三沢・八戸2泊3日・1人旅|どこかにマイルで弾丸旅行
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目次7項目
三沢と八戸を弾丸で回った1人旅の記録です。最終日にバスを逃して払ったタクシー代を除けば地上の出費は3万円強。狙った出雲ではなく三沢が当たったどこかにマイルの週末便で飛び、早朝の館鼻岸壁朝市から種差海岸・蕪島の遊歩道を歩き、根城で百名城スタンプを集めてきました。
旅程表
DAY 19月5日(土)午後の便で三沢へ、夜は八戸の中心街
動線の意図: 午後便なので午前は動かさない。三沢では次の連絡バスまでの1時間15分を送迎デッキで使い、夕食はサバの駅の1軒に絞る。
午後: 羽田14時55分発、三沢16時10分着
どこかにマイルは、申し込むと4つの候補地が出て、JALがそのどれかを選び、通常は往復7,000マイルで飛べる仕組みです(今回はJALモバイルの契約特典で年1回使える1,500マイル枠で申し込みました)。8月22日の土曜に申し込んだときの4つは出雲、三沢、南紀白浜、小松で、狙いは出雲でした。決定の通知が来たのは2日後の8月24日の朝。開いたら三沢でした。行こうと思ったことは一度もありません。ただ、自分では選ばない場所へ7,000マイル(特典なら1,500マイル)で放り込まれるのがこの制度の値段のうちなので、ハズレを引いたときにどう遊ぶかまで込みで申し込んでいます。
ひとつ失敗したのは、出発の時間帯を指定しなかったこと。指定なしのままだと、行きが羽田14時55分発、帰りが月曜10時発という組み合わせになりました。土曜の午前が丸ごと消え、月曜は朝から空港へ向かうことになります。時間帯は申込画面で絞れるので、土日で行くなら「午前発」にしてから候補を出したほうがいい。マイルの価値としてこの制度が得かどうかはどこかにマイルの損益分岐で計算していて、新幹線版のどこかにビューーンと迷う人はそちらも同じ物差しで比べられます。
東京は小雨。羽田第1ターミナルの搭乗口は、北側に伸びた新しいサテライト(25〜29番)でした。天井が木のトラス、壁も木目、通路に緑が置かれていて、既存ターミナルの蛍光灯の白さとまるで違います。14時40分の時点で通路に人がほとんどおらず、床に窓の光が落ちているだけ。

見どころ: 木のトラスの天井と木目の壁、通路に置かれた緑。既存ターミナルから歩いてくると同じ空港とは思えません。
実用tip: 26番ゲートの脇に9月1日に開いたばかりのカードラウンジ「FOREST LOUNGE」。提携カードがあれば無料、無ければ大人1,320円。22席と小ぶりで、営業は6時から19時まで。今回は時間がなく入っていません。
- 場所
- 第1ターミナル 北サテライト(24〜29番ゲート)
- ラウンジ
- FOREST LOUNGE 6:00〜19:00・22席
- 料金
- 提携カードが無いと 1,320 円
この9月1日から、羽田の国内線は預け荷物の締切が出発30分前に早まっています。機内持ち込みだけの私には関係ありませんでしたが、預ける人は空港到着の逆算が変わります。締切ごとの到着目安は羽田国内線の預け荷物締切の逆算表に置いた。
三沢に降りると晴れていて、空気がカラッとしています。到着ロビーの手荷物のターンテーブルに、ねぶたの技法で作った割ったリンゴが乗っていて、天井から提灯が下がっている。

見どころ: 割ったリンゴはねぶたの技法。荷物が出てくるまでの数分で見終わる規模です。
実用tip: 三沢空港は航空自衛隊と在日米軍の三沢基地と滑走路を共用しています。民間の定期便は羽田4往復に伊丹2往復、札幌は運航日限定というだけで、だだっ広い滑走路に比べて便数がまるで少ない。売店と食堂の数もそれなりです。
- 定期便
- 羽田 4往復 / 伊丹 2往復 / 札幌は運航日限定
- 共用
- 航空自衛隊・在日米軍 三沢基地と滑走路を共用
八戸行きの路線バスは16時10分着の便に対して17時25分発で、1時間15分空きます。3階の送迎デッキに100円払って上がり、しばらく飛行機を眺めました。見えたのは乗ってきたJALグループの小型機と、滑走路の向こうの格納庫くらいで、米軍機は動いておらず、そもそも基地側はデッキからほとんど見えません。軍用機を見に上がる場所としては向かない。

見どころ: ターミナル3階。ボーディングブリッジの小型機と格納庫が正面に入ります。
実用tip: 一度出ると再入場にまた100円かかるので、バス待ちで上がるなら出入りしないこと。到着便とバスのあいだが1時間15分空くので、ここで潰すのがいちばん素直な使い方です。
- 料金
- 100 円(再入場は都度)
- 時間
- 8:00〜20:00
- 場所
- ターミナル3階
バスは十和田観光電鉄の路線バスで、予約はいらず、降りるときに1,500円をICか現金で払います。私はSuicaで払いました。本八戸駅前18時15分、八戸八日町18時20分着。新幹線の八戸駅には寄らないので、中心街に泊まるなら八日町まで乗ります。9月の時刻表で空港発は9時35分、11時、12時55分、17時25分、18時45分の5本。羽田便の到着ごとに1本という組み方で、本八戸駅前発は8時5分、9時50分、11時20分、15時20分、17時15分です。
夜: 徒歩10分に街が収まる八戸と、サバの駅
八戸で降りて分かるのは、新幹線の八戸駅と街の中心がまるで別の場所にあることです。中心街は八戸線の本八戸駅の周りで、駅から4分の三八城公園が八戸城の跡。江戸時代の八戸藩の政庁があった丘で、いま残っているのは角御殿の表門と堀の跡くらいです。丘の下に市役所があります。そこから三日町・六日町へ向けて、はっち(ポータルミュージアム)、さくら野百貨店、市営書店の八戸ブックセンター、屋台村のみろく横丁が並ぶ。全部が歩いて10分の範囲に収まっています。地方都市としてはかなりコンパクトで、3日間で市内の移動にタクシーを使ったのは最後の空港行きだけでした。
初日の夕食はサバの駅。六日町のビル1階にあるサバ料理の専門店で、北緯40度30分より北の海で獲れて八戸港に揚がる脂ののったサバ、八戸前沖さばを看板にしています。頼んだのは、さばの串焼き、イカ刺身、八戸銀さばづけ丼の大(普通盛)、それに陸奥八仙の芳醇超辛(特別純米)。お通し込みで5,984円、カードで払いました。会計のときに「サバの味旅切符」という470円の切符を模したカードが付いてきて、駅を名乗る店らしい遊びです。
八仙は八戸の湊町にある八戸酒造の銘柄で、芳醇超辛は名前のとおり切れる方の酒です。口に入れるとしっかり甘みがあって、あとが名前どおり超辛口に切れます。
一点だけ書いておくと、9月上旬は前沖さばの認定期間の前です。協議会がその年の脂の乗りを見て期間を決めていて、年によって秋から冬の間で動き、令和6年は11月21日から1月20日でした。旬の生の前沖さばに当たる時期ではありません。それでも臭みが少なく、脂ののった旨みがあって、物足りなさは感じませんでした。

見どころ: 八戸前沖さばを看板にしたサバ料理の専門店。サバだけで一食が組めます。
実用tip: 前沖さばの認定期間は協議会がその年の脂の乗りを見て決めるので、旬の生を狙うなら秋から冬に合わせる。9月上旬は認定期間の前で、生の前沖さばには当たらない。
- 住所
- 八戸市六日町12 大松ビル1F
- 営業時間
- 17:00〜22:30(L.O. 22:00)
- 払った額
- 5,984 円(1人・お通し込み・カード可)
DAY 29月6日(日)朝市から海岸線を歩いて、午後に城
動線の意図: 日曜しか走らない朝市号に合わせて5時台に出る。種差海岸からは電車を待たずに海沿いを歩き、日陰のない根城を日が回った午後に置く。
午前: 5時40分の朝市号から、蕪島まで8km
2日目は5時起き。本八戸駅のホームで日の出を見て、5時40分の快速「館鼻岸壁朝市号」に乗りました。朝市の日曜だけ走る臨時列車で、陸奥湊まで6分。駅から岸壁まで歩いて10分ほどです。館鼻岸壁朝市は3月中旬から12月までの毎週日曜、夜明けから9時頃まで、漁港の岸壁に約300店が800m並ぶ朝市です。6時に着くと通りはもう人で埋まっていました。港に朝日が映っている。
一本の通りだと思って端まで歩き、戻ろうとしたら、岸壁の角で通りがL字に折れて、その先にまだ同じ密度で店が続いていた。全部見るなら1時間は要ります。
場内のアナウンスが良かった。買った野菜を店に預けたまま戻ってこない客への呼び出しを、ユーモアのある語り口で、しかし伝えることはしっかり伝える。食べたのはサバ焼き、ホタテ焼き、つぶ貝焼きと刀削麺で、現金で3,000円ほど。

見どころ: 漁港の岸壁に約300店が800m。通りは途中でL字に折れ、その先にも同じ密度で店が続きます。
実用tip: 6〜7時が最も混み、8時を過ぎると片づけ始める店が出ます。支払いは現金。中心街からは朝市号(本八戸5:40)か、日曜朝市循環バス「いさば号」150〜200円で16分ほど。2026年は5月17日のうみねこマラソンが休市。
- 開催
- 3月15日〜12月の毎週日曜
- 時間
- 夜明け〜9:00頃
- 食べた額
- 約 3,000 円(現金)
朝市を出て八戸線で種差海岸へ。三陸復興国立公園の北端で、波打ち際まで天然の芝生が広がっています。8時前に着くと芝の上でピクニックをしている家族がいて、隣にはバーベキュー場。1937年に国の名勝になった海岸で、鳴砂の浜が2.3km続き、花は650種あるといいます。

見どころ: 波打ち際まで天然の芝生で、隣がバーベキュー場。8時前でも芝の上に家族連れがいました。
実用tip: 種差海岸インフォメーションセンターは無料。芝生地に腰を下ろす前に帰りの足を決めておくこと。上りの電車は日中2時間おきで、次を逃すと2時間が空きます。
- 最寄り
- JR八戸線 種差海岸駅
- 上りの発車(土休日)
- 8:20/10:27/12:19/14:12/18:08
- 陸奥湊から
- 260 円
種差海岸駅の時刻表で固まりました。八戸方面の次は8時20分、その次が10時27分。土休日の上りは8時20分、10時27分、12時19分、14時12分で、そのあとは18時8分まで無く、日中は2時間おきです。着いて20分で芝生を切り上げる気にはなれず、8時20分を見送って、海岸沿いの遊歩道を蕪島まで歩くことにしました。白浜、鳴砂の大須賀海岸、中須賀、葦毛崎展望台を経て蕪島まで約8km、案内の目安は4時間。8時10分ごろに歩き出して、蕪島に着いたのが10時21分です。大須賀海岸は砂に足が沈んで一番きつい区間でした。
流石に疲れた。
歩きながら頭の中で引き算をしていました。10時27分の電車に乗ると鮫に着くのが10時40分過ぎ、そこから蕪島まで歩いて15分。11時前の到着です。実際に蕪島に着いたのは10時21分でした。8kmを2時間10分、途中で大須賀海岸の砂に足を取られ、葦毛崎で写真を撮り、沖の岩のウミネコを眺めてもなお、電車を待つより30分あまり早い。この区間の遊歩道は起伏が少なく、迷う分岐もありません。種差海岸は「電車で行って電車で帰る」より「電車で行って歩いて鮫まで戻る」で組んだほうが、時間も景色も得をします。逆に言うと、歩けない人がこの海岸へ行くなら、うみねこ号の時刻を先に押さえておかないと、芝生の上で2時間つぶすことになる。

見どころ: 芝生、鳴砂、松と岩礁、ウミネコの岩と、1時間ごとに景色が入れ替わります。
実用tip: 案内の目安は4時間、8時10分ごろに歩き出して蕪島が10時21分。砂で時間を食うので靴はスニーカー以上。歩かないなら、種差海岸インフォメーションセンターと鮫駅を結ぶ市営の遊覧バス「うみねこ号」が150〜200円、鮫駅まで26分(春〜秋は1日7往復)。
- 距離
- 約 8 km
- 目安
- 4時間(実際は 2時間10分)
- 費用
- 0 円(電車なら鮫まで 220 円)
歩かないなら、種差海岸インフォメーションセンターと鮫駅を結ぶ市営の遊覧バス「うみねこ号」が150〜200円で使えます。鮫駅まで26分。ただし本数は多くないので、芝生地に着く前に帰りの時刻を決めておくこと。私はそれをしなかったので歩きました。
手前の沖の岩に、白いものがうようよ動いて見えました。近づくとウミネコの群れで、島ではなく岩に集まっている。蕪島は国の天然記念物のウミネコ繁殖地で、2月の末に3万羽ほどが集まって営巣し、8月の中頃には巣立って島を離れます。9月6日は繁殖期のあとで、神社の周りは静か。ウミネコ込みで見たいなら5〜7月ですが、その時期は糞の量も相応で、参道の傘立てから傘を借りて上がるほどです。
蕪島は、きれいに整備された砂浜の隣にちょこんと乗った小さな島で、島の上に蕪嶋神社があります。もとは本当の島で、1942年と43年に旧海軍が埋め立てて陸続きになりました。社殿は2015年11月5日に火事で全焼し、2020年3月26日に再建して参拝が再開された、まだ新しい建物です。弁財天を祀り、商売と漁の神様で、「蕪」を「株」に掛けた「かぶあがり」のお守りが名物。株が上がる、評判が上がる。笑って通り過ぎるべきところですが、買いました。1,000円ほど。

見どころ: 砂浜の隣にちょこんと乗った小さな島。上の社殿は2020年に再建された新しい建物です。
実用tip: 国の天然記念物のウミネコ繁殖地で、2月の末に3万羽ほどが集まり、8月の中頃には巣立って島を離れます。5〜7月は糞の量が相応で、参道の傘立てから傘を借りて上がるほど。9月は静かな代わりに鳥はいない。
- 拝観
- 無料
- かぶあがり守
- 約 1,000 円
- 最寄り
- 八戸線 鮫駅から徒歩15分(うみねこ号の停留所あり)
午後: 博物館が休館中でも、根城の本丸は開いている
八戸線で本八戸に戻り、市営バスで根城へ。この旅の目的だった、日本100名城の5番です。隣の八戸市博物館はリニューアル工事で、2025年10月6日から2027年6月30日(予定)まで長期休館です。それでも史跡根城の広場は通常どおり開いていて、100名城スタンプと300円の御城印も、博物館の正面入口横と本丸の窓口で続いていた。「休館」の文字だけ見て引き返すと損をします。
根城は1334年、建武元年に南部師行が築いた城で、以後およそ300年、八戸地方の中心でした。1627年に南部氏が遠野へ領地替えになって使われなくなり、天守も石垣もない土の城として残って、1941年に国の史跡になります。1978年から11年間の発掘で建物の跡が分かり、1994年に主殿を中心に工房・板蔵・納屋・馬屋が復元されて公園になりました。「城跡」と聞いて思い浮かべる石垣の城ではなく、中世の武家の館です。本丸に250円で入ると、当主が儀式を行った主殿の中に上がれて、南部氏の暮らしを覗く形になります。広場の入口には史跡全体を銅板で起こした模型があって、堀と曲輪の配置はここで先に頭に入れたほうが歩きやすい。
9月の日差しが強く、だだっ広い芝の広場に日陰がほとんどない。本丸まで歩くだけで汗が出ました。本丸の中を見て回って30分ほど。真夏なら朝一番に来るところです。

見どころ: 天守も石垣もない土の城。本丸に入ると主殿の中まで上がれます。
実用tip: 隣の八戸市博物館は2027年6月30日(予定)まで長期休館ですが、物販と1階トイレは使えて、100名城スタンプNo.5と御城印300円も止まっていません。広場に日陰がほとんど無いので、夏は午前中に。
- 時間
- 9:00〜17:00(入場 16:30 まで)
- 休み
- 月曜(第1月曜と祝日は開場)・祝日の翌日・12/27〜1/4
- 料金
- 本丸 250 円(広場だけなら無料)/御城印 300 円は現地販売のみ
- 行き方
- 中心街(六日町)から市営バス「根城(博物館前)」約10分・190 円
夜: 余った半日は、はっちとブックセンターで潰した
根城から中心街に戻ると15時で、時間が余りました。はっちで土産を買い(ヨーカン・オ・ショコラ、青森ひばの香りの入浴剤、シャイニーのプチねぶた、なかよし、テキカカシードル、友人向けの小物まで合わせて8,000円ほど)、さくら野百貨店を冷やかし、八戸ブックセンターで本を読む。ブックセンターは八戸市が運営する書店で、火曜が休み、日曜は19時まで。買う前に座って読める椅子とハンモックがあり、カウンターでコーヒーも買えます。
19時ごろ、はっち向かいの屋根付き広場マチニワで、阿波踊りに見える踊りの練習が始まりました。何の踊りかは聞いていません。疲れ果てて飲む気にもならず、月曜は仕事なので早めに宿へ戻りました。
DAY 39月7日(月)乗り場が移っていて、朝の1本を逃した
動線の意図: 10時発の便に間に合う地上の足は、本八戸駅前8時5分のバス1本だけだった。
午前: 本八戸から三沢空港まで、43分で10,970円
10時発のJAL152便に間に合う路線バスは本八戸駅前8時5分発の1本だけで、これを逃しました。駅前の停留所で待っていたのですが、工事のためか乗り場が駅近くの道路上に移されていて、気づいたときにはバスは出たあとでした。8時13分、本八戸駅そばの内丸でUberのタクシーを拾い、27.3km・43分で三沢空港。10,970円です。快活CLUBの2泊分7,520円より高い1本になりました。
三沢空港と八戸の間は、飛行機1便に対してバス1本という設計です。9月の時刻表で本八戸駅前発は8時5分、9時50分、11時20分、15時20分、17時15分の5本しかなく、それぞれが特定の便に接続しています。次の9時50分に乗ると空港着は10時40分すぎで、10時発の便には届かない。乗り遅れの受け皿は用意されていません。
8時56分に三沢空港。10時発のJAL152便で11時25分に羽田へ着いて、そのまま出社しました。
この日は写真を1枚も撮っていません。
旅程の変更案
8時5分のバスを逃したら
残るのはタクシーです。本八戸から三沢空港まで27kmを43分、私が払ったのは10,970円で、宿の2泊分7,520円より高い。前夜のうちに乗り場の場所を自分の目で見ておけば、これは避けられました。停留所の位置は工事で動くことがあり、時刻表を押さえただけでは足りません。帰りの便が朝なら、宿は本八戸駅の徒歩圏にする。沼館から駅までの17分が、そのまま遅刻の余裕を食います。申し込む段階で時間帯を「午前発」に絞れるなら、月曜の朝便を候補から外すのがいちばん確実で、午後発と朝帰りの組み合わせは土曜の半日と月曜の朝の両方を失います。
種差海岸で電車を待つなら
八戸線の日中は2時間おきで、種差海岸駅の八戸方面は土休日で8時20分、10時27分、12時19分、14時12分、そのあとは18時8分まで空きます。歩かずに戻るなら市営の遊覧バス「うみねこ号」が150〜200円、鮫駅まで26分。歩くなら蕪島まで約8kmで、案内の目安は4時間、実際は2時間10分でした。どちらにしても、芝生地に腰を下ろす前に帰りの足を決めておくこと。決めずに着くと、私のように8時20分を見送って歩き出すことになります。
雨の日の組み替え
遊歩道と朝市は外します。館鼻岸壁朝市は屋根の無い岸壁で、傘を差して800mのL字を往復する場所ではありません。海岸沿いの遊歩道も同じで、大須賀海岸の砂は濡れるとさらに重くなる。代わりに中心街へ寄せて、はっち、八戸ブックセンター、根城の本丸。根城は屋外ですが、主殿の中に上がれるぶん雨でも形になります。季節でも同じことが起きて、朝市が休みに入る12月末から3月中旬は、この2日目がそもそも成立しない。ウミネコを見たいなら2月末から8月中旬ですが、5〜7月は参道で傘を借りて上がることになります。
宿泊エリアの選び方
八戸の中心街は本八戸駅の周りに固まっていて、朝市号も空港バスも駅前から出ます。私は安さで沼館を選びましたが、朝5時に出るときも帰りのバスのときも、本八戸駅までの1.4kmが効きました。
スーパーホテル八戸天然温泉 3,080 円〜
この旅行でかかる費用
前提は、1人・藤沢発の2泊3日です。航空券はどこかにマイル(通常は往復7,000マイル、今回はJALモバイル特典の1,500マイル)なので円の合計には入れず、地上で財布から出た額だけを支払い単位で並べます。宿は快活CLUBの鍵付個室で1泊3,760円。朝市の食べ歩き、蕪嶋神社のお守り、はっちの土産の3つだけは概算です。
実費は2026年9月5日〜9月7日の支払い記録。時刻・料金は各公式サイトで2026年10月14日に確認。
41,058円のうち10,970円、4分の1あまりが最終日のタクシーです。宿は2泊で7,520円ですから、朝の43分が2泊分より高くついた。ここが総額をいちばん大きく動かした一点で、逆に言えば8時5分のバスに間に合えば、この行程は宿代の安さがそのまま残ります。
2日目に歩いた距離は、朝市の往復と種差から蕪島の8kmを足して20kmほど。朝は5時起きで、帰りは10時発の便なので月曜の午前も移動に消えます。歩くのが目的でない人、朝5時に起きたくない人、月曜の午前に予定を入れたい人には、この組み方は向かない。逆に、歩くのが苦にならなくて土日を丸ごと使いたい人には、宿代が2泊7,520円で収まるぶん安く上がります。
航空券を円に換算していないのは、7,000マイルの値段が人によって違うからです。同じ7,000マイルでも、貯め方と次に何へ使うかで1マイルの重みが変わる。ここでは地上で財布から出た額だけを並べました。マイルとポイントを円に直して比べる考え方はマイルとJRE POINTの往復コスト比較に置いています。航空券を現金で取るつもりなら、時期ごとの値動きは航空会社のセールカレンダーのほうです。
次にどこかにマイルを申し込むときは、時間帯を「午前発」に絞ってから候補を出します。帰りのバスの時刻は、前の晩に紙に書いて枕元に置く。
出典: JAL・三沢空港・十和田観光電鉄・JR東日本・八戸市交通部・館鼻岸壁朝市・VISITはちのへ・史跡根城の広場の各公式サイト(2026年10月14日確認)。写真:いずれも2026年9月5日と6日に私が撮ったものです。








