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景福宮

景福宮(ソウル)(CC BY-⁠SA 3.0)

モデルプラン公開 更新日

ソウル2泊3日モデルプラン⁠|女子旅で叶えるコスメ・グルメ・夜景の欲張り旅

書いた人みるとべ編集

目次7項目
  1. 旅程表
  2. DAY 1 明洞で買い物を終わらせ、南山で夜景に切り替える
  3. DAY 2 景福宮から北村、広蔵市場まで徒歩と数駅で回る
  4. DAY 3 東大門で締めて、AREXで空港へ戻る
  5. 旅程の変更案
  6. 宿泊エリアの選び方
  7. この旅行でかかる費用
2人分の入場・展望台・交通(航空券・宿・食事を除く)125,000ウォン内訳と確認日は次の表

時差ゼロのソウルへ、午後着・最終日の夕方発で2泊3日。実際に動けるのは約22時間です。買い物・宮殿・夜景・市場を全部入れるなら、所要の読めない項目を初日に置き、時刻の決まっている項目を2日目へ寄せる。この順番だけで行程が崩れなくなります。

旅程表

午前午後夜
DAY 1—(午後着)明洞でコスメの買い出し南山ケーブルカー → Nソウルタワー
DAY 2守門将交代式 → 景福宮で韓服北村韓屋村広蔵市場で屋台
DAY 3東大門(DDP)でラスト買い物AREXで仁川空港へ—

DAY 1明洞で買い物を終わらせ、南山で夜景に切り替える

動線の意図: 初日に置くのは所要が読めない買い物だけ。時刻の決まっている宮殿と交代式は2日目に寄せて、到着の遅れがそこへ波及しないようにする。

この行程はDay1の午後着、Day3の夕方発を想定しています。入国と移動に1.5時間を見ると、初日に使えるのは6時間ほど。2日目が丸12時間、最終日は午前だけの4時間で、3日の合計は約22時間です。

この22時間に買い物・宮殿・夜景・市場・カフェを詰めます。破綻させないための線引きは1つだけで、所要が読めないものを初日に置くこと。宮殿の観覧は1〜1.5時間と見積もれますが、コスメ選びは2時間にも4時間にもなります。

出発前に片づくのは、入国申告と電源まわりだけ

入国の手続きは2段になっています。K-ETA(電子渡航認証)は日本を含む22の国・地域に対して一時免除されていて、期間は2026年1月1日から12月31日まで。恒久的な免除ではなく、これまでも期限のたびに延長されてきた措置です。2027年以降の旅行を計画するときは、その時期に免除が続いているかを見てください。

免除されるのはK-ETAだけで、入国の申告そのものは残ります。e-Arrival Card(電子入国申告)は無料で、到着の3日前から作成でき、提出から72時間で自動的に効力を失います。K-ETAを取った人は申告の対象外になる一方、免除されている日本国籍の旅行者は申告の対象です。順序が直感と逆なので、ここだけは間違えやすい。

変換プラグはCタイプ(SEタイプ)で、電圧は220V。日本の機器をそのまま挿すと壊れるものがあるので、対応電圧の見方は変換プラグと変圧器の違いで切り分けてから荷造りしてください。

午後: 1軒目をオリーブヤングにすると、そのあとが決まる

ソウルの明洞(ミョンドン)の繁華街
明洞の繁華街。ドラッグストアとロードショップが1ブロックに密集する。 写真: SKTakek(CC0)
明洞(ミョンドン)15:00 から3時間

見どころ: 店はドラッグストア型のオリーブヤングと、ブランドごとのロードショップの2種類に分かれます。先にオリーブヤングへ入ると複数ブランドを一度に見比べられるので、そのあと寄る店が絞れます。逆にロードショップから回ると、1ブランドずつ深く見ることになり、店を移動するたびに時間が溶けます。

実用tip: まとめ買いの割引は店ごとに条件が違い、3個で割引という形が多く見られます。同じものを複数買うつもりなら、1軒目で単価を見てから決めるほうが結果的に安く済みます。

最寄り
地下鉄4号線 明洞駅
食べ歩き
トッポギ・ホットク・チーズハットグ

買い物が行程に効いてくるのは、量より重さのほうです。化粧水、シートマスク、飲料はかさばります。明洞でまとめ買いをするなら、買った直後に宿へ置きに戻る動線が要ります。宿が明洞かその周辺なら「買う → 置く → 夜景」でつながりますが、離れたエリアに取ると荷物を抱えたまま南山へ上がることになります。

液体物は機内に持ち込めません。化粧水やアンプルを大量に買うなら、預け入れの重量制限を先に見ておきます。LCCは受託手荷物が有料で上限も低いことが多く、安く飛んだぶんが荷物代で相殺されるのはこの旅で起きやすい失敗です。往路の荷物を減らしておくと、復路の余裕になります。

夜: ケーブルカーは明洞駅から歩ける

南山の山頂へ上がる手段は複数あります。定番は南山ケーブルカーで、乗り場は明洞駅3番出口から徒歩7〜8分。明洞駅と乗り場を結ぶ無料シャトルバスも10分間隔で走っているので、タクシーを呼ぶ必要はありません。

経路運行・所要2人分向く人
南山ケーブルカー 往復10:00〜23:00・券売は22:30まで30,000 ウォン日没前後に上がる人(現地決済のみ)
ケーブルカー 片道+徒歩片道12,000ウォン24,000 ウォン下りを歩いて明洞へ降りたい人
南山循環バス山頂近くまで交通カードの運賃のみケーブルカーの列を避けたい人
南山のNソウルタワーとソウルの街並み
Nソウルタワーの展望台から見下ろすソウル。塔そのものではなく塔からの眺め。 写真: kallerna(CC BY-SA 4.0)
Nソウルタワー 展望台18:00 から2時間

見どころ: 展望台は平日10:00から22:30、週末と祝日は23:00まで開いていて、年中無休。入場は閉館の30分前までです。塔の足元には無数の「愛の南京錠」が掛かっていて、こちらは入場券なしで見られます。山頂まで上がる手段と展望台の入場は別料金なので、券は2回買うことになります。

実用tip: 週末の日没前後はケーブルカー乗り場に列ができます。日没の30分前には乗り場に着いているつもりで組むと、山頂で夕景から夜景へ変わる時間に間に合います。日が完全に落ちてから向かうと、待っているあいだに見たかった時間帯が終わります。

展望台
大人 29,000 ウォン・3〜12歳 23,000 ウォン(65歳以上は小人と同額)
営業
平日 10:00〜22:30 / 週末・祝日 10:00〜23:00(年中無休)
公式
公式サイト ↗

山頂は風が強く、体感温度が下がります。展望台そのものは屋内ですが、そこへ至る屋外部分がそれなりにある。夏でも羽織るものを1枚、冬はダウンでも寒いと感じる日があります。

夜の続き: 焼肉は明洞へ降りてから

山頂で食べる選択肢もありますが、初日の夕食は降りてからのほうが選べます。ケーブルカーの券売は22時30分で締まるので、山頂に長居しすぎると下りだけ歩くことになります。

韓国料理のサムギョプサル(豚肉の網焼き)
サムギョプサル。焼いた豚バラをサンチュで巻いて食べる。 写真: jinsoo jang(CC0)

サムギョプサルは2人前からという店が多く、ひとりだと入りにくい料理です。焼いた豚バラをサンチュで巻き、最後にポックンパ(炒飯)で締めるのが一般的な流れ。タッカルビも同じく2人前からの店が目立ちます。人数が奇数のときは、ビビンバやスンドゥブチゲのような1人前で成立する料理のほうが動きやすい。

食後に甘いものを足すなら、かき氷のソルビンか、韓国式マカロンのトゥンカロン。どちらも明洞や弘大に専門店が集まっていて、買い物の帰り道に寄れる位置にあります。

DAY 2景福宮から北村、広蔵市場まで徒歩と数駅で回る

動線の意図: 3か所が徒歩と地下鉄数駅の圏内に収まっている。時刻が決まっているのは交代式と閉門だけなので、そこから逆算して韓服のレンタル時刻を決める。

午前: 交代式は10時と14時の2回しかない

景福宮の光化門で行われる守門将交代式は、1日2回。10時と14時で、所要は20分です。観覧は無料で、宮殿の外で行われるため入場券は要りません。ほかに光化門の巡察儀式が11時と13時に10分、守門軍の公開訓練が9時35分と13時35分に約15分あります。

朝いちで宮殿へ向かう流れなら、10時の回に自然に当たります。逆に、韓服のレンタルに時間をかけてから向かうと午前の回を逃し、14時まで待つことになります。韓服店の予約時刻から逆算するのが実務的です。

もうひとつ、交代式は景福宮の休館日には行われません。火曜は宮殿も交代式も両方が無い日になります。

景福宮(キョンボックン)10:00 から90分

見どころ: 1395年(太祖4年)に建てられた朝鮮王朝の法宮です。1592年の壬辰倭乱で焼け、1867年に高宗が建て直しました。正門の光化門と、池に浮かぶように立つ楼閣の慶会楼が軸になります。観覧料は大人3,000ウォン、10人以上の団体は2,400ウォン。韓服を着ていれば無料になります。

実用tip: 韓服無料の条件には形の指定があります。上衣(チョゴリ)と下衣(チマまたはパジ)をそろえて着ているのが要件で、トゥルマギだけ、あるいはチョゴリにジーンズという組み合わせは対象外です。現代風にアレンジされた韓服は対象で、外国人も同じ扱いになります。

休館
毎週火曜(昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮は月曜)
観覧時間
1〜2月・11〜12月 9:00〜17:00 / 3〜5月・9〜10月 9:00〜18:00 / 6〜8月 9:00〜18:30
入場締切
閉門の1時間前(16:00 / 17:00 / 17:30)
料金
大人 3,000 ウォン・韓服着用で無料・毎月最終水曜は無料
公式
公式サイト ↗

宮殿をもう1つ足すなら、4大宮と宗廟を各1回ずつ回れる統合観覧券が6,000ウォンで出ています。購入日から6か月有効で、昌徳宮の後苑だけは対象外。後苑は大人5,000ウォンで、3,000ウォンの殿閣観覧券との併せ買いが条件なので、後苑まで入ると8,000ウォンかかります。観覧日を除く6日前の10時から前日までがオンライン先着、当日は9時から現地で先着。1回100名の時間制で、解説者が同行します。

午後: 北村は17時から翌朝10時まで入れない一角がある

ソウルの北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)の伝統家屋
北村韓屋村。瓦屋根の向こうに現代のソウルが重なる。 写真: Sakaori (talk)(CC BY-SA 3.0)

北村韓屋村は観光施設ではなく、人が住んでいる住宅街です。ソウル市は騒音対策として、北村路11ギル一帯の約34,000平方メートルをレッドゾーンに指定し、17時から翌朝10時までの観光目的の立ち入りを禁止しました。2024年11月から啓発期間を置いて2025年3月1日に施行され、違反には10万ウォンの過料が科されます。2026年1月1日からは北村路など約2.3キロで貸切バスの通行も常時禁止になりました。

つまり、夕方に北村を歩くという組み方はもう成立しません。この行程が北村を午後の早い時間に置いているのは、景福宮からの動線が自然というだけでなく、この制限があるためです。混雑を避けたいなら平日の午前が最善で、週末の午後は写真を撮る人で坂道が埋まります。

韓服のまま北村へ向かう流れは、写真の面でも噛み合います。景福宮は建物が大きく人も多いので引きの写真になりがちですが、北村は路地が狭く、瓦屋根と坂が背景に収まります。同じ韓服で宮殿の壮麗さと路地の生活感という別々の絵が撮れるので、レンタル代の元が取りやすい。

夕方: 広蔵市場は屋台だけ23時まで開いている

ソウルの広蔵市場(クァンジャン市場)の屋台グルメ
広蔵市場の外観。屋台は建物の中に並ぶ。 写真: Bgag(CC0)
広蔵市場(クァンジャンシジャン)16:30 から2時間

見どころ: 1904年(高宗41年)に開いた市場で、看板はピンデトク(緑豆チヂミ)、モドゥムジョン、麻薬キンパ、スンデ、ユッケ、トングランテンあたり。韓国観光公社が挙げる価格の例では、ピンデトクが1枚4,000ウォン、ユッケが1皿15,000ウォン、トングランテンが1人前13,000ウォン、麻薬キンパが1人前3,000ウォンです。

実用tip: 営業時間が3層に分かれています。一般の商店は9:00〜18:00、古着売り場は10:00〜19:00、屋台だけが9:00〜23:00。そして日曜は一般商店が休みで、屋台だけが開きます。日曜の夕方に行くと、市場の半分はシャッターが下りています。

住所
ソウル特別市 鍾路区 昌慶宮路88
営業
一般商店 9:00〜18:00 / 古着 10:00〜19:00 / 屋台 9:00〜23:00
休み
日曜は一般商店のみ休み

屋台は現金が基本です。ソウルはカード決済がほぼどこでも通りますが、市場の屋台は例外が多い。1万ウォン札を数枚、崩した状態で持っておくと詰まりません。両替は空港より市内のほうがレートのいいことが多いので、前日に明洞で崩しておくとこの日がそのまま流れます。

混む時間帯もはっきりしています。ピンデトクやユッケの人気店は17時台から行列が出ます。座って食べたいなら16時台に入るか、20時以降へずらすか。北村からの移動時間を考えると、16時台入りのほうが組みやすい。

DAY 3東大門で締めて、AREXで空港へ戻る

動線の意図: 最終日に動けるのは約4時間。1エリアに絞って、移動を1回で終える。

ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)の近未来的な建築
東大門デザインプラザ(DDP)。曲面のアルミパネルで覆われた外観。 写真: Eugene Lim(CC BY 2.0)
DDP(東大門デザインプラザ)10:00 から2時間

見どころ: 曲面だけで構成された建物で、地下鉄の東大門歴史文化公園駅1・2番出口に直結しています。運営時間は10:00から20:00。周辺にはファッションビルが並び、ドゥータモールはテナントごとに10時30分から最長24時まで営業しています。深夜まで開いているのは卸売の一角で、小売のモールは24時までと考えておくほうが安全です。

実用tip: 併設の東大門歴史館は月曜が休館です。建物の外観だけなら時間を問わず見られるので、雨の日に行き先を差し替える先としても使えます。

住所
ソウル市 中区 乙支路281
最寄り
東大門歴史文化公園駅(2・4・5号線)1・2番出口
運営
10:00〜20:00
公式
公式サイト ↗

弘大まで足を延ばすかどうかは、この日の最大の判断です。東大門と弘大は地下鉄で20分以上離れていて、実質4時間で両方を回るのは厳しい。どちらか一方に絞るほうが満足度は上がります。

分け方の目安は買い残しの中身です。服とファッション雑貨が残っているなら東大門、カフェと若者向けの小物なら弘大。空港へ出る動線で見ると東大門のほうが素直で、弘大へ行くならAREXに乗る駅をソウル駅ではなく弘大入口に変えて、そこから空港へ直行する形にすると移動が1回で済みます。

空港へはAREX(空港鉄道)で戻ります。直通列車は仁川空港第1ターミナルからソウル駅まで約43分、第2ターミナルからは約51分。一般列車は第1から約59分、第2から約66分で、こちらは交通カードがそのまま使えます。フライトの3時間前を目安に動き出すと、買い忘れを免税店で拾う余裕も残ります。

運賃は費用表に入れていません。運営会社の公式サイトで運賃を掲げているページが現在は開かず、額の裏が取れなかったためです。直通と一般で額が違うこと、一般は交通カードがそのまま使えることは公式の案内で分かるので、直通券を買うかどうかだけ現地で決めれば足ります。荷物が多い日は座席指定の直通、身軽な日は一般、という分け方で十分です。

旅程の変更案

雨の日の組み替え

この行程で雨に弱いのは、北村の坂道と南山の展望台です。どちらも屋外を歩く時間が長い。降られた日は、北村をDDPか博物館に振り替え、南山を翌日の夕方へ動かすと形が保てます。広蔵市場は建物の中に屋台が並ぶので、雨でもそのまま成立します。

季節による差のほうが、じつは雨より大きい。1〜2月は最高気温が氷点下の日もあり、屋外の時間が長いこの組み立ては削られます。景福宮の観覧時間も11〜2月は17時までと短くなります。冬に行くなら、Day2の順番を前へ寄せるのが解です。景福宮を開門直後の9時台に済ませ、北村を昼前に歩き、日が落ちる前に屋内へ入る。11〜2月は閉門が早いぶん、午前に前倒しする余地が生まれます。

春の4〜5月と秋の9〜10月は観覧時間が18時まで延び、屋外の散策がいちばん快適です。この行程をそのまま使えるのはこの2つの季節。夏の6〜8月は18時30分までと最も長いものの、湿度が高く韓服での散策は体力を使います。梅雨にも当たるので、昼過ぎの2〜3時間を意図的に屋内へ逃がす設計が要ります。韓服のレンタルも、夏は短時間プランのほうが現実的です。

便が1時間以上遅れたら

Day1は6時間しかないので、到着が1時間遅れると明洞の買い物か南山の夜景のどちらかが削られます。優先するのは買い物のほうです。Nソウルタワーは23時まで開いているので、Day2の夜に振り替えられますが、コスメ店は閉まる時刻が早く、初日に行けなければ最終日の4時間に食い込みます。

もっと大きい罠は曜日のほうにあります。この行程はDay2の午前に景福宮を置いていて、景福宮は火曜が休館です。Day1が日本の出発日なので、Day1が月曜だとDay2が火曜に当たり、宮殿も韓服も交代式もまとめて消えます。Day1が火曜なら水曜、金曜発なら土曜で、どちらも問題ありません。週末+1日で組むかぎり自然に避けられますが、連休の頭が月曜になる年だけは航空券を取る前にカレンダーを見てください。

火曜に当たってしまったら、昌徳宮へ振り替えます。昌徳宮は月曜が休館なので火曜は開いています。ソウルの宮殿は休館日をずらしてあり、どの曜日でもどれかは開く設計です。昌徳宮はユネスコ世界遺産で、自然の地形をそのまま活かした配置が特徴。左右対称の景福宮とは見え方が違いますが、韓服で歩くという体験の中身は変わりません。北村韓屋村からも近いので、午後の流れはそのまま使えます。

疲れた時の妥協案

削る順番は決まっています。まず最終日の弘大。次に人気カフェのはしごで、韓国のカフェは待ち時間が出るので1日1軒に抑えると行程が守れます。郊外への日帰りは最初から入れません。水原や仁川旧市街は往復で3〜4時間かかり、22時間のうち4時間を移動に使う判断は2泊3日では割に合いません。

もう1泊できるなら、足す1日はDay2の翌日、つまり宮殿の日の次に置きます。Day1とDay3は飛行機の時刻に縛られていて、伸ばしても増える時間が半端です。真ん中に足せば丸12時間がまるごと増えます。

足した1日を何に使うかもほぼ決まっています。この行程で唯一浅いまま残るのが宮殿だからです。景福宮だけを見て北村へ抜ける組み立てなので、昌徳宮の後苑や徳寿宮まで含めると半日では終わりません。買い物を増やしたい場合も真ん中が有利で、初日に買い逃したものを翌々日に取りに戻れます。2泊3日では効かないリカバリーが効くようになります。

宿泊エリアの選び方

この行程では、宿の設備よりも「買ったものをすぐ置けるか」が効きます。Day1に明洞でまとめ買いをして、そのまま南山へ上がる流れだからです。

明洞に泊まると、この問題が消えます。買う、置く、夜景、という順にそのままつながり、翌日の景福宮と北村も地下鉄で近い。ケーブルカーの乗り場まで歩けるのも明洞だけです。

宮殿を厚くしたいなら鍾路・光化門側が寄ります。景福宮の開門直後に入る組み方がしやすく、北村までも歩ける距離。ただし夜の買い物は明洞まで出ることになります。東大門に泊まる手もあり、最終日の朝がそのまま買い物になる代わりに、初日の明洞と2日目の宮殿がどちらも移動を挟みます。

明洞買ったものをすぐ置きたい。ケーブルカー乗り場まで歩きたい。徒歩8分圏
鍾路・光化門景福宮を開門直後に見たい。北村まで歩きたい。徒歩圏
東大門最終日の朝をそのまま買い物に使いたい。深夜まで開いている店が近い。駅直結

価格は同じ日程でも動くため、上の表には入れていません。空室と当日の価格はアゴダで明洞・鍾路周辺の宿を見ると、駅からの距離と並べて比べられます。韓服レンタルや市内のアクティビティを先に押さえたいときは、VELTRAでソウルの現地体験を探すほうが早い。

この旅行でかかる費用

前提: 大人2人・2泊3日・市内の移動は地下鉄。航空券と宿と食事は時期で動くため総額から外し、公式の掲示額が決まっているものだけを並べます。1ウォンはおよそ0.1147円で、為替は動きます。

支払い単位支払先2人分備考
展望台 入場 ×2人Nソウルタワー58,000 ウォン大人 29,000ウォン
ケーブルカー往復 ×2人南山ケーブルカー30,000 ウォン大人 往復15,000ウォン・現地決済のみ
観覧料 ×2人景福宮6,000 ウォン韓服着用なら0円・最終水曜も無料
地下鉄 10回 ×2人首都圏地下鉄31,000 ウォン交通カード 1回1,550ウォン(10kmまで)
合計(航空券・宿・食事・韓服を除く)125,000 ウォン約14,340 円(1ウォン=0.1147円)

上表の料金はすべて 確認日 2026-09-14 時点の公式表示。円換算は2026年9月11日の参考レートによる。

この表でいちばん大きいのはNソウルタワーで、2人で58,000ウォン。展望台とケーブルカーを合わせると88,000ウォンになり、固定費の7割を占めます。夜景を外せばこの旅の現地費用は一気に下がる、という構造です。

地下鉄の運賃は2025年6月28日に改定され、交通カードで1,550ウォン、1回用の券だと1,650ウォンになりました。10kmを超えると5kmごとに100ウォンずつ上がります。1回用の券には500ウォンの保証金が乗り、降車後に駅の返金機で戻ります。バスは幹線と支線が1,500ウォン、循環1,400ウォン、広域3,000ウォン、深夜2,500ウォン。地下鉄とバスの乗り換えは、降りてから30分以内の乗車なら割引が効き、連続で最大5回まで適用されます。

2026年3月7日から、降車時にタグしないと次回の乗車で基本運賃が自動追加される制度が首都圏の全駅で始まりました。改札を通らずに出られる駅は無いので実害は出にくいものの、カードをかざし忘れると1,550ウォンが黙って乗ります。

タクシーは中型が1.6キロまで4,800ウォンで、以降131メートルごとに100ウォン。深夜割増があり、22時から23時と2時から4時は4,800ウォンが5,800ウォンに、23時から2時は6,700ウォンになります。

総額の目安をひとり分で置くと、往復航空券(LCC)が2.5〜4万円、ホテル2泊(2名1室の半額)が1〜1.8万円、食事とカフェが1.2〜1.8万円、交通と観光と韓服で0.6〜1万円、コスメと土産が1〜2万円。合計6〜8万円の幅になります。このうち動かせないのは上の表の125,000ウォンだけで、残りはすべて自分の条件で変わります。

表に韓服のレンタル代を入れていないのは、統一した運営者がなく、店とプランで額が動くからです。景福宮の観覧料が韓服で無料になるぶん、レンタル代のいくらかは入場料で戻ってきます。2人で6,000ウォンぶんなので、相殺できるのはごく一部ですが、北村まで着たまま歩く前提なら1日分のレンタルで2か所の写真が撮れます。

もうひとつ表に入れていないのが通信費です。ソウルは地下鉄の乗り換えも店探しも地図アプリ頼みになるので、回線は着いたその足で要ります。韓国向けのeSIMは日数とデータ量で額が決まり、レンタルWiFiは1台を2人で分けられるぶん割り勘が効きます。ただし受取手数料と補償オプションが別にかかるため、2人だと差は縮まります。人数ごとの分岐点はeSIMとレンタルWiFiの積算にまとめてあり、グローバルWiFiで受取方法と補償の条件を見ると、その差が実額で確かめられます。

決済は、コンビニ・カフェ・デパート・タクシーでカードがほぼ通ります。日本より現金を使う場面は少ないくらいで、現金が要るのは市場の屋台と一部の小さな店だけ。ただし日本のタッチ決済が海外の端末で弾かれることはあるので、カードは2枚以上持っていくほうが安全です。買い物が主目的の旅では、カードが使えない事態の損害が大きくなります。組み合わせの考え方は海外旅行でクレジットカードを複数持つ理由にまとめてあります。

この行程が向かないのは、ゆっくり見たい人です。買い物と食べ歩きに重心があり、歩く量が多い。明洞、南山、景福宮、北村、広蔵市場、東大門はいずれも歩きます。北村は坂道で、韓服に慣れない靴だとかなり疲れます。深く見たいなら、Day1の買い物を削って宮殿を2つ回る組み方のほうが満足度が上がります。この記事が扱うのは都市の週末で、韓国の地方や自然は入っていません。近い距離感の街をもう1つ比べたいなら、台北3泊4日のモデルプランや香港3泊4日のモデルプランと、動ける時間の総量で並べてみてください。

出典: 国家遺産庁 宮陵遺跡本部(景福宮・昌徳宮)/韓国文化財財団(守門将交代式)/Nソウルタワー/南山ケーブルカー/ソウル市(交通運賃・北村の立入制限)/DDP/韓国観光公社(広蔵市場・AREX)/K-ETA・e-Arrival Card の各公式サイト / 確認日 2026-09-14 / アイキャッチ: Svdmolen/CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

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