市庁舎
ストックホルム市庁舎(写真: Julian Herzog / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons)
ストックホルム市庁舎所要 45〜60分

赤れんがの建物の中に、ノーベル賞の祝宴会場が収まっている。

見学は案内人つきの1本だけで、時刻はその日の公式の表で決まる。見学のあとに湖側の公園を歩いて、外観を水際から見る。

料金
大人150クローナ(年金生活者・学生130・7〜18歳60・6歳以下は無料)
所要
約45分
公式
Stockholm City Hall 公式 ↗

DAY 7ストックホルム ― 空港へ向かう日は、旧市街を朝のうちに歩く

動線の意図: 帰国便の時刻が決まっている日は、移動の手前に時間を置かない。市内の予定は朝の1か所だけにする。

最終日は便の時刻で動きが決まります。午後の便なら、荷物を宿に預けて朝のうちにガムラスタンの別の通りを歩き、昼前にストックホルム中央駅へ戻ります。空港へはアーランダ・エクスプレスが中央駅から18分で、12〜15分おきに走り、どの発車にも乗れる券です。72時間券は DAY 5 の夕方に使い始めたので、DAY 7 の夕方まで有効です。ただしアーランダ空港への鉄道は SL の券の対象外で、別の券が要ります。アーランダ・エクスプレスは、ラウンジに荷物を預けて行き先で受け取るサービスが券に含まれています。便まで時間があるときは、ロッカーに荷物を置いて身軽に歩く使い方もあります。

旅程の変更案

雨の日の組み替え

屋外が中心の場所は、DAY 1 のニューハウン、DAY 3 のオペラハウスの屋根、DAY 4 のヴィーゲラン公園、DAY 5 のアーケシュフース要塞の外周、ガムラスタンです。雨の日は、屋内で組み立てた場所に時間を寄せます。円塔、ローゼンボー城、ムンク美術館、ヴァーサ博物館、市庁舎のツアーは、どれも天気に関係なく入れます。とくに DAY 4 は、午前のムンク美術館に90分から120分かけて、ヴィーゲラン公園は雨が上がる時間帯だけにします。水〜土曜はムンク美術館が21時まで開いているので、午後に回して夜まで使う手もあります。

便が1時間以上遅れたら

いちばん崩れやすいのは DAY 3 です。コペンハーゲン6:29発の列車が遅れてヨーテボリで乗り継げないときは、後続の Vy の RE20 に乗り換えます。同じ日の RE20 は、ヨーテボリ10:14のあとが12:15、14:14、16:10発です。コペンハーゲン8:30発なら着は15:47、10:29発なら17:44で、オペラハウスは翌日の朝に回します。ロビーは16時に閉まるので、屋内を見たいなら DAY 4 の朝に入ります。オスロからの DAY 5 は、11:46発に乗れなかったとき、14:31発と16:52発が残ります。

疲れた時の妥協案

6泊7日のうち3日は移動で半日を使います。体力が足りない日は、DAY 4 のヴィーゲラン公園を外して、ホテルの近くの水際を歩いて終えます。DAY 5 は、アーケシュフース要塞を外周だけにして、早めに駅へ入り、駅のなかで昼食を取ります。DAY 2 のローゼンボー城は1時間で切り上げて、午後を丸ごと休みに回せます。

ノルウェーのフィヨルドとベルゲンを外した理由

北欧と聞いて思い浮かぶ、ソグネフィヨルドやベルゲンの港町は入れていません。この行程で使える日は、DAY 3 と DAY 5 が移動日で、DAY 7 が帰国日なので、3つの首都に使える日は実質4日だけです。オスロからフィヨルドへ日帰りする時間は残らないため、首都の中の美術館と公園、城に絞りました。フィヨルドを入れるなら、オスロの滞在を1泊増やすのではなく、行程全体を8泊以上に組み直すほうが無理がありません。

宿泊エリアの選び方

3都市とも、駅のそばを選ぶと移動日の朝が楽になります。宿の料金は日付と部屋で動くので、この記事には載せていません。

コペンハーゲン: ノアポート駅の周辺ローゼンボー城まで200メートルほどで、翌朝の列車が出る中央駅へも乗り継ぎやすい。
オスロ: オスロ中央駅とビョルヴィカの周辺到着した足でホテルに荷物を置いてオペラハウスとムンク美術館へ歩ける。11時台の列車に出るときも駅が近い。
ストックホルム: 中央駅とガムラスタンの周辺到着日の夕方に旧市街を歩いて宿へ戻れる。空港へ向かう日は、中央駅からアーランダ・エクスプレスに乗る。

この旅行でかかる費用

前提は大人2人、DAY 1 にコペンハーゲンへ到着し、DAY 7 にストックホルムから出発する形です。航空券、空港と市内の往復、都市間の鉄道運賃、宿、食事は日付と選び方で大きく変わるため、合計に入れたのは3か国それぞれの入場料と市内交通だけです。通貨が3つに分かれるので、円には換算していません。

支払い単位支払先2人分備考
ローゼンボー城の入場Royal Danish Collection280 DKKオンライン券・時間枠つき
円塔の入場Rundetaarn120 DKK窓口で当日購入
ムンク美術館の入場MUNCH440 NOK時間指定券
オスロの1回券(往復2回)Ruter184 NOK1人46クローネ × 4枚・ゾーン1
ヴァーサ博物館の入場Vasa Museum390 SEK1〜4月・10〜12月の料金
市庁舎の見学ツアーStockholm City Hall300 SEK約45分
市内交通 72時間券SL720 SEK1人360クローナ・アーランダ空港線は対象外
合計(航空券・都市間運賃・宿・食事を除く)DKK 400 / NOK 624 / SEK 1,410

上表の料金はすべて 確認日 2026年10月12日 時点の公式表示。

ヴァーサ博物館の大人料金は5月〜9月が240クローナなので、夏の出発ならスウェーデンの合計は1,500クローナになります。ムンク美術館を毎月第1水曜の夜(7〜9月を除く)に入れると、ノルウェーの合計から440クローネが外れます。

この行程は、午前に時間枠のある場所を置いて、午後を移動と屋外で組んでいます。そのぶん、朝に弱い人や、移動日に観光を入れたくない人には窮屈です。コペンハーゲン6:29発の列車に乗るために DAY 2 の夜は早く寝る必要があり、乗り換えの9分も余裕がありません。移動を軽くしたい場合は、8:30発に変えて、DAY 3 の朝にコペンハーゲンで1か所を足すのが現実的です。都市間の運賃は、同じ列車でも買う時期で変わります。予約が始まったら、乗る日の画面で額を見て、飛行機と並べて決めます。

同じヨーロッパの別都市は、アムステルダム3泊5日モデルプランやロンドン4泊6日モデルプラン、ミュンヘンとノイシュバンシュタイン城の4泊6日で扱っています。現地の通信は、eSIMとポケットWi-Fiの比較が使えます。

出典: Royal Danish Collection(ローゼンボー城)・Rundetaarn・MUNCH・Vigeland Museum・Oslo Opera House・Forsvarsbygg・Ruter・Entur・Vasa Museum・Stockholm City Hall・SL・Arlanda Express・欧州委員会(国境管理の再導入) / 確認日 2026年10月12日 / アイキャッチ: Moahim/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

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