東京発・鎌倉日帰りモデルコース|江ノ電で回る定番8スポット
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東京駅から乗り換えなしで鎌倉へ入り、鶴岡八幡宮・報国寺・長谷寺・鎌倉大仏・御霊神社・江の島の6か所を1日でつなぐ日帰り行程です。軸は江ノ電の1日乗車券。乗り降りを3回で終える人には向きません。写真を撮りながら途中下車する前提で組んでいます。
旅程表
DAY 1東から入って、江ノ電で西へ抜ける
動線の意図: 鎌倉駅を起点に北(鶴岡八幡宮)・東(報国寺)・南西(長谷)・江ノ電沿線(江の島)を時計回りに一周する。同じ道を戻らないので、迷う場所がほとんど無い。
鎌倉の見どころは駅から放射状に散っています。北の鶴岡八幡宮、東の報国寺、南西の長谷と大仏、そして江ノ電で20分の江の島。この4方向を行ったり来たりすると移動だけで半日が消えるので、時計回りに一周する順番にしています。
午前: 往復乗車券はもう売っていない
東京駅からJR横須賀線で鎌倉駅まで乗り換えなし。運賃は片道1,040円、ICカードなら1,034円です。この額は2026年3月14日の運賃改定後のもので、東京〜鎌倉は営業キロ51キロ台の幹線区間に当たります。
同じ改定で往復乗車券の発売が終了しました。「往復でいくら」という買い方そのものが消えたので、行きと帰りをそれぞれ片道で払います。2人の往復なら4,160円です。
鎌倉駅に着いたら、この日の乗車券を決めます。江ノ電の窓口で選べる券が2種類あり、どちらを選ぶかで行ける範囲が変わります。
この行程で実際に乗る区間の普通運賃を積むと、鎌倉→長谷が200円、長谷→江ノ島が260円、江ノ島→鎌倉が260円で合計720円。のりおりくんの800円に80円届きません。つまり3回乗るだけなら都度払いのほうが安い。
逆転するのは、もう1駅降りたときです。江ノ電の運賃は200円・220円・260円・310円の4段しかなく、初乗りが200円。たとえば長谷から鎌倉高校前で降りると220円、そこから江の島まで200円で、合計は880円になります。写真を撮りに途中下車する人は、ここで元が取れます。券を買うかどうかは「途中下車するつもりがあるか」の一点で決まります。
のりおりくんは紙の券のほか、アプリ「EMot」のデジタル版と、クレジットカードのタッチ決済に対応した「Pass Case」でも買えます。沿線54店舗で特典が使えて、各施設とも1人1回まで。有効なのは発行日だけです。JRの運賃をさらに抑えたい人は、青春18きっぷの使い方で利用期間と条件を先に確かめてください。
江ノ電は藤沢と鎌倉を結ぶ路線で、全線を乗り通すと37分・310円。駅の数のわりに時間がかかるのは、腰越から江ノ島にかけて道路の上を走る併用軌道があり、単線の行き違いで待つ駅もあるからです。鎌倉から長谷までは4分、長谷から江ノ島までは19分。1区間が短いので、途中下車を挟んでも行程が大きく崩れません。
もうひとつ、券を買う場所で迷わないための話をしておきます。のりおりくんは江ノ電の全駅の券売機で買えますが、鎌倉フリー環境手形のほうは江ノ電の鎌倉駅と長谷駅の2駅だけ、しかも7時から17時までの発売です。夕方に鎌倉へ着いてから環境手形を買おうとしても、窓口が閉まっています。バスを軸にする組み方をするなら、着いてすぐに買う必要があります。

見どころ: 開門・閉門は通年で6時から20時。境内の参拝に料金はかかりません。JR鎌倉駅東口から徒歩10分で、参道の段葛を通って歩くと鎌倉らしい景観が最初に来ます。境内中央の舞殿と、その奥へ続く大石段が正面から重なる位置が定番の構図です。
実用tip: 6時から開いているので、混雑を外したいなら開門直後が最も確実です。車で来る場合は参拝者専用駐車場が1時間まで600円、以降30分ごとに300円。江ノ電鎌倉駅からも徒歩10分で、JRと同じ距離です。
- 最寄り
- JR鎌倉駅東口から徒歩10分
- 参拝
- 0 円
- 開門
- 通年 6:00〜20:00
- 公式
- 公式サイト ↗

見どころ: 鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮へ延びる商店街です。通り自体は無料で、店ごとの営業時間はまちまち。食べ歩きの店が密集していて、昼過ぎには通りの幅いっぱいに人が広がります。
実用tip: 行きは段葛を通って八幡宮へ向かい、小町通りは帰りに寄るほうが時間のロスが少なくて済みます。人の流れが駅から八幡宮へ向かう午前に、同じ方向へ流されながら店を見ることになるからです。
- 最寄り
- 鎌倉駅東口からすぐ
- 通行
- 0 円

見どころ: 拝観料は高校生以上400円、小・中学生200円。拝観時間は9時から16時です。本堂の奥に広がる竹林は公式の説明で「およそ2000本の竹」。竹の間の道は一本で、立ち止まって撮る人が数人いると列になります。
実用tip: 竹林の中の休耕庵で抹茶がいただけます。600円で、受付は9時から15時30分まで。拝観の受付が16時でも、抹茶は30分早く締まります。休観日は12月29日から1月3日。鎌倉駅東口4番のりばから京急バスで「浄明寺」下車、そこから徒歩3分です。歩くなら金沢街道沿いに約30分かかります。
- 最寄り
- バス「浄明寺」から徒歩3分/鎌倉駅から徒歩約30分
- 拝観
- 高校生以上 400 円・小中学生 200 円
- 時間
- 9:00〜16:00(抹茶の受付は15:30まで)
- 休み
- 12月29日〜1月3日
- 公式
- 公式サイト ↗
午後: 長谷駅の周りに3か所が固まっている
鎌倉駅に戻って江ノ電で長谷駅へ。4分です。長谷寺・高徳院・御霊神社がすべて駅から徒歩7分以内にあり、この3か所が午後の中身になります。

見どころ: 拝観料は大人400円、小学生200円。拝観受付は8時から16時30分(閉山17時)で、4月から6月だけ8時から17時(閉山17時30分)に延びます。境内は下と上に分かれていて、見晴台からは由比ヶ浜が見えます。
実用tip: あじさいの時期は入場制限がかかります。長谷寺は公式サイトに「あじさい券」の予約窓口を設けていて、現在の混雑状況もリアルタイムで公開しています。6月に行くなら、早く着くことより先に券を取っておくかどうかのほうが効きます。鎌倉市福寿手帳を持っている人は200円です。
- 最寄り
- 江ノ電 長谷駅から徒歩5分
- 拝観
- 大人 400 円・小学生 200 円
- 時間
- 8:00〜16:30(閉山17:00)/4〜6月は8:00〜17:00(閉山17:30)
- 公式
- 公式サイト ↗

見どころ: 拝観料は一般300円、小学生150円、未就学児は無料。予約は要りません。拝観時間は4月から9月が8時から17時30分、10月から3月が8時から17時。大仏の胎内にも入れて、別途50円、受付は通年で8時から16時30分です。公式の説明では、大仏殿は台風や大津波で倒壊し、室町時代の末までに今の露坐の姿になりました。
実用tip: 胎内拝観は夏に止まることがあります。公式が「大仏像胎内は、外気温や日射の影響により内部に熱がこもりやすく、外気以上に高温多湿となる場合があります」として、高温時は受付を中止すると告知しています。50円を予算に入れていても、真夏は入れないことがある。境内では飲食が禁止されていて、尊像胎内での自撮り棒の使用とドローンも禁止です。
- 最寄り
- 長谷寺から徒歩5分・長谷駅から徒歩7分
- 拝観
- 一般 300 円・小学生 150 円・胎内 50 円
- 時間
- 4〜9月 8:00〜17:30/10〜3月 8:00〜17:00(胎内は通年8:00〜16:30)
- 公式
- 公式サイト ↗

見どころ: 参拝は無料です。鳥居のすぐ前を江ノ電が横切る構図が知られていて、6月はあじさいと一緒に撮れます。長谷駅から徒歩5分。
実用tip: ここは住宅地の中です。線路内への立ち入りは危険なので、撮影は踏切の外側から手早く済ませてください。長居しないこと自体が、この場所で守るべき唯一の作法になります。
- 最寄り
- 長谷駅から徒歩5分
- 参拝
- 0 円
夕方: 江の島の料金は17時で切り替わる

見どころ: 長谷から江ノ島までは乗り換えなしで19分、運賃260円。海沿いを走る区間では進行方向右側に相模湾が広がります。腰越から江ノ島にかけては道路上を走る併用軌道になり、車のすぐ横を車両がすり抜けます。
実用tip: 途中の鎌倉高校前で降りると、長谷からは220円、そこから江ノ島まで200円。合計は40円しか増えませんが、のりおりくんを持っていれば追加はゼロです。券を買うかどうかの分かれ目がここにあります。
- 運賃
- 長谷→江ノ島 260 円(のりおりくんなら追加なし)
- 所要
- 19 分

見どころ: 江ノ島駅から弁天橋を渡って徒歩12〜15分、青銅の鳥居から江島神社の瑞心門まで続く参道です。通行は無料で、しらす料理とたこせんべいの店が並びます。
実用tip: ここから先の島は全部が坂と階段です。仲見世の途中から既に上り坂が始まっていて、写真で見るよりずっと傾いています。ここで足が重いと感じたら、このあとのエスカーを買うかどうかを先に決めておくほうがいい。
- 最寄り
- 江ノ島駅から徒歩12〜15分
- 通行
- 0 円

見どころ: 辺津宮・中津宮・奥津宮の三宮からなる神社で、境内の参拝は無料です。この行程で回るのは仲見世からいちばん近い辺津宮まで。中津宮・奥津宮・岩屋洞窟まで足を延ばすと、往復でさらに1時間ほど加算されます。
実用tip: 境内は起伏があります。有料のエスカー(上りのみ・全3区間で大人500円・小人250円)を使うと階段を登らずに済みますが、下りは階段です。営業は8時50分から19時5分まで。
- 最寄り
- 仲見世通りを抜けて徒歩5分
- 参拝
- 0 円(奉安殿は別料金)
- エスカー
- 大人 500 円・小人 250 円(上りのみ・8:50〜19:05)

見どころ: 展望灯台の入場は大人800円、小人400円。料金区分の大人は中学生以上、小人は小学生です。営業は9時から20時で、最終入場は19時30分。天気が良ければ相模湾と富士山が見えます。
実用tip: 足元のサムエル・コッキング苑は、9時から17時までは無料で、17時以降だけ大人500円になります。17時をまたぐかどうかで払う額が変わる仕組みです。エスカー・コッキング苑・シーキャンドルを全部使うなら「江の島シーキャンドルセット券」が大人1,100円で、単品を積み上げる1,300円より200円安い。島の中の施設も含めた「江の島1day」は大人1,550円です。
- 入場
- 大人 800 円・小人 400 円
- セット券
- シーキャンドルセット券 大人 1,100 円(エスカー+コッキング苑+灯台)
- 営業
- 9:00〜20:00(最終入場19:30)
- 公式
- 公式サイト ↗
帰りは江ノ島駅から江ノ電で鎌倉へ戻り、JR横須賀線に乗り換えます。江ノ島から鎌倉までは25分、運賃260円。のりおりくんを持っていれば追加はありません。藤沢へ抜けてJR東海道線を使う道もあり、江ノ電の全線を乗り通すと37分・310円です。
江の島で夜まで粘る組み方もあります。コッキング苑は17時以降が大人500円になるかわりに、その時間からの入場とシーキャンドルをまとめた「コッキング苑セット券+ナイト」が大人850円。エスカーから灯台まで全部使って夜も見るなら「江の島シーキャンドルセット券+ナイト」が大人1,550円、島内の施設まで含めた「江の島1day+ナイト」が大人1,950円です。券の種類が多いので、何時に島へ渡るかを決めてから窓口に並ぶほうが迷いません。
年に2回以上来る人には、年間パスポートという選択もあります。大人1,500円で、シーキャンドルの単品入場が800円ですから、2回目で元が取れる計算です。1回きりの日帰りには関係のない話ですが、湘南に通う人なら候補に入ります。
旅程の変更案
雨の日の組み替え
この行程は屋外が多く、雨に強くありません。それでも中止になる要素はひとつもない。長谷寺の観音堂と高徳院の大仏は屋根の下か露天でも見られ、江ノ電は車内から相模湾が見えます。
滑って危ないのは報国寺の竹の庭の土の地面と、江の島の石段です。どちらも履物を選べば通れますが、雨脚が強い日は順番を入れ替えて、屋根のある観音堂と大仏まわりを先に回してください。江の島は坂と階段だけで構成されているので、いちばん後ろに置いたまま、足の残り具合で行くかどうかを決める形にできます。
雨で人が減るのは高徳院です。露座の大仏なので雨を遮るものが無く、そのぶん人出が落ちます。混雑を避けて表情をじっくり見たいなら、雨の日は悪い条件ではありません。
列車が1時間以上遅れたら
到着が1時間遅れると、報国寺が最初に危なくなります。拝観受付が16時、抹茶の受付が15時30分で締まるので、午前に入れないと午後の長谷エリアと取り合いになります。1時間遅れると分かったら、報国寺を外して4か所に絞るほうが確実です。
報国寺を外すと、鶴岡八幡宮と小町通りに1時間、長谷寺と高徳院に1時間30分、御霊神社と江の島に2時間を配分して、正味4時間30分ほどで主要スポットを一通り回れます。拝観料は800円浮きます。
帰りが遅れる側は、この行程ではあまり困りません。江の島シーキャンドルが20時まで開いていて、最終入場が19時30分。夕景まで粘っても東京方面の終電には余裕があります。むしろ帰りを遅らせて日没を見るほうが、この行程の後半は厚くなります。
疲れた時の妥協案
削る順番は、報国寺、江の島、小町通りです。報国寺はバスの往復ごと消えるので、時間が最も大きく浮きます。江の島を落とすと、島の坂と階段がまるごと無くなり、江ノ電の乗車も1回減ります。その場合はのりおりくんを買う理由も消えるので、都度払いに切り替えてください。
歩く量そのものを減らすなら、江の島でエスカーを使う選択があります。上りだけで大人500円、3区間。階段を登らない代わりに下りは歩くことになるので、効くのは行きの体力の温存です。
1泊に延ばす手もあります。1日目に鶴岡八幡宮から高徳院までを回って鎌倉市内に泊まり、2日目の午前に御霊神社と江の島へ。江の島で夕景や夜景まで見たい人には、終電を気にしなくていい2日構成のほうが噛み合います。東京から電車で行く日帰り先と組み合わせて、連日で別方向へ出るという使い方もできます。
定番の銭洗弁財天と岩屋洞窟を外した理由
鎌倉の定番で、この行程に入れなかった場所が2つあります。銭洗弁財天宇賀福神社と、鎌倉ではなく江の島側の岩屋洞窟です。
銭洗弁財天は鎌倉駅から徒歩20〜25分、参拝は無料です。外したのは距離ではなく坂のせいで、源氏山方面は上りが続きます。往復で1時間近くを坂に使うことになり、そのぶんをどこかから削らなければなりません。報国寺の竹林と銭洗弁財天のどちらを取るかという選択になり、この行程では竹林を残しました。金運祈願を優先したい人は、報国寺と入れ替えてください。
江の島の岩屋洞窟と、その手前の中津宮・奥津宮も外れています。辺津宮から奥へ進むと往復で1時間ほど加算され、シーキャンドルの滞在か帰りの時刻のどちらかを削ることになるからです。島を奥まで歩きたいなら、鎌倉側を長谷の3か所だけに絞って、午後を全部江の島に充てる組み方のほうが素直です。
島の奥へ進むと、エスカーの意味も変わります。エスカーは上りだけの3区間で、辺津宮・中津宮の高さまでを運んでくれますが、そこから奥津宮と岩屋へは自分の足で下って登り返すことになります。帰りは全区間が階段です。往復1時間という見積もりは、この下りと登り返しを含めた数字だと考えてください。
鶴岡八幡宮の宝物殿も、この行程では開けていません。境内の参拝が無料で完結する一方、宝物殿は大人200円・小学生100円の別料金で、開館も9時から16時までと境内より短く、40分の滞在に収めるには足りないからです。刀剣や古文書をきちんと見たい人は、鶴岡八幡宮の滞在を1時間半に延ばして、そのぶん報国寺を落とす形にしてください。
もうひとつ、あじさいの時期だけは行程の考え方そのものが変わります。江ノ島電鉄は2026年5月に「鎌倉あじさい早起き計画」を告知し、「あじさいは 混まない時間が いちばん綺麗。」というコピーで、日中を避けた朝の来訪を提案しています。理由も明記されていて、混雑の分散と地域の負担軽減です。パンフレットは江ノ電の藤沢・江ノ島・長谷・鎌倉の4駅と小田急線の全駅で配られています。
注目したいのは、そのパンフレットが藤沢駅発の江ノ電を起点にした経路を紹介している点です。この行程は東京駅からJR横須賀線で鎌倉駅に入る「東から」の動線ですが、あじさいの時期だけは「西から」入る選択肢があります。藤沢から江ノ電に乗れば、いちばん混む鎌倉駅の改札を最初に通らずに済み、長谷までを空いている方向から詰められます。呼びかけが観光客に譲ってほしいという趣旨で出ていることも、押さえておく価値があります。鎌倉のあじさいは観光施設の展示ではなく、住宅地と生活路線のただ中にあります。
宿泊エリアの選び方
日帰りで回れる行程ですが、前泊か後泊を足すと1日の密度がかなり下がります。泊まる場所は、翌朝どちらから入るかで決めてください。
鎌倉駅周辺に泊まれば、朝いちで鶴岡八幡宮へ入れます。開門が6時なので、宿から歩いて行ける距離だと人のいない境内が使えます。藤沢・片瀬江ノ島側に泊まると、江ノ電に西から乗ることになり、あじさいの時期はこちらのほうが混雑を避けられます。横浜に泊まる選び方もあって、鎌倉へ出るのも東京へ戻るのも短く、宿の数と価格帯がいちばん広い。
価格は同じ日程でも動くので上の表には入れていません。空室と当日の価格はAgodaで鎌倉・藤沢周辺のホテルを探すと、駅からの距離と一緒に比べられます。横浜側で探すなら横浜の新規開業ホテルに開業年と立地をまとめてあります。
この旅行でかかる費用
前提: 大人2人・東京駅発着の日帰り。鎌倉市内の路線バス(報国寺への往復)は区間で運賃が変わるため総額から外し、食事も同じ理由で外します。並べたのは、日付が変わっても動きにくい公式料金だけです。
上表の料金はすべて 確認日 2026-09-20 時点の公式表示。
10,160円のうち4,160円がJRの往復です。鎌倉の中で使うのは6,000円で、その3分の1が江の島のセット券。鎌倉側の拝観料は3か所で2,200円しかかからず、鶴岡八幡宮・小町通り・御霊神社・仲見世・江島神社の参拝はすべて無料です。有料なのは寺の3つと展望灯台だけで、行程の骨は無料のスポットで組まれています。
ここで、のりおりくんが元を取れているかを検算します。この行程の実乗車は鎌倉→長谷200円、長谷→江ノ島260円、江ノ島→鎌倉260円の3回で、合計720円。券は800円なので80円の赤字です。黒字にするには、もう1駅どこかで降りればいい。長谷から鎌倉高校前が220円、鎌倉高校前から江ノ島が200円で、合計880円。差し引き80円の黒字になります。つまり、のりおりくんは「乗る券」ではなく「降りる券」です。降りる予定が無いなら買わないほうが安くつきます。
江の島側にも同じ構造があります。エスカー500円・コッキング苑500円・シーキャンドル800円を単品で積むと1,800円ですが、コッキング苑は17時までなら無料なので、日中に行く人の実額は1,300円。セット券は1,100円なので、200円だけ安い。17時をまたいで夜景まで見る人にとっては、セット券の差はもっと大きくなります。何時に島へ渡るかで、買うべき券が変わります。
この行程が向かないのは、6月のあじさい期に事前の手配をしないで来る人と、江の島の岩屋洞窟まで見たい人です。前者は長谷寺であじさい券を取っておくかどうかで待ち時間が変わり、後者は往復1時間が足りません。鎌倉市内のバス運賃を表から外しているので、報国寺へ往復する人はその分を別に見てください。歩けば片道30分、バスなら約12分です。
持ち物で効くのは3つだけです。歩きやすい靴、小銭、モバイルバッテリー。江の島は島全体が坂と階段で、報国寺の竹の庭も土の地面です。拝観料は窓口で現金を求められることがあり、報国寺の抹茶も同じ。江ノ電の時刻と地図を確かめ続けると電池が減ります。傘は季節によりますが、鎌倉は海が近いぶん天気が変わりやすく、折りたたみを入れておくと屋外中心のこの行程では効きます。
同じ「日帰りで1日を組む」型は、広島市内から宮島への日帰りが近い構造になっています。都心から出る日帰り全般の比較は東京5日間のモデルコースの中でも触れています。
出典: JR東日本/江ノ島電鉄/鶴岡八幡宮/報国寺/長谷寺/高徳院/江の島シーキャンドル・江の島サムエル・コッキング苑の各公式サイト / 確認日 2026-09-20 / 写真: 各キャプションに記載(すべて Wikimedia Commons) / アイキャッチ: Σ64/CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)








