台北3泊4日モデルプラン|夜市グルメと九份・十分を効率よくめぐる週末プチ贅沢ガイド
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目次8項目
桃園空港から台北駅まで直達車で36分。レンタカーもツアーバスも使わず、MRTと台鐵とバスだけで回る3泊4日です。市内に1日、九份と十分の日帰りに1日を割り、有料の見学先は台北101と故宮の2か所だけに絞りました。2人分で日本円にすると1万4千円台です。
旅程表
DAY 1夕方に着いて、その日は信義から動かない
動線の意図: 初日は台北駅と信義を往復するだけにする。空港から市内まで36分で着くぶん、便が遅れたときの余白がそのまま夜に残る。
台湾との時差は1時間。日本より1時間遅いだけなので、夕方に着く便でも現地ではまだ明るい時間に空港を出られます。金曜の夜に発って土日を丸ごと使う組み方が成立するのは、この1時間の差と、市内までの短さのおかげです。
出発前に片づくのは、電源と税のふたつだけ
台湾の電源は110V・60ヘルツ。日本の100Vより10V高いだけなので、たいていの機器はそのまま挿せます。差込口は二つ穴と三つ穴の両方が使われていて、台湾観光署の案内も両方を載せています。注意が要るのは、エアコン用に220Vのコンセントを持つ建物が多いことです。形が合っても電圧が違うことがあるので、手持ちの機器が何ボルトまで受けられるかは本体の表示で確かめます。切り分け方は変換プラグと変圧器の違いのほうに書いてあります。
もうひとつは日本を出る側でかかる国際観光旅客税で、2026年に引き上げが決まっています。航空券の代金に含まれる形で徴収されるため現地で払う場面はありませんが、総額の前提としては出国税の引き上げを織り込んでおくほうが見積もりが狂いません。
午後: 桃園から台北駅までは直達車で36分
桃園機場捷運の直達車は、A1台北車站からA12まで36分、A13まで39分です。同じ区間を普通車で走ると48分と51分に伸びます。運賃はどちらも全票NT$160で、速いほうが高いわけではありません。直達車の発車は5時30分から23時までの毎時00分・15分・30分・45分。夕方に着く便なら、入国と荷物を待つ時間を足しても、空港を出て1時間以内に台北駅に立てます。
迷うところがあるとすれば、切符ではなくカードのほうです。
悠遊カード(悠遊卡)の普通卡は1枚NT$100。2026年8月1日から押金制のカードが売られなくなったので、旅行の最後に返却してもカード代は戻りません。2人で買えばNT$200が初期費用として乗ります。そのかわり、MRTもバスも台鐵もコンビニも1枚で通ります。台北捷運には常客優惠という仕組みもありますが、儲値カードで月11回から20回乗って5%、21回から40回で10%、41回以上で15%という段階なので、4日間の滞在では最初の段まで届きません。
この行程では乗り放題券を買っていません。MRTを使うのはDAY 2の4回が最多で、DAY 3は台鐵とバスが主役です。一日票で元を取るには1日7回前後の乗車が要るので、買ったぶんだけ高くつきます。24時間票NT$180、48時間票NT$280、72時間票NT$380という時間制の券もありますが、同じ理由でこの回数では届きません。
夕方: 台北101は日没の30分前に上がる
台北101の高さは508m。開業から2010年まで世界一の高さでした。觀景台の営業は月曜から日曜と祝日を通して10時から21時で、5階から89階までは分速1,010mのエレベーターが37秒で運びます。日没の30分前に上がると、街が茜色から夜景へ変わるところを1回の入場で見られます。

見どころ: 一般票NT$600で入れるのは89階の屋内展望台と88階です。屋外に出られる91階は、優待票や套票の案内に階数として載っているだけで、公式は「天候により不定期に開放、予告なし」と書いています。晴れているから出られる、という読み方はできません。88階は風阻尼球の観賞フロアで、金色の球体はここから見上げます。
実用tip: 優待票・敬老票・兒童票はオンラインで買えず、辦公大樓1樓の売場でしか扱いません。学生や高齢の同行者がいるなら、窓口に並ぶ時間を先に見込んでおきます。身長115cm以下の子どもは国籍を問わず無料です。
- 営業
- 10:00〜21:00(月〜日・祝日)
- 一般票
- 大人 NT$600(89F・88F)
- 加購
- 101樓 Sky Garden +NT$380・快速通關 NT$1,200
- 売場
- 辦公大樓1樓の觀景台售票處
- 公式
- 公式サイト ↗
制震装置は89階にあると書かれることが多いのですが、実物は87階から92階の中央を貫いています。直径およそ5.5mの球で、重さは660トン。厚さ12.5cmの鋼板を41層に重ねて溶接した塊を、92階から直径8.9cm・長さ42mの鋼索8本で吊っています。設計上の最大振幅は150cm。地震に備えた装置として紹介されがちですが、公式が挙げている目的は強風で吹かれたときの揺れの低減です。
屋外を歩きたい人のために「Skyline 天際線 460」という別枠があります。1人NT$3,000、要予約、身長145cm以上、ヒールとスカートは不可、荒天は中止。効いてくるのは値段より条件のほうで、初日の夕方に組むと当日の風で消えます。どうしても外を歩きたいなら、天気の読める日に回すのが確実です。
最終入場の時刻は公式に出ていません。21時の閉館直前に駆け込んで入れるかどうかは確かめられないので、この行程では日没の30分前に上がる前提で組んでいます。
夜: 初日に予約の要る店を入れない
台北101の足元は百貨店とデッキが続く信義エリアで、夕食は展望台を降りたその場で決まります。小籠包は台北でいちばん入口の広い選択で、蒸籠が出てくるまでの時間も読めます。

初日に時間指定のある店を予約すると、便が1時間遅れただけで夜の予定が全部ずれます。台北は遅い時間まで食べる場所がある街なので、初日だけは予約を持たずに動くほうが崩れません。
DAY 2艋舺から士林へ、南から北へ一本で上がる
動線の意図: MRTの南端に近い龍山寺から、北の士林まで一方向に上がる。路線から外れているのは故宮だけなので、バスの乗り継ぎをその1回に集める。
午前: 龍山寺は入る門と出る門が決まっている
艋舺龍山寺の創建は清の乾隆三年、西暦1738年です。福建泉州の晉江・南安・惠安、いわゆる三邑の人々が合資して建てた寺で、本尊の観世音菩薩は安海龍山寺からの分霊にあたります。1985年に二級古蹟、2018年に國定古蹟へ昇格しました。
仏教・道教・儒教の神々が同じ境内に並んでいます。縁結びの月下老人は公式サイトが誕生日の行事まで告知するほど人気で、その日に当たると列の長さが別物になります。参拝は龍門から入って虎門から出るのが決まりで、逆から入ると流れに逆らって歩くことになります。

見どころ: 線香の煙が渦を巻く境内に、参拝する人が絶えません。彫刻と屋根の装飾は真下まで入ってから見上げる形なので、外周を回るだけだと半分しか見えない構造です。周辺の艋舺(万華)は台北発祥の下町で、古い問屋と食堂が残っています。寺だけで引き返さず、周辺を歩く前提で午前を組んでいます。
実用tip: 所要時間は公式に出ていません。境内そのものは広くないので、この行程では周辺の街歩きまで含めて1時間を置いています。時間が押している日は寺だけで切り上げられます。
- 参拝
- 0 円
- 最寄り
- MRT 龍山寺駅
- 公式
- 公式サイト ↗
午後: 故宮は台北101とセットで買うと1人NT$130安い
国立故宮博物院の普通參觀券はNT$350です。台北101の觀景台NT$600と別々に買えばNT$950ですが、第一展覽館と觀景台をまとめた聯券がNT$820で出ています。1人あたりNT$130、2人でNT$260の差。DAY 1で台北101に上がると決めているなら、先にこの券を押さえておくのがこの旅で唯一それらしい節約です。
無料で入れる範囲も広く取られています。18歳未満は国籍を問わず無料、障害のある人と同伴者1名も国籍を問わず無料。至善園、第一展覽館B1の兒童學藝中心、そして年中無休の至德園は、入館券がなくても入れます。

見どころ: 歴代王朝が集めた収蔵品が並びます。名前が通っているのは翠玉白菜と肉形石ですが、どちらも展示替えで館を離れる期間があり、在不在は公式の展覧カレンダーでしか分かりません。全館を一度に回るのは無理なので、見たいものを2〜3点決めてから入るほうが満足度が上がります。
実用tip: 開館時間の掲示が公式で入れ替わっている時期です。2026年9月14日時点の「開放時間」ページには、8月8日から9月13日まで試験的に実施した毎日開館(9時〜19時)しか出ておらず、通年の時間が表示されていません。行く週の開館時間は、出発の直前にもう一度確かめる必要があります。
- 普通參觀券
- NT$350・優惠 NT$150・18歳未満は無料
- 聯券
- 第一展覽館+台北101觀景台 NT$820
- 休館
- 原則 月曜(2026年の特別開放日は9/28・10/26・11/9・12/7)
- 最寄り
- MRT 士林駅または劍潭駅からバス
- 公式
- 公式サイト ↗
月曜に当たる日程だけは、この日が成立しません。特別開放日を除いて故宮は月曜が休みなので、DAY 2を月曜に置くと午後が丸ごと空きます。その場合はDAY 2とDAY 3を入れ替えて、九份と十分の日帰りを月曜に回すほうが被害が小さく済みます。
夜: 士林夜市は17時から24時まで
士林夜市の営業は17時から24時。臺北市で占地がいちばん大きい夜市で、範囲は基河路・大東路・大南路・大西路・文林路101巷・文林路にまたがります。2023年には経済部の市集評価で4つ星を取りました。

見どころ: 大鶏排(顔ほどの大きさがある揚げ鶏)、胡椒餅、牡蠣オムレツ、マンゴーかき氷。少しずつ頼んで分けるなら、2人で回れるのは4〜5品といったところです。地下の美食區には席があるので、立ち食いが続いて辛くなったらそこへ降ります。
実用tip: 故宮から士林駅へ戻るバスは夕方に混みます。17時の開始に合わせるつもりなら、故宮を16時前に出る計算になります。逆に故宮を閉館まで粘るなら、夜市に入るのは19時前後で、そのぶん屋台の列が長くなります。
- 営業
- 17:00〜24:00
- 最寄り
- MRT 劍潭駅
- 入場
- 0 円
支払いは現金が基本です。MRTと台鐵、コンビニ、百貨店は悠遊カードで通りますが、夜市の屋台は現金しか受け付けない店が混ざります。1日ぶんの小額紙幣を財布に分けておくと、並んでから諦めることがありません。
DAY 3先に十分、そのあと九份。順番を逆にすると提灯に間に合わない
動線の意図: 台鐵で瑞芳まで出て、平溪線で十分を往復し、帰り道でバスに乗り換えて九份へ上がる。九份は提灯に灯が入る時間がいちばん濃いので、先に持ってこない。
午前: 台北から瑞芳までは全票NT$73の區間車で足りる
台北駅から瑞芳までの台鐵は、區間車が全票NT$73で46〜68分、區間快が同じ運賃で39〜48分です。自強号と普悠瑪号はNT$114で35分。差額NT$41で10分前後しか縮まらないので、この行程では朝いちの區間快を基準にしています。特急に乗る意味が出るのは、朝の便を寝過ごしたときだけです。
一日券を買わない理由は表のとおりです。平溪深澳線一日週遊券は全票NT$120、優待NT$60で、2025年6月23日にNT$80から改定されました。八斗子から瑞芳を経て菁桐まで当日は乗り降り自由になりますが、瑞芳から十分までの片道が全票NT$29なので、十分だけを往復するなら1人NT$58で済みます。券が効くのは、平溪や菁桐で途中下車する日だけです。台北・瑞芳・十分など12駅で売っているので、現地で行き先を増やすと決めてから買っても間に合います。

見どころ: 駅を出るとすぐ線路で、その両脇に店が並びます。天燈(スカイランタン)は筆で願いを書いて、線路の上から放つ形です。列車が来る数分前になると店の人が客を線路の外へ出すので、放つ時間は列車の間隔で区切られます。
実用tip: 天燈の値段は店ごとに決まっていて、統一された公式の価格表はありません。色数で額が変わる売り方が一般的なので、書く前に店先で確かめることになります。
- 最寄り
- 台鐵 平溪線 十分駅
- 瑞芳から
- 片道 全票 NT$29・27〜32分
見どころ: 北アメリカのナイアガラに景色が似ているというので「臺灣尼加拉瀑布」と呼ばれます。園内には観瀑台が複数あり、日が差すと滝つぼの上に虹が出ます。新北市がその場所に「彩虹淵」という名前を付けています。入園は無料です。
実用tip: 開園時間が季節で変わります。6月から9月は9時から18時で最終入園17時30分、10月から5月は9時から17時で最終入園16時30分。九份の夕暮れに間に合わせる行程だと、非夏季はどのみち昼のうちに切り上げることになります。
- 入園
- 0 円
- 開園
- 夏季(6〜9月)9:00〜18:00(最終入園17:30) / 非夏季(10〜5月)9:00〜17:00(最終入園16:30)
- 最寄り
- 十分駅から徒歩
- 公式
- 新北市政府観光旅遊局 ↗
午後: バス停の名前は「九份老街」で探す
瑞芳駅のすぐ横、區民廣場のバス停から九份老街まで、路線バスで全票NT$15・所要15分です。788・825・827・856・965・1062の各系統が経由します。案内でよく見かける「舊道口」という停留所名は、現行の官方の停留所一覧に存在しません。降り先は「九份老街」で探してください。
台北から直行する手もあります。1062系統が捷運忠孝復興站から九份老街まで走っていて、全票NT$94、半票NT$47。ただし1062は瑞芳駅に停まらないので、十分と同じ日に組むと使えません。九份だけを見る日程に切り替えたときの選択肢です。
見どころ: 金鉱で栄えた斜面の町です。豎崎路という細く急な石段の両脇に赤い提灯と茶藝館が連なり、基山街は幅の狭い商店街として続きます。提灯に灯が入るのは日没の前後で、その時間だけ町の輪郭が変わります。芋圓(タロイモ団子)はこの町の名物です。
実用tip: 石段は上りと下りが交互に来ます。十分で90分歩いた足でここに着くと、眺めのいい茶藝館まで上がる気力が残りません。九份で座ってお茶を飲むつもりなら、十分瀑布の往復を短くするほうが順番として正しい。
- 散策
- 0 円
- 瑞芳から
- 區民廣場のバス停から 全票 NT$15・15分(788・825・827・856・965・1062)
- 台北から直行
- 1062系統 捷運忠孝復興站から 全票 NT$94(瑞芳には停まらない)
帰りは来た道をバスで瑞芳へ戻ります。夕食どきのバスは満席で、坂道を立ったまま下ることになります。九份で食べてから降りるか、早めに降りて瑞芳から座って帰るか。台北までは區間車で1時間前後です。
台鐵とバスの乗り継ぎを自分で組まない方法もあります。VELTRAで九份・十分の現地ツアーを探すと、送迎と天燈をまとめた形が出てきます。この日を自力で動くと交通費は2人でNT$468なので、差額がそのまま時刻表を読む手間の値段になります。
DAY 4迪化街の朝と、空港までの逆算
動線の意図: 午後の便から逆算して、朝は迪化街だけに絞る。台北駅から空港まで36分で着くので、市内を出るのは出発の3時間前で足りる。
午前: 迪化街は10時を過ぎてから歩く
迪化街は台北でいちばん古い商店街のひとつで、乾物・漢方・茶・布の問屋が軒を連ねます。土産をここでまとめると、夜市で買うより単価が読めます。パイナップルケーキも茶葉も同じ通りで揃います。
ただし朝が遅い街です。9時台に着くと閉まっている店が多く、10時を回ってから歩くほうが空振りが減ります。最終日の午前をここに当てているのは、その時間帯がちょうど噛み合うからです。
午後: 悠遊カードの残高は空港へ行く前に使い切る
台北駅から桃園空港のA12までは直達車で36分、A13で39分。発車は毎時00分・15分・30分・45分で、23時まで動いています。国際線の手続きに2時間を見るなら、台北駅を出発の3時間前に出れば間に合う計算です。A1から空港までの一日票NT$320は往復で使える券ですが、この行程では往路と復路で日が違うので片道ずつ買います。
悠遊カードに残高が残っても、カード代のNT$100は戻りません。2026年8月からの押金廃止でそうなりました。残高そのものはコンビニで使えるので、空港へ向かう前に飲み物と土産で消化しておくと持ち帰るものが減ります。
旅程の変更案
雨の日の組み替え
雨で確実に崩れるのはDAY 3です。九份の石段は濡れると滑り、十分瀑布の観瀑台も傘を差したまま歩くことになります。天燈自体は雨でも上げられますが、線路の上で紙が湿るので、写真は晴れた日と別物になります。
市内の逃げ先は中正紀念堂です。入場は無料で、主堂體が9時から18時、外側の紀念公園は5時から24時まで開いています。ただし衛兵の交代を目当てに行くなら話が変わります。公式が「儀隊禮兵巡查及訓練展示」と呼んでいるあの展示は、主堂體正面の階段下、民主大道という屋外で行われていて、雨天は中止です。実施は毎日9時から17時の毎正時に9回、1回およそ15分。雨の日に衛兵を見に行くと、建物だけ見て帰ることになります。
台北101と故宮はどちらも屋内なので、雨の日はこの2つを同じ日にまとめる手もあります。聯券を買っていれば、使う日を入れ替えるだけで済みます。
便が1時間以上遅れたら
初日の到着が21時を回ると、台北101の觀景台が閉まります。その場合はDAY 1の夕方をDAY 2の夜へ移し、士林夜市を初日に振り替えるのが収まりがいい。夜市は24時までなので、遅い到着でも成立する数少ない行き先です。
桃園機場捷運の直達車は23時が最終です。それを過ぎると普通車か、リムジンバスかタクシーに切り替えることになります。到着が23時を回る便を取るなら、初日だけでも台北駅周辺に宿を置いておくと、深夜の移動が短くなります。
復路が遅れる側の影響は小さい行程です。DAY 4に入れているのが迪化街だけなので、削るものが最初からありません。
疲れた時の妥協案
削るなら故宮が先です。聯券で買っていても、単体の觀景台券との差はNT$130。使い切らずに捨てたところで、その日の体力と引き換えなら高い買い物ではありません。館が北の丘の上にあるぶん、往復のバスだけで1時間近くを使います。
DAY 3を軽くするなら、十分を捨てて九份だけにします。1062系統が捷運忠孝復興站から九份老街まで直行しているので、台鐵の乗り継ぎが丸ごと消えて全票NT$94で着きます。逆に九份を捨てて十分だけにすると、平溪線の往復で午前中に終わり、午後が空きます。
余裕が出たときに足しやすいのは貓空纜車です。單次票が全票NT$180、一日票がNT$300で、床が透けた水晶車廂(貓纜之眼)は1回1人あたり+NT$50。営業は平日9時から21時、休日は22時まで。ただし月曜は定期保守で運休する日があり、2026年後半は9月21日・10月12日・11月9日・11月23日・11月30日・12月14日・12月28日が該当します。旧正月の大晦日も動きません。月曜に台北にいる日程では、故宮と貓空が同時に消えることになります。
宿泊エリアの選び方
この行程が宿に求める条件は1つだけです。MRTの駅から徒歩5分以内であること。DAY 3の朝は台北駅から台鐵に乗り、DAY 4は同じ台北駅から空港へ出るので、台北駅に近いほど動きが短くなります。
台北駅の周辺は乗り換えの要です。台鐵、高鐵、MRT2路線、桃園機場捷運がひとつの地下街でつながっていて、DAY 3の朝いちの台鐵とDAY 4の直達車の両方が徒歩圏に収まります。そのかわり駅前は夜になると静かで、食事の選択肢は他のエリアより少ない。深夜に着いてから何か食べたい人には向きません。
西門町は台北駅から1駅で、夜遅くまで店が開いています。中山はMRT淡水信義線で台北駅から1駅、士林夜市まで乗り換えなしで行ける位置にあり、百貨店と路面店が混ざった落ち着いた一帯です。信義エリアに泊まると初日の台北101が徒歩圏になりますが、台北駅までMRTで15分前後かかるため、DAY 3の朝とDAY 4の出発が重くなります。この行程では選びません。
価格は同じ日程でも動くので、上の表には入れていません。空室と当日の価格はアゴダで台北駅・中山周辺の宿を見ると、駅からの距離と並べて比べられます。
押さえる順番は航空券、宿、入場券です。台北101の觀景台と故宮の聯券は当日でも買えるので最後で問題ありません。例外は優待票で、こちらは辦公大樓1樓の窓口でしか売っていないため、該当する同行者がいる日だけ現地の時間を余分に見ます。
この旅行でかかる費用
前提: 大人2人・レンタカーとツアーバスなし・台北3泊。航空券は便と時期で幅が大きすぎるため総額から外し、宿と食事も同じ日程で価格が動くので入れていません。並べたのは、日付が変わっても動きにくい公式の運賃と入場料だけです。
上表の料金はすべて 確認日 2026-09-14 時点の公式表示。円換算は同日の参考レート(1台湾ドル=4.8504円)による。
このNT$2,948が、行程を変えないかぎり動かない部分です。2人で4日間動いて交通と入場がこの額に収まるのは、見学先の多くが無料だからです。龍山寺、士林夜市、十分瀑布、迪化街、中正紀念堂。どれも入場料がかかりません。有料なのは台北101と故宮の2か所だけで、しかもその2つは聯券で結ばれています。
ここに乗るのが航空券、宿、食事、そして通信費です。動くのはその4つだけなので、予算を詰めるときに触る先は自動的に決まります。
表に入れていない費目のうち、額が読めるのは通信費です。台湾向けのeSIM(Airaloなど)は日数とデータ量で価格が決まり、レンタルWiFiは1台を2人で共有できるぶん割り勘が効きます。ただし受取手数料と補償オプションが別にかかるので、2人だと差が縮まります。人数ごとの分岐点はeSIMとレンタルWiFiの積算にまとめてあり、グローバルWiFiで受取方法と補償の条件を見ると、その差が実額で確かめられます。
食事は幅の取り方で性格が変わります。夜市と屋台で通せば1日あたりの額は小さく収まり、信義や中山のレストランを毎晩挟むと桁がひとつ動きます。この行程は夜市を2回、屋台とローカル食堂を昼に置いているので、レストランに使う夜を1回か2回に決めてから宿の予算を組むほうが読みやすい。
この行程が向かないのは、月曜を含む日程です。故宮は特別開放日を除いて月曜が休館、貓空纜車も月曜に保守運休の日が入ります。金曜の夜に発って月曜をくっつける組み方は時差1時間の近さと相性がいいのですが、その月曜に、いちばん見たかった場所が閉まっていることになります。
同じ3泊4日で組める近距離の街と比べるなら、香港3泊4日のモデルプランは移動距離が短いぶん夜の比重が高く、ペナン5泊7日のモデルプランは街歩きと海を前半後半で分ける設計です。日数をどこまで取れるかで、どちらに寄せるかが決まります。
出典: 台北101・国立故宮博物院・艋舺龍山寺・臺北市市場處・新北市政府観光旅遊局・台湾鐵路・桃園大眾捷運・台北大眾捷運(貓空纜車を含む)・悠遊卡公司・中正紀念堂・台湾観光署の各公式サイト / 確認日 2026-09-14 / 写真: Sunkenbean(CC BY-SA 4.0・Wikimedia Commons)ほか各キャプションに記載








