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ホイアン旧市街

ホイアン旧市街(ベトナム) / Steffen Schmitz (more photos)(CC BY-⁠SA 4.0)

モデルプラン公開 更新日

ダナン&ホイアン4泊6日モデルプラン⁠|ビーチと世界遺産、ランタンの街をめぐる旅

書いた人みるとべ編集

目次9項目
  1. 旅程表
  2. DAY 1 着いた日にやることは、入国印の確認だけ
  3. DAY 2 山は午前、ビーチは午後、橋は21時ちょうど
  4. DAY 3 バーナーヒルズの券は3日間有効だから、1日で使い切らなくていい
  5. DAY 4 ホイアンは同じ市の中にある。ランタンの夜は旧暦14日
  6. DAY 5 帰りの便から逆算して、午前だけを自由にする
  7. 旅程の変更案
  8. 宿泊エリアの選び方
  9. この旅行でかかる費用
2人分の入場料・ケーブルカー・路線バス(航空券・宿・食事を除く)2,620,000ドン内訳と確認日は次の表

バーナーヒルズの基本券が1人1,000,000ドンで、固定費の4分の3を占めます。五行山は40,000ドン、ホイアン旧市街の共通券は120,000ドン。2025年の再編でホイアンはダナン市の一部になり、02系統のバスが全区間30,000ドンで結びます。ツアーなしの4泊6日で、2人分の固定費は約1万6千円です。

旅程表

午前午後夜
DAY 1日本を出発—ダナン着 → ミーケービーチ沿いの宿へ
DAY 2五行山(水山)を3〜4時間ミーケービーチドラゴン橋の火と水(金・土・日の21時)
DAY 303系統バスでバーナーヒルズへゴールデンブリッジとフレンチビレッジダナンへ戻って夕食
DAY 402系統バスでホイアンへ共通券で来遠橋と会館・古民家旧暦14日ならランタンの夜(18:30〜21:00)
DAY 5市場とスパ空港へ夜便で帰国(翌朝 日本着)

DAY 1着いた日にやることは、入国印の確認だけ

動線の意図: 初日は空港から宿までの1本にする。翌朝の五行山に3〜4時間を充てるので、夜に予定を足さない。

出発前: ビザ免除は45日、根拠の政令は2028年3月14日で切れる

日本の旅券でベトナムに入る場合、45日以内の滞在はビザが要りません。根拠は2025年3月7日付の政令 Nghị quyết 44/NQ-CP で、日本を含む12か国が対象です。旅券の種別も入国目的も問われません。効いている期間は2025年3月15日から2028年3月14日までで、その後どうなるかは法令に基づいて改めて決められます。「2028年まで」という書き方をよく見ますが、正確には2028年3月14日までです。

免除を受けるための条件は3つ。滞在が45日以内であること、入国するときに旅券の残存有効期間が6か月以上あること、入国禁止事由に当たらないこと。かつてあった「前回の出国から30日以上経過していること」という要件は、法律 51/2019/QH14 で廃止されています。古い記事にはまだ残っている条件なので、連続して2回行く予定があるならここを疑わなくて済みます。

国際空港から入るときは、出入国カードの記入と提出は要りません。陸路の国境など地方の入管では求められることがあります。それより大事なのが、入国印が押されているかをその場で見ることです。滞在許可の期限は印の日付で決まります。印のないまま出国しようとすると不法入国として扱われるので、審査窓口を離れる前に旅券を開いて確かめます。

2026年に入って、入国前の事前申告登録という仕組みが試験運用に入りました。2026年4月15日にタンソンニャット空港で始まり、6月にノイバイ空港へ広がっています。登録サイトは入管当局のもので、入国の3日前から日本語を含む複数の言語で申告でき、費用はかからず、クレジットカード情報を入れる欄もありません。完了後のQRコードを審査窓口で見せると審査が速く進みます。ダナン国際空港も拡大の対象に挙がっていますが、開始の時期はまだ公表されていません。義務ではないので、登録できなくても入国そのものには影響しません。

現金を持ち込む量にも線があります。5,000米ドル相当を超える外貨、または1,500万ドンを超えるベトナムドンを持って入るときは、空港での申告が必要です。滞在中の宿泊登録は、ホテルやアパートに泊まるかぎり管理者が代わりに済ませてくれます。

夜: 1万ドンは約61円、空港からの所要は公式に出ていない

両替の感覚をつかむ数字を1つ持っておくと、屋台でも市場でも迷いません。ベトコムバンクの公表相場では、日本円の電信買いが1円あたり164.13ドン。1万ドンがおよそ61円です。在ベトナム日本国大使館も「10,000ドン=約60円」と書いていて、桁の感覚としてはこれで足ります。0が多い通貨なので、万単位で丸めて日本円に置き換える癖をつけたほうが速い。

空港から市街までの距離と所要は、公式の一次情報に記載が見当たりませんでした。「車で20分」という数字はよく出回っていますが、出所のはっきりした値ではないので、宿の場所を決める材料にはしないほうがいい。分かっているのは、ホイアンからダナン国際空港までが約30kmということだけです。

電圧とプラグ形状も同じ扱いになります。「220V・Aタイプ」と書かれることが多いものの、在ベトナム日本国大使館の出入国情報と生活情報、ベトナム観光総局の公式サイト、ベトナム電力公社の英語サイトのいずれにも記載がありません。手持ちの機器が何ボルトまで受けられるかは本体の表示で確かめるのが確実です。変換プラグだけで足りるのか変圧器が要るのかの切り分けは、変換プラグと変圧器の違いにまとめてあります。

DAY 2山は午前、ビーチは午後、橋は21時ちょうど

動線の意図: 五行山の公式推奨が「午前中に3〜4時間」。ドラゴン橋の噴射が21時。動かせない両端を先に置き、日中のいちばん暑い時間を海に残す。

この日の3か所は、市の中心部から南へ一直線に並んでいます。五行山まで約8km、そこから海沿いに戻るとミーケービーチ、夜はハン川まで上がってドラゴン橋。移動の総量が小さいので、暑さで消耗しても組み替えが利きます。

午前: 五行山は6峰ある。登るのはそのうち1つ

高所から見た五行山の石灰岩の岩山と麓に広がるノンヌオックの街並み
五行山。大理石の岩山が平地から唐突に立ち上がる。 写真: Viethavvh at vi.wikipedia(Public domain)

「五行山」という名前から5つの山を想像しますが、公式の説明は6峰の山塊としています。水山(トゥイソン)、金山(キムソン)、火山(ホアソン)、土山(トーソン)、木山(モクソン)の5つの名のうち、火山だけがズオンホアソンとアムホアソンの2峰に分かれるためです。観光で登るのは水山1つだけ。東西に15ヘクタール広がり、洞窟が9か所、築400年を超えるタムタイ寺とリンウン寺があります。

五行山(マーブルマウンテン)・水山8:30 から3〜4時間

見どころ: 2018年12月24日付の首相決定 1820/QĐ-TTg で特別国家遺跡に格付けされ、翌2019年1月に授与式が行われた場所です。石灰岩の壁を穿った洞窟に仏像が祀られ、頂上からはミーケービーチの海岸線とダナンの街が一度に見渡せます。隣接するノンヌオック石彫村は2014年に国家無形文化遺産へ認定されていて、山を下りたところに石工の作業場がそのまま並びます。

実用tip: 徒歩で上がると石段が150段を超えます。ガラス張りのエレベーターが片道15,000ドン、往復30,000ドンなので、帰りだけ階段にする組み方もできます。アムフー洞窟(地獄洞窟)は入場料に含まれず別に20,000ドン。解説を頼むなら1団体50,000ドンです。入口は「1番門」と「2番門」の2か所あり、どちらでも券を買えます。公式は市中心部を7時30分から8時に出て8時30分ごろから歩き始める形を勧めていて、夏は9時前か16時以降を推しています。

料金
大人 40,000 ドン / 人・回(6歳未満は無料)
エレベーター
片道 15,000 ドン・往復 30,000 ドン
別料金
アムフー洞窟 大人 20,000 ドン(生徒・学生 7,000ドン)/ ガイド 50,000 ドン・団体
位置
ダナン市中心部から南東へ約8 km・車で約15分
開門
公式サイトに時刻の記載を確認できず(所要の推奨は午前中3〜4時間)
公式
ダナン市観光局 ↗

旧来この山の所要は「1時間半から2時間」と紹介されてきました。公式が勧めているのは午前中に3〜4時間です。洞窟を9か所すべて覗いて石彫村まで下りるなら、差は歩く速さではなく見る数の違いになります。午後をビーチに空けるなら、洞窟は水山の主要な3つに絞れば足ります。

午後: ミーケービーチは高層の宿が背中合わせに並ぶ浜

ミーケービーチの白砂とパラソル、監視小屋の背後に並ぶ高層タワー
ミーケービーチ。監視小屋とパラソルの向こうに高層の宿が立つ。 写真: Jpatokal(CC BY-SA 4.0)

五行山からミーケービーチまでは海沿いの道を北へ戻るだけです。白砂と遠浅という浜の性格は写真のとおりですが、背後に立っているのは椰子林ではなく高層の宿で、写真で見る「南国のリゾート」とは印象が違います。人の少ない浜を期待して行くと、そこは外れます。

この浜を「米誌が世界の魅力ある浜に選んだ」と書く記事が多いのですが、誌名も年も特定できませんでした。裏の取れない称号を判断材料にせず、午後の数時間を海の見える場所で潰すための場所として扱うほうが行程は安定します。海に入らないなら、浜沿いのカフェで果物のジュースを頼んで日が傾くのを待てばいい。

夜: ドラゴン橋は火を2分、水を3分。ただし金・土・日だけ

ドラゴン橋(カウ・ロン)20:30 から1時間

見どころ: ハン川に架かる全長666.5mの橋で、2013年3月29日に開通しました。橋桁の上を龍の胴体が這う形をしていて、頭にあたる東岸側から火と水を噴きます。噴射は毎週金・土・日と主要な祝日の21時。火を2分間、続いて水を3分間。順番と長さが決まっているので、始まってから場所を移る余裕はありません。

実用tip: 平日の夜に行っても噴射はありません。旧来「週末の夜」「時間は現地で要確認」と書かれてきましたが、開始は21時ちょうどで固定です。曜日がずれるなら、この夜は川沿いのライトアップだけを見る予定に切り替えます。祝日は例外があり、2026年の建国記念日(9月2日)は8月28日から9月2日まで6夜続けて21時に実施されました。

実施
毎週 金・土・日 と主要祝日の 21:00
内容
火 2 分 → 水 3 分
全長
666.5 m(2013年3月29日開通)
料金
無料(橋の周辺から見る)
公式
ダナン市観光局 ↗

この行程でいちばん曜日に縛られるのがここです。DAY 2 が月曜から木曜に当たると、橋の前で21時を待っても何も起きない。出発日を1日ずらせるなら、DAY 2 が金曜から日曜のどれかに乗るように組むほうが取りこぼしが減ります。動かせないなら、DAY 3 か DAY 4 の夜に橋だけ見に戻る形でも成立します。ダナンに4泊するので、週末の夜はどこかで必ず1回は来ます。

DAY 3バーナーヒルズの券は3日間有効だから、1日で使い切らなくていい

動線の意図: 山頂は海抜1,487mで、天候が読めない。券が初回使用日から3日間効くので、この日を「先に1回入っておく日」として使い、雲に巻かれたら翌日に残りを回す。

バーナーヒルズはダナン市の中心部から20km以上あります。自力で行くなら、ダナン国際空港とバーナーヒルズ駐車場を結ぶ03系統のバスが使えます。1日32便、片道60分、平均の路線長は25km。運賃は路線の半分未満で15,000ドン、半分から全区間で30,000ドン、生徒と学生は8,000ドンです。2026年製の電気バス(30人乗り)で走っています。

起点が空港なので、市街の宿からはまず空港まで出ることになります。そのぶんの手間を嫌うなら、配車アプリか送迎付きの現地ツアーで駐車場まで直行する形のほうが早い。ただし配車の料金は公式に公表されていないので、額は当日の画面で見ることになります。

バーナーヒルズで巨大な石の手が支えるゴールデンブリッジ
ゴールデンブリッジ。二つの石の手が金色の橋を持ち上げる。 写真: DvTor8303(CC0)
サンワールド・バーナーヒルズ9:00 から6〜7時間

見どころ: 海抜1,487mの山上に、ケーブルカーで一気に上がります。外国人を含む市外からの来訪者の基本券は大人1,000,000ドン。往復のケーブルカーに加えて、ゴールデンブリッジ、フレンチビレッジ、ファンタジーパーク、ル・ジャルダン・ダムールの入場が含まれます。ケーブルカーはギネス世界記録を複数回取得していて、2022年のワールド・トラベル・アワードでは「世界最高のケーブルカーシステム」と「世界最高のシンボリック観光地」、ゴールデンブリッジが「世界最高のシンボリック観光橋」を受けています。

実用tip: 券は初回に使った日から連続3日間有効で、期間中はケーブルカーの乗車回数に制限がありません。1日で回りきる前提を捨てられるのはここが理由です。2026年9月1日からは、券に含まれる特典がケーブルカー券のQRコード1つに統合され、紙のクーポンは廃止されました。別料金の体験は、登山100,000ドン、光の博物館150,000ドン、ワインセラー100,000ドン、ボブスレー70,000〜250,000ドン、優先レーンのWow Passが300,000ドン。標高が1,487mあるので、市街が30度を超える日でも山上は肌寒くなります。羽織るものを1枚入れておきます。

営業
毎日 08:00〜22:00
基本券(市外客)
大人 1,000,000 ドン / 70歳超・身長1m〜1.4m 800,000 ドン
基本券(ダナン市内客)
大人 650,000 ドン / 70歳超・身長1m〜1.4m 550,000 ドン
有効期間
初回使用日から連続 3 日間(ケーブルカーの乗車回数は無制限)
標高
海抜 1,487 m・ダナン市中心部から20km超
公式
Sun World Ba Na Hills ↗

ケーブルカーを「世界最長級」と書く紹介をよく見かけますが、公式のページに長さの数値はありません。あるのはギネス世界記録を複数回取ったという記述だけです。ゴールデンブリッジの全長と高さも同じで、公式に数字が載っていません。橋の見え方は距離より天候に左右されるので、数字を知らないことで損をする場面はまずないはずです。

1日を丸ごと1か所に預ける組み方は、行程全体の余裕をこの日に集める形でもあります。同じ考え方で日程を組んだ例として、城1つに1日を使うミュンヘンとノイシュバンシュタイン城の4泊6日があります。どちらも、その1か所が潰れたときに何が残るかを先に決めておくと崩れにくい。

移動と入場をまとめて手配するなら、VELTRAでダナン発の現地ツアーを探すと、送迎とケーブルカーを込みにした形が出てきます。自力なら03系統の往復で2人120,000ドン。差額がそのまま、空港まで出る手間と時刻表を自分で扱う手間の値段になります。

DAY 4ホイアンは同じ市の中にある。ランタンの夜は旧暦14日

動線の意図: 旧市街が歩行者専用になるのが9時から。共通券の窓口は21時30分まで開いている。昼に券の枠を使い、日が落ちてから川沿いへ下りる。

2025年の行政再編で、クアンナム省はダナン市に統合されました。新しいダナン市は面積11,859.59平方キロメートル、人口3,065,628人、94の基礎自治体を持ち、中央直轄の6市では最大です。ホイアン世界文化遺産保存センターの公式の住所表記も「Phường Hội An, TP. Đà Nẵng」に変わっています。ダナンとホイアンを別の県として扱っている案内は、この再編より前に書かれたものです。

午前: 02系統のバスは全区間30,000ドン、最終が18時30分

ダナンとホイアンを結ぶ公共バスは02系統です。旧「01系統 ダナン–ホイアン」はもう走っていません。区間はベンセー・チュンタム(中央バスターミナル)からダナン市行政センターを経てクアダイまで。距離制で、10km以下が8,000ドン、10〜25kmが20,000ドン、25kmを超えて全区間までが30,000ドン。生徒と学生は距離にかかわらず8,000ドンです。

経路所要・運行2人分(片道)向く人・注意
02系統バス(全区間)全区間90分・行政センター〜クアダイは70分・5:15〜18:30・15〜30分間隔で1日60便60,000 ドン日中に往復する人。最終18:30なので夜のホイアンからは戻れない
02系統バス(10〜25km)同じ路線・区間で運賃が変わる40,000 ドン五行山あたりから乗る人
配車アプリ・チャーター車五行山(ノンヌオック)からホイアンまで車で約30分公式の公表なし夜まで残る人。帰りの足を先に確保できる

「ダナンからホイアンまで車で30分」という数字は、起点を五行山のあるノンヌオック地区に取ったときの値です。市の中心部から公共バスで向かうと、行政センターからクアダイまでで70分、全区間なら90分かかります。倍以上の開きがあるので、どこを起点にした所要なのかを見ないまま予定を立てると午後が押します。

そしてこの行程でいちばん転びやすいのが、帰りの足です。02系統の運行は5時15分から18時30分。ランタンの夜が18時30分から21時なので、催しを見てからバスで戻ることはできません。夜まで残るなら、配車アプリかチャーター車を帰り分だけ確保しておくことになります。

ホイアン旧市街の来遠橋(日本橋)と水路
来遠橋(日本橋)。この写真は修復前に撮られたもので、現在は日本の協力による修復が終わっている。 写真: David McKelvey from Brisbane, Australia(CC BY 2.0)
ホイアン旧市街(共通入場券)10:00 から5時間

見どころ: 券は外国人120,000ドン、ベトナム人80,000ドンで1人1枚。120,000ドンの券で回れるのは、旧市街の景観に加えて、来遠橋(チュアカウ)か関公廟のどちらか1か所、博物館群から自由に選ぶ分、残りの文化施設から3か所です。対象は23か所を超えます。会館が福建・広東・潮州・海南の4つ、古民家がタンキー・フンフン・クアンタン・ドゥックアン、祠堂が陳氏と阮祥氏、亭と廟がカムフォー亭・関公廟・明郷萃先堂・ホイアン亭、博物館がホイアン博物館と貿易陶磁・民俗文化・サーフィン文化・伝統医学の5館。シーマー実演所と伝統芸能公演所、そして日本文化展示館も枠に入ります。

実用tip: 券は滞在中に1回買えば足ります。枠を使い切ったあとも、半券を持っていれば旧市街への出入りは続けられます。16歳未満は無料、学生と功労者と60歳超は5割引(2人で1枚)。8枚以上まとめて買うと無料のガイドが付き、15枚で1枚無料です。券に含まれる催しもあり、日本文化展示館(06 Nguyễn Thị Minh Khai)では日本茶道の実演が毎日9時30分と16時30分に行われます。旧市街が歩行者と無動力車だけになるのは夏が9時から21時30分、冬が9時から21時。ファンチャウチン通りは夏17時30分から21時30分、冬17時30分から21時です。

共通券
外国人 120,000 ドン / ベトナム人 80,000 ドン(1人1枚)
券の窓口
毎日 7:30〜21:30
回れる数
景観+来遠橋か関公廟から1か所+博物館群+その他3か所(対象は23か所超)
歩行者専用
旧市街 夏 9:00〜21:30 / 冬 9:00〜21:00
周辺の村
タインハー陶器村・チャクエ野菜村は各 35,000 ドン(24時間有効・2022年7月1日から電子券)
公式
ホイアン世界文化遺産保存センター ↗

来遠橋は、日本の協力による修復が終わっています。ホイアンは日本とベトナムの400年を超える交易の証しとして位置づけられていて、毎年の「ホイアン・日本文化交流フェスティバル」もそこから来ています。1998年に日越国交25周年を機に始まり、2003年からは毎年の開催。第22回は2026年5月22日から24日に行われました。この時期に旅程を当てるなら、共通券の枠とは別に街全体が催しの会場になります。

共通券の枠は、使い切ろうとしないほうが街歩きは楽になります。会館と古民家をそれぞれ1つずつ、博物館を1つ見たあとは、黄色い壁の路地を歩く時間に充てる。券の対象が23か所を超えているぶん、全部を回ろうとすると午後が施設の出入りだけで終わります。

夜: ランタンの夜は毎月旧暦14日、18時30分から21時

ホイアンの夜、ホアイ川に浮かぶ色とりどりの灯籠と手漕ぎボート
ホアイ川の灯籠流し。手漕ぎボートが灯籠のあいだを縫って進む。 写真: Christophe95(CC BY-SA 4.0)

「ランタンの夜」と呼ばれている催しには、公式の名前と日付があります。20世紀初頭のホイアンの夜を再現する「Đêm phố cổ(旧市街の夜)」で、開催は毎月の旧暦14日。時間は18時30分から21時です。「夜ならいつでもランタンが揺れている」という書き方が多いのですが、公式のプログラムが動く日は月に1回しかありません。旅程を先に決めたなら、その日が旧暦の何日に当たるかを確かめてから、ホイアンをどの日に入れるかを決めることになります。

プログラムは18項目あります。灯籠流し(Hội hoa đăng trên sông)が行われるのはホアイ川で、トゥボン川ではありません。ほかに、アンホイのロータリーでバイチョイ、フンフン古民家で唐詩の吟詠、33 Nguyễn Thái Học で伝統武術、106 Bạch Đằng でハットボイ、46 Trần Phú と 97 Nguyễn Thái Học で書道、バックダン通りから来遠橋の前にかけて食の屋台市。場所がすべて公表されているので、2時間半で何をどの順に見るかは着く前に決められます。

手漕ぎボートの料金は公式に公表されていません。川面から灯籠を眺める体験はプログラムの一部ですが、料金の告示が見当たらないので、額は船着場での交渉になります。ここだけは事前に固められない費目として、費用表からも外してあります。

中部ベトナムの麺は、街ごとに別のものが出てくる

豚の焼き肉とにんじん、パクチーをはさんだバインミー2本
バインミー。フランスパンに焼き肉と香草をはさんだもの。 写真: nsaum75(CC BY-SA 3.0)

ホイアン発祥の麺がカオラウで、太くてコシのある麺を少量の汁で混ぜて食べます。同じ中部でもダナンの名物はミークアンで、こちらも汁が少ない。ホイアンの点心がホワイトローズ(えびの蒸し餃子)、朝食はフォー、コーヒーは練乳を沈めたベトナムコーヒー。バインミーはフランスパンのサンドイッチで、ホイアンには行列のできる店があります。1日に3食とも麺にすると同じ料理に見えてくるので、昼をバインミー、夜を麺に振ると街ごとの違いが分かりやすい。

DAY 5帰りの便から逆算して、午前だけを自由にする

動線の意図: 空港までの所要が公式に出ていないので、余白を多めに取る。買い物とスパは市街で完結させ、遠出を入れない。

最終日に遠出を足すと、読めない所要に全体が引きずられます。空港と市街のあいだの距離も所要も公式の記載がないため、宿を出る時刻は「余るくらい」に置くのが安全です。分かっている数字はホイアンから空港まで約30kmということだけで、ホイアンに最終日の予定を入れるのは向きません。

持ち出しの現金にも入国時と同じ線があります。5,000米ドル相当を超える外貨か1,500万ドンを超えるベトナムドンを持つなら申告が要ります。土産を現金で買い切って、残りを小額紙幣で使い切る形にしておくと、空港での手続きが1つ減ります。

旅程の変更案

雨の日の組み替え

この行程で雨にいちばん弱いのは DAY 3 です。海抜1,487mの山上は、下が晴れていても雲の中に入ることがあります。ゴールデンブリッジの先が見えない日に1,000,000ドンの券を使い切るのは損なので、基本券が初回使用日から連続3日間有効という条件がそのまま保険になります。午前に上がって視界が悪ければ、その日はフレンチビレッジと屋内のファンタジーパークだけにして、翌日にもう一度ケーブルカーで上がればいい。乗車回数に制限がないので、追加の支払いは発生しません。

逆に DAY 2 は雨でも形が保ちます。五行山は洞窟と寺が主で、屋根の下にいる時間が長い。石段が濡れると滑るので、エレベーターを往復で使う判断に切り替えます。潰れるのはミーケービーチの午後だけで、ここは宿で休む時間に置き換えられます。

ホイアンの旧市街は雨でも歩けますが、ランタンの夜は屋外のプログラムです。川沿いの灯籠流しと屋台市が中心なので、雨の日に当たると中身が減ります。旧暦14日が旅程の中に2回来ることはまずないので、代わりの日は用意できません。

便が1時間以上遅れたら

初日の到着が遅れても、DAY 1 に予定を入れていないこの組み方なら翌朝から同じ行程が使えます。崩れるのは宿のチェックイン時刻だけなので、深夜着になりうる便を取るなら、24時間フロントの宿を選んでおきます。

効いてくるのは DAY 4 の帰りです。02系統の最終が18時30分。ホイアンで夕方に足止めを食うと、公共交通での帰路が消えます。この日だけは、朝のうちに帰りの車を押さえておくか、18時までに切り上げるかを決めておくことになります。

復路が遅れる側の影響は小さい行程です。DAY 5 に入れているのが市場とスパだけなので、削るものが最初からありません。

疲れた時の妥協案

削るならバーナーヒルズが先です。2人で2,000,000ドン、日本円で約12,200円。この行程の固定費のうち4分の3をここが占めているので、外すと残りは620,000ドンまで落ちます。山を落とせば片道60分の往復と6〜7時間の滞在が丸ごと空くので、その日をミーケービーチと市内の食べ歩きに回せます。

五行山を軽くする手もあります。エレベーターを往復で使えば石段150段が消え、洞窟を主要な3つに絞れば所要は公式推奨の3〜4時間から半分になります。アムフー洞窟の20,000ドンは別料金なので、体力を温存する日はここを外すのが素直です。

逆に1泊足せるなら、足す日は DAY 3 と DAY 4 のあいだです。バーナーヒルズの券が3日間有効なので、山の翌日を休養に使ってから、ホイアンを旧暦14日に合わせる自由が生まれます。DAY 1 と DAY 5 は飛行機の時刻に縛られていて、伸ばしても増える時間が半端になります。

宿泊エリアの選び方

この行程で宿に求める条件は、海と川のどちらに近いかです。DAY 2 は海沿いを南北に動き、DAY 3 は空港が起点、DAY 4 はホイアンへの往復。3日とも向きが違うので、どれか1つに寄せすぎると他の2日が遠くなります。

ミーケービーチ沿いは、五行山まで海沿いの一本道で、午後にそのまま浜へ戻れます。高層の宿が並ぶ区画なので選択肢も広い。一方でハン川の対岸にある市街の飲食店からは離れるので、夜に出歩くなら移動が1回増えます。

ハン川沿いの市中心部は、ドラゴン橋が徒歩圏に入ります。21時の噴射に合わせて出て、終わったら歩いて戻れる位置です。02系統のバスが通るダナン市行政センターも近いので、ホイアンへの往復がいちばん短く済みます。海に出るには一度橋を渡ることになります。

ホイアン旧市街の周辺に泊まると、ランタンの夜を時間の制約なしに見られます。帰りのバスを気にせずに済むのはここだけです。ただしバーナーヒルズと五行山がどちらも遠くなるので、4泊のうち1泊だけをホイアンに振る組み方のほうが現実的です。

ミーケービーチ沿い午後を海に使いたい。五行山まで海沿いの一本道で行きたい。4泊
ハン川沿い(市中心部)ドラゴン橋を歩いて見に行きたい。ホイアンへの往復を短くしたい。4泊
ホイアン旧市街の周辺ランタンの夜を最後まで見たい。帰りのバスの時刻に縛られたくない。1泊

価格は同じ日程でも動くので、上の表には入れていません。空室と当日の価格はアゴダでミーケービーチ周辺とホイアンの宿を見ると、海沿いと旧市街の相場の差が並んで見えます。押さえる順番は航空券、宿、現地の車。バーナーヒルズの券は当日に窓口で買えるので、最後で足ります。

この旅行でかかる費用

前提: 大人2人・4泊6日・ツアーを使わず公共交通で移動。航空券は便と時期で幅が大きすぎるため総額から外し、宿と食事も同じ日程で動くので入れていません。配車アプリと手漕ぎボートは料金が公表されていないので表に置けません。並べたのは、公式に額が決まっている入場料と路線バスだけです。

支払い単位支払先2人分備考
入場 ×2人五行山(水山)80,000 ドン大人 40,000ドン・6歳未満は無料
エレベーター往復 ×2人五行山60,000 ドン片道 15,000ドン・徒歩なら石段150段超
基本券 ×2人バーナーヒルズ(市外客)2,000,000 ドン大人 1,000,000ドン・初回使用日から3日間有効
空港⇄バーナーヒルズ 往復 ×2人03系統バス120,000 ドン全区間 30,000ドン・1日32便・片道60分
共通入場券 ×2人ホイアン旧市街240,000 ドン外国人 120,000ドン・滞在中1回の購入で足りる
ダナン⇄ホイアン 往復 ×2人02系統バス120,000 ドン25km超〜全区間 30,000ドン・運行5:15〜18:30
合計(航空券・宿・食事・配車を除く)2,620,000 ドン約15,960 円(1万ドン=60.9円)

上表の料金はすべて 確認日 2026-09-14 時点の公式表示。円換算はベトコムバンクが同日に公表した電信買相場(1円=164.13ドン)による。

2,620,000ドンのうち2,000,000ドンがバーナーヒルズです。残る620,000ドンで、五行山とホイアンの世界遺産と往復のバスがすべて収まります。日本円にすると山が約12,200円、それ以外が約3,800円。ベトナムは物価が安いと言われますが、この行程で効いているのは食事と宿の側で、山のテーマパークは日本の同種の施設と変わらない額です。「物価が日本の半分以下」という感覚のまま総額を見積もると、ここで外れます。

表に入れていない費目のうち、額が読めないのは配車アプリと手漕ぎボート、それに通信費です。地図と配車を常時使う行程なので、着いたその足で繋がっている状態にしておくほうが早い。人数ごとの分岐点はeSIMとレンタルWiFiの積算にまとめてあり、グローバルWiFiで受取方法と補償の条件を見ると、その差が実額で確かめられます。

この行程が向かないのは、旅程を1日も動かせない人です。ドラゴン橋の噴射は金・土・日の21時、ランタンの夜は旧暦14日。どちらも曜日と暦に固定されていて、日程を先に決めてしまうと両方とも空振りします。逆に出発日を前後1日ずらせるなら、金曜から日曜のどこかにダナン滞在が乗り、旧暦14日をホイアンに当てられる確率が上がります。私はこの2つを当てにいくかどうかで、日程の作り方そのものが変わると見ています。両方とも外れる前提で組むなら、山と旧市街と海だけで4泊は埋まります。

同じ4泊6日で寺院と遺跡に振るならバンコク4泊6日のモデルプラン、海に全部預けるならセブ島4泊6日のモデルプラン。世界遺産の街並みとビーチを同じ旅程に入れる形をもう1泊伸ばして試すならペナン5泊7日のモデルプランが近い作りです。動ける日数と、暦に縛られる催しをいくつ入れるかで決めるのが早い。

出典: ダナン市観光局(danangfantasticity.com)・Sun World Ba Na Hills(sunworld.vn)・ホイアン世界文化遺産保存センター(hoianworldheritage.org.vn)・ダナン市バス公式(danangbus.vn)・ベトナム観光総局(vietnam.travel)・在ベトナム日本国大使館・駐日ベトナム大使館・ベトコムバンクの各公式サイト / 確認日 2026-09-14 / アイキャッチ写真: Steffen Schmitz/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

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